ゲテ、「方向オンチ」を考察する | ゲテのブログ

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日々思いついたコトをいろいろ綴ってます

パート勤務をはじめて1週間が過ぎた


ゲテと同時に面接を受けた青年も採用されて

コンビで仕事をするようになった


いい奴だ


たびたび

このブログに登場すると思うので

仮に「ヤスダ君」と呼ぶことにします


そのヤスダ君

39歳、妻帯者だ

わけあって子供はいない


もう1年も無職だったのだそうだ


妻帯者で無職はつらいねぇ


今は実家で嫁さんと「居候」しているのだそうだ


さて

ゲテがヤスダ君を

ここで話題に取り上げるのは

それなりの理由があるのだ


彼、結構な「おもしろさん」なのだ


ゲテの言う「おもしろさん」とは

愉快な人ということではない


「変人さん」ってことだ


ヤスダ君

”ド”が付くほどの「方向オンチ」なのだ


面接を受ける日のこと

ゲテがハリケーン号で面接場所の会社近くに行くと

スーツ姿で手に紙を持ってキョロキョロしてる青年がいた

「あれ、あの子も面接か・・・」


事前に2人面接とは聞いていなかったので

怪訝に感じた


ゲテはのそのまま会社に入って

待っていると

4~5分してさっきの青年がやってきた


・・・ああ、やっぱりあの子だ


「道に迷ったんです」


そういってゲテの横に座った


電車で来たそうだ

駅から徒歩なのだが

迷ったんだって


ゲテの勤めている職場は

畑の真ん中で、結構大きい職場だ

鉄工所なので音もスゴイし

近くに寄ればすぐ気付くのだが


すぐ近くに来ていて

いや、と言うより見えていた筈なのだが

わからなかったらしい


・・・・


さらに

これは後で聞いた話だ


面接を終えて

「じゃ」って別れた


その後ヤスダ君

やってきた駅には戻れず


逆方向に行ってしまい

ひと駅向こうまで行ってしまったというのだ


「ええ!なんで?」ゲテもさすがに不思議に思った

「いや、右方向から来たので、帰りはそのまま左に行きました」だって


・・・・そりゃアンタ、帰れまへんで


右から来たのなら帰りも右でしょーが


・・・かなり破壊力のある「おもしろさん」だな


んで

そんなんだから

初出勤の日も迷ったそうだ


道を尋ねた人にクルマで

近くまで乗っけてもらったんだって


・・・いや、こりゃヒドイ


かなり重度の「方向オンチ」だ




ゲテのかーちゃんも方向オンチだ

うちのかーちゃんは「思い込み」が強いので

あんまり人の話を聞かない


「地下街に入ると分からなくなる」というのだ


いやいや

地下街ほど案内表示が豊富なのだ

「××へは○番出口へ」なんて

そこかしこに、いっぱい書いてある


見ていないのだ


要は注意力の話



以前

TVか雑誌で見たのだが

ある大学の教授が人間の方向感覚の研究で

初めての場所に

「方向オンチではない人」グループと

「方向オンチの人」のグループで

行ってもらうという実験をされた


その後

各人に聞き取り調査を行い

「何を見たか?」との質問をした


方向オンチじゃない人は

「踏み切りを渡った」

「○○銀行があった」

「左折可の交差点があった」

などなど

ちゃんと「目印」になるものを記憶していた


逆に

方向オンチの人は

「カワイイ服を着た人がいた」

「以前バイトしていた引越屋のトラックを見た」

「おばあちゃんと孫の散歩を見た」

などなど

およそ目印にならないものばかり記憶していたという


なんか

わかるわ、それ


方向オンチの人って

おしゃべりばっかりして

まわり見てないんよ


注意して何かを見るって

苦手なんだろうな



・・・ヤスダ君、以後よろしく


じゃまた