ゲテ
本日また映画見てきました
「ヒアアフター」
もうね
感動しました
ちょっと泣きましたよ
これみよがしに泣かせる展開が
あるのではなく
ちゃんとしたドラマでした
物語に涙した
クリント・イーストウッド監督
マット・デイモン主演
霊能者が
臨死体験した女性や
兄を亡くした少年との交流を描く
幼い頃に病気をして以降
「あの世」の人と交信出来るようになった青年
一時はその能力で「霊能者」として活躍したが
根が真面目な青年、イヤ気がさして廃業し
今は工場で働く身だ
たまに兄が連れてきた人を嫌々見る程度
生活を充実させようと、料理教室に通う
そこで、女性と知り合い意気投合
いい雰囲気になっていたのだが
女性に元霊能者だと知られる
女性、是非自分も見て欲しいと懇願する
断り切れず渋々霊視する
が、そこで彼女の悲しい過去を暴いてしまうのだ
それ以降、料理教室に彼女は来なくなってしまう
一方、フランスの人気TV女性キャスターが
リゾート地で津波に襲われ溺死する
が、奇跡的に蘇生する
その時に臨死体験をする
ロンドン
双子の男の子兄弟
母親は薬物中毒で
生活に困窮してる
福祉局から目を付けられ
監視されている状態
ある日、母親のお使いで薬局に行くことに
弟がいいつけられたのだが
「宿題を済ませていない」とバレて
代わって兄が行くことに
が、兄は交通事故で亡くなる
母親に生活力が無いことを知った福祉局によって
弟は里親の元に
この3つのバラバラの物語が同時に
進行して
最終的にひとつに集約されてゆく
「死」をテーマにした物語
だが、非常にやさしい語り口でつづられる
やさしい、やさしい映画だ
わざとらしい展開で「泣かせる」のではない
見ていて自然に目に涙が溜まっているのだ
ラスト近く
元霊能者が弟の霊視をする
自分の代わりに事故でなくなった兄に謝りたい
との申し出だった
もう、切なくてねぇ
自然に目に涙がたまってたよ
ここで結末を書いてしまってもいいぐらい
物語自体に仕掛けはない
ひとつひとつのエピソードがしっかりしていて
それが積み重なり
層の厚い物語になっている
ほんと、いい本を一冊読んだ感じだ
映画は、人それぞれ好みがあるから
あまり人に勧めたりしないのだが
この映画はいいですよ
ぜひ
じゃまた