はい、今日は書き物関係やってます(;^_^A

 

この時期になるとカーケアに関する質問相談が多くなります。

 

とある相談者さんから・・・・・・・

ダブルアクションポリッシャーのブレーキリングを取り外す、ベアリングを交換するとトルクUPみたいな動画があるらしく、拝見させてもらったんですが(;^_^A

 

 

古いものであれば3年前くらいから最近まで(;^_^A

内容的には皆同じなんですが・・・・・・驚いたのは、プロまでもがそんなこと言っている始末で(;^_^A

 

 

ハッキリ言ってしまうとブレーキリングを取り外したりベアリング交換でトルクがUP、研磨力が上がるってことはないです。

単に抵抗が無くなった分、回転数が規定よりも上がって暴走状態ということです。

 

車と同じで回転数が上がった=トルクUPにはなりません(;^_^A

 

車に例えると、車輪のベアリングを交換したからトルクUPしますか?

そもそも、ブレーキリングの役割とダブルアクションの構造を分かってますか?という話なんですよ。

 

 

 

トルクが必要なのであれば、シングルポリッシャー又はルペスとかの機種を使うべきでして・・・

仕上げ重視のトルクをワザと落としている機種にトルクを求めること自体がおかしなお話で(;^_^A

 

 

アレコレ言うとキリがないのですが・・・

 

ダブルアクションでポリッシャーを押し込むと止まるのが嫌、すぐ止まる・・押し込んで研磨する物ではなくて走らせる感じで使うものでして止まるってのは使い手の加減の問題で過研磨になるからブレーキリングがそれを防止してくれる訳です。

 

また、モーターの回転に対してオービット運動をするのがダブルアクションです。

 

 

ブレーキリングってのは車の足回りで言うショックの役割もあってブレーキリングがないと回転&オービット運動の暴れを抑える役割もありますから、ブレーキリングを取り外すとベアリングフランジ及びベアリング、回転軸、モーターを支えるベアリングなども負担が多くなって焼き付いたり破損、下手をすると電気火災を発生させてしまいますよ(;^_^A

 

またブレーキリングを取り外すと気密も失われ集塵機能が失われるので単なるデットウエイトでしかなくなります。

 

良いことなんて全然ありません。

 

どうしてもトルクを上げたいって事であれば、トルク重視のモーターの交換及びメカニカル的な改造が必要になります。

 

 

こういう安全を前提としない安易な改造は改造とは言いません。