今回、栃木県宇都宮市の企業様のご依頼で車のガラスチューニング施工の講習の講師を勤めさせていただきました。
今回の企業様は、自動車ガラスの交換や特殊なガラスなどを取り扱っているプロ集団の企業様でした。
車両のガラス交換、リペア技術が高い企業様で講習中も何台も車が持ち込まれており大変お忙しい状況でした。
栃木県内でのガラスのトラブルにおいて心強いお店です。
ちなみに代車もお客様に気持ちよく使っていただけるように日常の手入れは勿論のこと、定期的に新車に入れ替えているそうです。
今回、この企業様で施工開発した技術を必要とされたのは大変光栄なことです。
まず、ガラス研磨においてCMP方式というものは一般的に目にすることはないです。
また、それらを車に応用する技術を持つのは現在自分と沖縄に3名と今回受講した企業様しかいません。
CMP方式は、主に光学ガラスやレンズ製造における精度レベルでの方式ですので一般的には知られていないというのが現状でした。
それらの技術を施工研究してカーケアや食器のグラスに応用しているので、当然表面品質というものは桁違いに違います。
こちらの写真は、新品ガラスに交換した車両の写真です。
新品ガラスでは空の青みが少ない感じがしますが、これは新品ガラスにも表面に細かな凸凹が存在していて、それが光を乱反射しているので白っぽく見えてしまいます。
勿論、新品ガラスの製品としての基準はクリアしております。
(新品ガラスでも製造時の研磨工程はないのですが、その工程がないままこの製造精度と言うのは、実はすごい製造技術なのです)
こちらの写真は、現在使用されているガラスチューニング施工を施した車両です。
あくまでも携帯カメラ品質の写真ですが、雲の映り込みから見る透明度や艶光沢など新品と比べて同等以上の仕上がりになります。
ガラスチューニング施工をした使用中の車両のガラスは青みが掛かってますが、これはガラス表面の凸凹をフラットにしたことから凸凹除去によって乱反射が無くなったからです。
ここでの差は、新品ガラスと使用中の車両のガラスという部分です。
一台一台状況の違う車両のガラスを施工するというのにも技術が必要となります。
ガラスの性能が新品以上になると考える人は少数というのも現実ですが・・・・製造工程にはない工程を施すので新品にはない性能というものが得られます。