西武 000 000 000 0
中日 000 001 01X 2
(西) ●十亀(5回2/3㌄)、武隈(1回1/3㌄)、岡本篤-炭谷
(中) ○若松(6㌄)、H高橋聡(1/3㌄)、H又吉(2/3㌄)、H田島(1㌄)、S福谷(1㌄)-杉山
【西武】
(中) 秋山 4-0 .346 空三振、一ゴロ、四球、左飛、二ゴロ
(左) 栗山 4-1 .254 空三振、遊ゴロ、四球、左中2、空三振
(二) 浅村 4-1 .321 投ゴロ、中安、左飛、四球、二ゴロ
(三) 中村 3-0 .260 四球、空三振、死球、空三振、空三振
(一) メヒア 1-0 .211 四球、中飛、空三振、死球
走一 脇谷 0-0 .350
(右) 森 3-0 .280 空三振、二ゴロ、四球、空三振
(捕) 炭谷 3-2 .214 右安、右安、投犠打、見三振
(投) 十亀 3-0 .000 見三振、見三振、一ゴロ
投 武隈 0-0 - -
打 セラテリ 1-1 .278 左安、
投 岡本篤 0-0 - -
(遊) 渡辺 4-0 .172 二飛、左飛、空三振、見三振
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31-5 .258
【中日】
(中) 大島 3-1 .296 二ゴロ、中安、四球、三ゴロ
(二) 亀澤 2-0 .297 左飛、四球、左飛
打二 荒木 1-0 .256 遊ゴロ
(一) 森野 4-2 .417 中安、空三振、左2、空三振
(三) ルナ 3-1 .354 中安、四球、見三振、中飛
(左) 和田 4-2 .286 捕邪飛、三ゴ併、左安、中安、
走左 工藤 0-0 .000
(遊) エルナンデス 3-1 .284 空三振、中飛、四球、右安、
(右) 藤井 3-1 .234 左飛、二安、中犠飛(打点1)、左飛
(捕) 杉山 2-1 .235 投ゴロ、投犠打、中安、
(投) 若松 2-0 .000 空三振、空三振
打 小笠原 1-0 .393 見三振
投 高橋聡 0-0 - -
投 又吉 0-0 - -
投 田島 0-0 - -
投 福谷 0-0 .000
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28-9 .267
◇暴投 若松(3回) ◇失策 杉山(3回) 森(8回) ◇牽制死 大島(3回) ◇走塁死 エルナンデス(8回)
本拠地のナゴヤドームにパ・リーグ3位の西武を迎えての3連戦の初戦は、ドラゴンズが今季5度目の完封勝ち!
連敗を2で止めて借金を3に減らして、敗れた阪神と入れ替わり3位に浮上しました。
4月26日の広島戦(マツダ)以来の先発となった若松が6回を投げて6四死球と苦しみながらも3安打無失点に抑える好投で念願のプロ初勝利。
プロ入り3年目、20歳の若武者が嬉しい1勝目を手に入れて、チームに明るい光を照らしました。
初回はいきなり連続三振を奪うなど3者凡退で片付けて上々の立ち上がりを見せた若松は、2回に1死満塁のピンチを招くも、ピッチャーの十亀を見逃し三振、渡辺をセカンドフライに打ち取って無失点。
3回と4回も2死から安打を許しながらも後続を断つと、5回には3つの四死球で2死満塁の大ピンチを作ってしまうも、メヒアがボール球を振ってくれて空振り三振。
最大のピンチを切り抜けた若松は6回の2死三塁という場面も渡辺を空振り三振に仕留めて、6回を130球という熱投でマウンドを降りました。
初回以外は毎回ランナーを背負いながらも粘り強い投球で要所を締めて、得点を与えなかった若松。
福岡の祐誠高校からドラフト7位でドラゴンズに入団して、高卒3年目で大輪の花を咲かせようとしています。
6四死球というのは制球難というよりも慎重になりすぎてのものですが、先頭打者を3度も四球で出塁させながらよく無失点で抑えられました。
追い込んでからのチェンジアップは一級品だし、真っすぐと同じ腕の振りで投げることによって打者はタイミングを外されてしまいます。
お立ち台では、目に涙を浮かべながら自身をプロに導いてくれて去年の2月に57歳の若さで亡くなった渡辺麿史さんへの感謝の気持ちを表した若松。
ドラフト指名前は無名の存在でプロの世界に入るとは本人も思っていなかったはずだし、天国の渡辺さんも喜んでくれているでしょうね。
防御率は1.69という安定した数字を残しているし、このまま先発ローテーションに定着してドラゴンズのエースを目指してもらいたいです。
7回から登板した高橋聡は先頭の秋山をレフトフライに打ち取るも、栗山に左中間への二塁打を許したところで交代。
代わった3番手の又吉はその後2死満塁までピンチを広げながらも森を空振り三振に仕留めて、今季12ホールド(14HP)目をマーク。
8回から4番手でマウンドに上がった田島は1安打無失点に抑えて、今季7ホールド(10HP)目。
2点リードの最終回は福谷が3者凡退で締めて、リーグ5位の今季11セーブ目を挙げました。
浅尾も右肩の張りで出場選手登録を抹消されてブルペンの台所事情は苦しいですが、このメンバーでやりくりするしかありません。
打線は両チーム無得点で迎えた6回裏に1死満塁から藤井のセンターへの犠牲フライで均衡が破れました。
浅いセンターフライで犠牲フライになるのか微妙な当たりでしたが、藤井にとっては何とか最低限の仕事ができました。
5回にもセカンドへの内野安打で出塁するも、打率は.234というやや物足りない数字だし、豊橋での活躍をナゴヤドームでも見せてもらいたいです。
軽症のナニータと平田はもうすぐ戻ってくるし、それまでにもう一仕事しておきたいところです。
8回には1死一塁からエルナンデスのライト前ヒットを森が後逸して、その間に代走の工藤が生還して2点目を追加したし、この1点が勝利を決定づけました。
そして、開幕3戦目で送球を右手親指を骨折して戦線を離脱していた森野が1軍に登録されて「3番・ファースト」で即スタメン出場。
いきなり第1打席でセンター前ヒットで出塁すると、6回にもレフトフェンス直撃の二塁打を放って藤井の犠牲フライで先制のホームを踏みました。
復帰初戦で4打数2安打とチームの勝利に貢献したし、改めて大きな存在感を示した森野。
不在の間は高橋周と福田がスタメン出場していましたが、まだまだ今の時点では森野には及びません。
好調のルナも3打数1安打で14試合連続安打として、セ・リーグの首位打者をキープしました。
2試合ぶりのスタメンとなった和田も4打数2安打で今季初のマルチ安打を記録して、通算2000本安打まであと9本と加速。
いよいよカウントダウンが始まったし、できれば交流戦の残り11試合で達成しておきたいところです。
本拠地6連戦の初戦を白星で飾ったし、6月も白星スタートで球団通算5000勝まであと2勝。
節目の白星は本拠地の方が良いし、17勝11敗と相性の良いナゴヤドームで球団史を塗り替える瞬間が見られる可能性が高まりました。
3日の予告先発投手はドラゴンズが山井、ライオンズが野上と発表されています。
山井にとっては前回のソフトバンク戦で6回まで2安打無失点の好投も7回に逆転を許してしまったので、今度こそ1ヶ月ぶりの勝利を挙げたいところです。

