横浜スタジアムで行われたDeNAとの3連戦の初戦は、ドラゴンズが5-1で快勝!
8月2日からハマスタ4連勝で借金を13として、今季最後の6連戦は白星スタートを切りました。
ナイターで3位の広島も勝って5.5ゲーム差という厳しい状況は変わりませんが、ドラゴンズとしては一戦必勝で目の前の試合を全て勝つしかありません。
先発のカブレラが7回を投げて4安打1失点の好投で、今季6勝目(5勝)をマーク。
先週の同じカードで8回2失点も援護に恵まれず負け投手になっていましたが、キッチリとリベンジを果たしました。
初回、先頭の石川にファーストへの内野安打で出塁されると、松本の犠打でいきなりランナーを得点圏に背負ってのピッチングも、梶谷とブランコを連続三振に仕留めてピンチを脱出。
そこからは先週に続いての奪三振ショーが始まって、力でDeNA打線をねじ伏せました。
2点の援護をもらって、4回には連続三振で2死としてから四球2つとヒットで満塁のピンチを招くも、鶴岡をライトへのファールフライ。
6回には先頭の梶谷にライトフェンス直撃の二塁打を許すと、続くブランコのセカンドへのハーフライナーを捕球した森野がバックトスして悪送球となってしまい、ランナーが三塁に進塁して、中村の犠牲フライで1点を返されました。
それでも、7回裏は3者凡退に片付けて、自責点はゼロというほぼ完璧なピッチング。
19試合に先発して、6回3失点以内のいわゆるクオリティースタートの割合は11試合で.579という数字が残っています。
来季の残留が正式に決まって、気が緩むどころか引き締めて2年目のシーズンにつながるような内容でした。
2試合連続で2ケタ奪三振を記録して、同郷で相手の主砲でもあるブランコを3打席とも完全に抑え込んだのが見事でした。
来日当初はフリーパス状態で課題だったクイックも上達して、だいぶ成長したカブレラ。
不得意なバッティングは相変わらずで、3回にはバントを失敗してもったいないなとは思いますが、今季は肋骨の骨折が無ければもう少し勝てていたかもしれないので、来季も楽しみです。
打線は、3回表に堂上直のヒットと大島の四球で2死一、二塁とすると6試合ぶりに2番でスタメン出場した森野がレフトオーバーの2点タイムリー二塁打を放って、ドラゴンズが先制。
DeNA先発の井納に対して先週の対戦で3打数3安打と抜群の相性を誇っていた森野を2番で起用したのがピタリと的中して、今週の対戦でも3打数2安打。
森野はDeNA戦で46打数21安打で打率.457、この横浜スタジアムでは18打数8安打で.444と地元ではよく打ちます。
今季のドラゴンズは2番を任された選手が13人もいますが、その中ではクラークと並んで最も攻撃的なオーダーだし、得点力が上がります。
1点リードの最終回には、クラークの二塁打と和田の死球で無死一、二塁として平田のタイムリー、高橋周の2点タイムリー二塁打でドラゴンズ期待の若竜2人が勝利を決定付ける3点を奪いました。
平田の打席はどうしても追加点が欲しい場面だったから初球はバントでしたが、ファールになって2球目にヒッティングのサインに切り替えて強攻。
代走の吉川がホームを踏んで、リードを広げました。
前の回に3者凡退の大原がイニングをまたいでクラークのところまで続投しましたが、クラークは右投手よりも左投手の方が得意としているから、打たれてからではなく頭から右投手に代えるべきでしたね。
高橋周も今季11度目のマルチヒットを記録して、6試合連続安打と結果を残しています。
ビジターでは84打数27安打の.321と数字が格段に上がるので、ボールが見やすいんでしょうね。
1点リードの8回裏には2番手の浅尾が石川のヒット、松本の犠打、梶谷のヒットで1死一、三塁のピンチを招くもブランコをセカンドへのインフィールドフライ、中村をショートゴロに打ち取って1点のリードを守りきりました。
浅尾は17試合連続無失点で防御率を0.64としてリーグ4位の今季23ホールドポイントを記録しましたが、ピンチは作ってもホームにだけは返さないのはさすがとしか言いようがありませんね。
ドラゴンズは、ついに残り10試合となって3位の広島とは5.5ゲーム差で依然として厳しい状況ですが、もう勝ち続けるしかありません。
22日の予告先発投手はベイスターズが須田、ドラゴンズは先月21日の広島戦(ナゴヤドーム)以来1ヶ月ぶりの先発となる西川の両右腕と発表。
西川はDeNA戦、横浜スタジアム共に初めてのマウンドなのでアッと驚くようなピッチングに期待したいです。
これで今季の生観戦はひとまずおしまいですが、今季のドラゴンズはビジターでは33勝33敗の全くの五分だし、谷繁の2000本安打や山井のノーヒットノーランも生で観ることができて、個人的には良い思い出の方が多いんですよね。
それよりも先月、わざわざナゴヤドームまで行って一つしか勝てなかったのが悔しいし、ホームでの大苦戦が今季の低迷の原因です。
今季は公式戦は10試合しか観に行くことができませんでしたが、ビジターで4勝2敗、ホームで1勝3敗で合計5勝5敗という観戦成績でした。
年々、観戦試合数が減っているし、ドラゴンズに新しい監督が就任して強いチームに再生してくれたら、また球場にたくさん足を運びたいと思います!
