聡文が痛恨の逆転被弾、連日の逆転負けで竜4位転落 | 己の信念を貫く競馬予想

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巨人 000 203 400 9

中日 100 020 000 3


(巨) 杉内、福田、○青木、H高木京、マシソン、アコスタ-阿部、井野

(中) ●カブレラ、高橋聡、マドリガル、小熊、小林-谷繁、松井雅


本塁打

(巨) 中井3号3ラン、村田12号2ラン(マドリガル)、ロペス12号ソロ(マドリガル)




ナゴヤドームで行われた巨人との3連戦の2戦目は、二転三転のシーソーゲームをドラゴンズが落として完敗。

2試合連続の逆転負けで巨人に連敗を喫して、借金は再び11となりナイトゲームで勝ったDeNAと入れ替わり4位に転落してしまいました。


ドラゴンズの後半戦Bクラスは2001年8月22日以来12年ぶりの屈辱ですが、07年のシステム導入から6年続いているクライマックスシリーズ出場すらも黄信号が点滅しています。



2番手で投入した高橋聡文が痛恨の逆転3ランを被弾して、勝てる試合を落としてしまいました。


ドラゴンズ1点のリードに変わった6回表、カブレラが先頭の阿部にストレートの四球を与えてしまうと、村田はセカンドフライに打ち取るもロペスにライト前ヒットを許したところでピッチャーを高橋聡にスイッチ。


ボウカーは見逃しの三振に仕留めて2死一、二塁までこぎ着けるも、続く中井に対して2ボールとしてからの3球目のストレートがど真ん中に入ったところを狙われてしまいました。


真芯でとらえられた打球は左中間スタンド最深部に飛び込んで、ガックリと肩を落とした高橋聡。


8番打者の中井に対してタイムリーを打たれるならまだしも、逆転3ランという一番やってはいけないことをやってしまいました。


完全な失投だったし、カウントを不利にしてストライクを取りに行ったところを狙い打ちされてしまいましたね。


ボウカーを三振に仕留めたところでピッチャーを小熊に代えるという選択肢もありましたが、継投が上手くハマりませんでした。


7回には3番手のマドリガルが村田、ロペスに連続被弾して一気に4点を失ってしまい、試合が決まってしまいました。



左第11肋骨の骨折が癒えて6月5日のオリックス戦(ナゴヤドーム)以来1ヶ月半ぶりの先発となったカブレラは6回途中でピンチを招いて降板して、結局4失点で負け投手となり今季3敗目。


4回に4本の長短打を集中されて逆転されてしまいましたが、今の巨人打線は特に中軸が触れているからクリーンナップの3連打は仕方ないし、復帰戦にしてはよく投げてくれました。


カブレラ本人としてはせめて6回は投げ切りたかっただろうし、先頭の阿部に四球を与えてしまったのが反省点です。


この日、出場選手登録を抹消されたブラッドリーよりはボールに力があるし、角度のある球が投げられていたから、次回のピッチングにも期待が持てる内容でした。


課題のクイックも4回の坂本の盗塁は完全にモーションを盗まれていましたが、3回の長野は際どいタイミングだったし、少しずつ進歩しています。

2回には初めて送りバントも決めることができたし、細かいことができるようになれば自分を助けることができますからね。




打線は巨人先発の杉内から初回に2死ランナーなしからチャンスを作って平田のタイムリーで幸先よく先制するも、なかなか追加点が奪えませんでした。


5回にプロ野球タイ記録の5者連続四球で一時は逆転に成功するも、その後の1死満塁のチャンスで代わった高木京からクラークが初球を打ってショートフライ、谷繁が空振りの三振に倒れたのが敗因でしょうね。


前日は澤村が7四球、この日は杉内が突如ストライクが入らなくなって3者連続の四球と相手が勝手にチャンスをくれているのに、お人好しのドラゴンズ打線はそれに乗じて畳み掛けることができません。


5回の攻撃は1死から藤井が四球で出塁して、杉内がランナーを気にして牽制を繰り返す余りバッターに集中できなくなって四球を連発して降板。


代わった福田もストライクが入らずに2者連続の押し出しで、ドラゴンズは打席に立っているだけで何もしないで逆転に成功しました。


相手が勝手に自滅して崩れ落ちていくところだったのに、クラークの初球打ちはいただけないし、あの場面では最低でも外野フライは打って一気にリードを広げておきたかったところです。





おととし10月20日の広島戦(マツダ)以来2年ぶりのスタメン起用となった谷は、3打数1安打。


2回にセンターへフライを打ち上げてしまうも、これを長野が目測を誤ってラッキーな二塁打で今季初打席で初ヒットを記録しました。


ショートの守備では、7回に2死一塁から阿部のヒットでレフトの和田からの返球をジャンプして捕ることができずに亀井のホームインを許してしまい、無駄な失点を与えて8回の打席では代打を送られて交代。


井端は右足首を痛めて手術しなければならない可能性もあるので、ショートのポジションは堂上直、谷、高橋周、岩崎といったところが日替わりでスタメンを争うことになるでしょうが、まずはミスをしないで咲いてでも一日1本はヒットを打つことが大事なので、レギュラーを奪取するためにアピールが必要です。


この日、プロ入り初めてショートの守りに就いた高橋周は高校時代から経験のあるポジションだし、ファームでも慣れているからスタメンでも使えるでしょう。


ただ、問題はバッティングだし高橋周の魅力である豪快なバッティングは影を潜めています。


代打で登場してレフトフライに倒れましたが、今季はまだ13打数ノーヒットと結果が出ていません。


この日、出場選手登録されたばかりの福田は今季初打席でサードゴロ、同じく出場選手登録されたばかりの野本も途中からレフトの守備に就いて空振り三振に終わって、まだ今季ヒットが出ていない選手は現在ファーム調整中の堂上剛も含めてたくさんいます。


若手選手が伸び悩んでいるようではベテランばかりがスタメンに名前を連ねているこのチームに明るい未来はないし、新陳代謝が必要です。


9試合連続の1ケタ安打でチーム打率は広島と並んで12球団最低の.243と希望の光は見えてきませんが、ルナが戻ってくるまでは辛抱するしかありません。




28日の予告先発投手はドラゴンズが山井、巨人がナゴヤドームでは初先発となる菅野と発表されました。


ここで同一カード3連敗を喫してしまうと前回の巨人戦で3タテした意味が無くなってしまうので、何とか一矢を報いておきたいところです。


菅野には4月の初対戦の時にプロ初勝利を献上しているので、ルーキー相手に雪辱しましょう!