井端の2年ぶりのアーチで浅尾がプロ野球タイ記録の154HP、今季初の5連勝! | 己の信念を貫く競馬予想

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中日 201 210 000 6

阪神 200 200 000 4


(中) チェン、H小林正、○鈴木、H三瀬、H浅尾、S岩瀬-谷繁

(神) ●スタンリッジ、渡辺、福原、小嶋、福原-藤井彰


本塁打

(中) 井端1号ソロ(スタンリッジ)、ブランコ10号ソロ(福原)




両軍合わせて38人の選手を起用した総力戦をドラゴンズが制して、去年9月8日の阪神戦(スカイマーク)から15日の広島戦(マツダ)の6連勝以来、今季初となる5連勝!

あの時とちょうど同じ時期に待望の大型連勝が生まれましたが、今年も優勝争いが熱を帯びてきた中で猛チャージしてきましたね。


チームは貯金を7月9日以来、今季最多タイの5としたて阪神との対戦成績を10勝7敗2分けとしました。


この試合を勝利に導いた立役者は複数いますが、その中の一人は間違いなく井端でしょうね。

初回、いきなり両チームが2点を奪い合うという波乱含みの出だしを見せて、同点で迎えた3回表。


この回、先頭の井端がカウント3ボール1ストライクからの5球目、ど真ん中に入ったストレートを振り抜きました。

打った瞬間にバットを放り投げてホームランを確信すると、打球はレフトスタンドのポール際に吸い込まれて勝ち越しのソロホームラン。


井端自身にとっては2009年8月15日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)以来、約2年ぶりとなるアーチが飛び出しました。

フェアになるかファールになるのか微妙な当たりだったんですが、本人としては切れない手応えがあったんでしょうね。


去年、シーズン本塁打がゼロ本で連続ホームランは10年で途切れてしまったものの、まだまだ健在です。


流した涙一粒一粒が一生の宝物


第1打席では、球団記録をさらに更新する通算204つ目の犠打を成功させて、先制点のお膳立て。

そして第2打席は決勝ソロ、第3打席では大島のタイムリーで1点を追加した後の2死一、三塁というチャンスで回ってきました。


ピッチャーは2番手の渡辺に代わって、カウント1ボール2ストライクからサードへのゴロに打ち取られるも、これが大和の前でイレギュラー。

ラッキーなバウンドとなって大和がもたつく間に一塁を全速力で駆け抜けて、タイムリー内野安打となりました。


最終回にも藤原からレフト前ヒットを放って、7月18日の巨人戦(東京ドーム)以来となる今季3度目の猛打賞を記録。

4打数3安打2打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献して、9月の月間打率を.357としました。


この甲子園といえば、井端にとっては長男の巧くんが生まれたばかりの7月26日に打球が指を直撃して途中退場、その後1ヶ月もチームを離れなければならなくなってしまったという悪しき思い出の残る球場。

そんな中、今すぐにでも忘れたいような悪夢を払拭するかのようにバットで嫌な出来事を消し去りましたね。



打のヒーローは井端でしたが、投のヒーローはチェンの後に出てきた5人のリリーフピッチャー全員でしょう!

先発のチェンは前回の登板を回避したこともあって中12日を空けてのマウンドだったものの、大誤算。


請求が定まらずピッチャーのスタンリッジにストレートの四球を与えるなど、4回途中4失点でマウンドを降りました。

そこからは自慢のブルペン陣が出動して総動員になりましたが、まずは1点リードの4回裏に鳥谷を小林正が斬ってワンポイント成功。


3番手の鈴木は5回の1死一、二塁というピンチを切り抜けると6回も2死二塁という場面までこぎつけて、三瀬にスイッチ。

その三瀬も鳥谷を空振りの三振に切って取り、鈴木は4月17日の阪神戦(ナゴヤドーム)以来の今季2勝目を挙げて、甲子園では自身初白星。


そして、いつもよりも前倒しして7回からは4番手としてセットアッパーの浅尾がマウンドに上がりました。

先頭の新井貴には、一塁線を破られてライトの平田から返球されるも二塁ヘッドスライディングがセーフとなっていきなりのピンチ。


しかし、ここからマートンをショートゴロ、代打の柴田をレフトフライに打ち取って二塁ランナーを釘付けにすると、

林はストレートで空振りの三振。

自慢の快速球で阪神打線を一捻りして、当然のように8回のマウンドにも上がって浅尾はイニングをまたいで続投。


先頭の藤井彰を空振り三振に仕留めると、浅井をストレートの四球で歩かせるも平野、大和を連続三振。

結局、この回のアウトを全て三振で奪って、2点リードのまま勝利のバトンを守護神の岩瀬へ渡しました。


これで、浅尾は今季リーグトップの38ホールド(41HP)として通算154ホールドポイントは、ウィリアムス(元阪神)に並んでプロ野球タイ記録を達成!


今日は中1日で今季62試合目の登板、もうこの時期に差し掛かって疲れていないといったらウソになるでしょうが、2度も3ボールにしたり完璧なピッチングとはいきませんでした。

それでも140㌔を超える高速フォークを武器に、先頭打者の出塁を許しても得点される気配はありませんでしたね。


今月はもう6連戦が組まれていないということもあって2イニングというのは最初から頭にはあったと思いますが、それをしっかりとこなしてくれる浅尾が頼もしくて仕方ありません。

細い体では想像もできないぐらいあまりにもタフすぎて、アイアンアームどころか鋼の右腕ですね。


防御率も0.53となって、次の登板ではホールドポイントの日本新記録が生まれます。



最終回は岩瀬が2死一、二塁というピンチを招いてあわやという場面を演出してしまいましたが、最後は代打の俊介をセカンドゴロに片付けてゲームセット。

今季28セーブ目をマークして、前人未到の7年連続30セーブまではあと2と迫りました。


浅尾にしても岩瀬にしても、投げる度に新たな金字塔を打ち立てていくのだから、すごいという一言に尽きますね。



5回にはブランコが井端と同じようにレフトスタンドのポール際に打ち込んで、3年連続の2ケタ10号ホームラン。

相手が阪神ということも考えれば1点だけでは何が起こるか分からなかったので、この一発が最後まで効きましたね。


森野や谷繁、大島にもタイムリーが生まれて、相手の12本よりも少ない9安打で6点を奪ったのは効率的でした。

先発野手の中では4試合ぶりにスタメン復帰した和田にだけヒットが出なかったのが心配ですが、今はそれ以外の選手がカバーしていますね。




首位のヤクルトは7連勝して依然、5ゲーム差という状況は変わらないとはいえ、巨人と阪神を引き離して2位の座はガッチリキープ。

このままの状態を維持して、来週金曜日からのヤクルトとの直接対決に持ち込みたいところですね。


明日は山井と能見の先発が予想されていますが、ちょうど去年のこの季節に阪神戦初勝利を挙げています。

子供の頃から阪神ファンだったという山井に虎退治をしてもらって、優勝戦線から追いやってもらいましょう!