この前東京へ行った時に靖国神社でお参りしてきた。
最近はネットで特攻隊の映像を観ることが多く、それを観てて行こうと思った。
靖国へ行くのは5~6年ぶりくらいかなぁ。
そんなに愛国心が強いわけではないが、国のために命を捧げた英霊に対する感謝の気持ちはある。
数年おきに参拝するようにしている。
僕の祖父も戦争で招集されたけど、故郷へ帰ってこられたので祀られているわけではない。
参拝した後はよく靖国神社付属の博物館である遊就館へ行ってる。
展示物を数多く所有しており、映像や資料も豊富だ。
零式艦上戦闘機五二型
展示物は様々あるけれど、その中で一番心を打たれるのは遺書だ。
残される家族を思いながら書かれた言葉の数々を読んでいると泣かずにはいられない。
それは僕だけではなく、訪れた他の人達も同じようだ。
周囲からすすり泣く声が聞こえてきた…。
家に帰ってから遺書の選集を注文した。
僕もこうやってブログをやってるけれど、娯楽のために好きなことを書いてるだけ。
言葉に重みはなく軽薄そのものだと思う。
人の心をつかめるような思いのこもった文章を書けるようになりたいなって思った。
当時の家族の絆は今よりはるかに深かったようだ。
僕が何不自由なく暮らせてきたのも、両親や亡くなった祖父母のおかげだ。
なのに親孝行らしいことをあまりできていない…。
遺書を読んでると少し恥ずかしくなる。
明日が母の日だってこともあり、今日は母にプレゼントを買ってきた。
花屋さんで綺麗にラッピングしてもらった。
お菓子の詰め合わせも用意して今年はいつも以上に奮発した。
言葉では恥ずかしくて言えないが、感謝の思いが伝わればいいなと思う。
年をとるごとに他の人が喜んでくれることをしたいという思いが強くなる。
自分のことを喜ばせてもそんなに満足できないというか。
そういうもんなのかね。
特攻隊のような「国のために」って大きなことはできないけど、自分の周りから始めればいいんじゃないかなって思う。
身近な人達に、言葉もしくは行動で示すことができる。
それが広がっていけば日本社会がもっと良くなる気がする。
現在は平和な時代が続いているが、英霊が望んでいたような日本になっているだろうか。