帰って来ますよ。何がって？「少年極光都市」ですよ！昨年やむを得ず延期になってしまった、大好きな大好きな作品です。
一年間待っていてくださった皆様、本当にありがとうございます。
私白永歩美は今回出演のみならず演出補もさせていただきます。演出補といっても、演出修行というか、演出の海津さんのご好意もありほとんど私が演出をする場面もあったりするのです……。
本日のお稽古ではある転換場面の動きとイメージを伝えさせていただきました。高取作品はやはり時空も国も飛び越えますので、転換はとても重要です。責任重大でございます。
今回交錯するのは“ローマ建国神話”と“現代の闇”でございます。戯曲自体は一九八三年、月蝕歌劇団が出来る以前に高取英が書いた戯曲ですが、今この二○二一年の世界と重なることが沢山あります。一体どんな風に今この時と交錯するのか、どうかお愉しみに。
今回の劇中にも出てくる“パンドラの箱”。それが開く時、この世に絶望が蔓延したと言います。ですが、最後には希望が出て来たそうです。混沌とした現代社会ではありますが、最後には希望を見出せるような、そんな作品にしたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
月蝕歌劇団次回公演
第113回劇場本公演
「少年極光(オーロラ)都市」
2021年6月10日(木)〜14日(月)
於：劇的スペース・オメガ東京
その病院から出るには死体になるしかなかった……
ローマ建国神話のロムルスとレムスの物語から全ては始まる。
病んでいるのは世界のほうだった。
今、僕たちの眼前で現世は崩壊する！
詳細・チケット発売日、近日公開！