どこかの国の国王の話が出た時に、私が
(抑揚なしの関西弁で) 「王さんが・・・」と言うと、
友人は、「将棋みたいやわー。なんか威厳が減るし」と、
笑います。(将棋番組でも王将を「王さん」とは言わんやろけど)
でも、王さんやんねー。
(野球の名選手で現ソフトバンクの取締役ではありません)
ということで、(いつもの調子でボケをかます)
レンタルビデオ鑑賞ご報告2本目は、
昨年アカデミー賞を獲得した「英国王のスピーチ」です。
どれだけ感動する話かとか、そういうことは
あちこちで山ほど見聞きするので、ここはもう
感動話は控えさせていただくとして、
この映画を見て「そうだったのね」と思ったことがいくつか。
まず、この国王のお兄さん、エドワード8世は、
アメリカ人女性シンプソン夫人(バツ2のめっちゃ怪しい女)と
マスコミ的にいいように言えば「世紀の恋」をするのですが
この人の場合、国王だし、離婚歴のある人とは
結婚できないわけです。
でも、この兄は自分が何者であるかということよりも
自分自身のワガママを通し、この女性との結婚のために
王位を捨ててしまいます。で、順番でいくと
弟がこれを継がなきゃならなくなるわけです。
この映画の主人公である弟のジョージ6世は、
とても内気な人だし、その状況になることを
一番恐れていたそうです。
それもわかっていただろうに、この兄ってのは、
はっきり言って、「どーしよーもない奴」。
長い間、私、「世紀の恋」の飾られた話しか頭になかったので
人としてどうよ、みたいな男だったとはと目からウロコです。
そして、この中で主人公ジョージ6世の奥さん
(現エリザベス女王の母)が、とても可愛らしく描かれているのですが、
この方、2002年までご存命で、享年101歳。とっても長生きでした。
何でも、この映画の制作は、
「(夫が吃音で苦しんだ頃の)辛い思い出のことなので
自分がいなくなるまで作らないでほしい」と頼んでいたそうです。
(そういえばそんな話をどこかで聞いていたような・・・)
ただ、最初は多分観ないだろうと言われていた
現エリザベス女王もこの映画を観ており、感想は
とてもよかった、というものだったとか。
自分の父のことだから、私たちとは感じるところが
全く違うとは思いますが・・・
最後に、ウィンストン・チャーチル。
社会の教科書でも第二次大戦の項目では
でかでかと出てくるチャーチルさんですが、
映画の中ではなかなかいい人です。
この映画の中ではまだ首相になってませんが、
すでに内閣の要職に就いており、
国王が緊張のスピーチをすることになってマイクに向かう前に、
「私も若い頃は吃音でした。自分で努力して治したんですよ」
みたいなことを言うんですが、これがなかなか
よかったというか、「お、なかなかええ奴やったわけ?」
みたいに思わせました。
(本当にそんな会話があったかどうかは知らんけど)
あ、そうだ。
この映画の主要キャストは、英国人の役は英国人が演じているのですが
兄のエドワード8世を演じていたガイ・ピアースがイギリス人とは
知らなんだ。(アメリカ人だと思うてたのでございます)
日々学ぶことが多い (そこか!)

