今日は鏡開きの日 | 作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

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公募受賞する作品。売れる作品を量産できるプロ作家を養成しています。
誰でもすぐ使えるストーリーの教科書とレシピで3年でプロデビュー。ここではそんなストーリー構築の発想法を紹介。原則的に受講生対象。

好きなお餅料理は?

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鏡開きの鏡とは、丸い大きな餅を手鏡の丸い形になぞらえたもので、一斗樽の酒の上蓋を割るのを鏡開きというのと同じで、大きな丸い円を鏡に見立てたわけですね。

一説に宇宙の大きさを大きな餅で、その上を宇宙の中の星として崇める意図からなどということをまことしやかにいう人もいますが、それなら宇宙の中に星ひとつであるわけがありません。

餅入りうどんのことを力うどんというのは、力士は古来から豊作祈願の神事を行なう田の力、すなわち男という文字の語源でもあるわけですが、その神聖な稲作を奉じる代表として力士が存在したことから、力士を象(かたど)ったとも言われ、鏡の由来はいわゆる太鼓腹を鏡腹とも称したことからとも言われます。

本来、終わる、割れるをことばとして意味(忌み)嫌う習慣、たとえば数字の4は死、9は苦に通じる意味から、野球の背番号や、旅館の部屋番にあまりないのは、そこからともいわれます。

ということで、鏡割りは鏡開きというように変化したようですが、結婚式の披露宴などでお開きというのは、おしまいを忌み嫌ったのであれば、開くイコール終わるであり、私なら鏡開きではなく、鏡頂きあるいは鏡振る舞いといういいかたのほうが適切のようにも思います。

いわれ。
という伝承を掘り返してみるだけでも、ストーリー作りのきっかけになるものです。
塾生諸君は鏡開きにどんな着想でストーリーを開いていきますか?