MONZA版心に響くことわざ7「元の目的」 | 作家養成塾『遊房』の公式ブログ 「めざせ!公募小説新人賞」門座右京監修

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『元の木阿弥』というのは、手を加えた甲斐があって一旦良くなったものが、再び元のつまらない状態に戻ってしまうこと。折角(せっかく)の苦労や努力が無駄になることをいいます。

ネット上で拾いますと、戦国時代の武将筒井順昭が病死した時、死を隠すために、その子順慶が成人するまで、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせて外来者を欺き、順慶が成人するや順昭の喪を公表したために、木阿弥は再びもとの身分にもどったという故事からという。というのがあり、つまり黒澤明の影武者が、偽信玄から元の本人に戻ったという感じでしょうか。



つまりもとの木阿弥というのは、背伸びして偽っていた人間が、等身大に戻るということでしょうが、これを目的と置き換えると、いかにみなさんの意識がいい加減だったかがよくわかります。



入塾時、みなさんが何を考えて、何を目的に入塾したか、を考えてください、