本作は英語圏と非英語圏とで権利が分かれており、監督である米のロメロ編集版よりも、資金提供した伊のアルジェント監修版が多くの国で上映された。
どちらもロメロが最初に編集した「ラフカット版」が元になっており、3時間近い映像をそれぞれが切り詰めた為過不足が生じた。
ドラマ重視のロメロ版、アクション重視のアルジェント版などと呼ばれるが、どちらが優れているかなんて単純な比較にはならない。
更には127分にまとめ直す中間素材とも呼べる「ディレクターズカット版」の存在が、本作の魅力をより引き立たせる。
オープニングの映像に焼きこまれるクレジットにもいくつものバリエーションがあり、これまで入手したものの中から代表的ないくつかを紹介する。
それぞれ、一番最初の画面とタイトルを抜き出した。
127分版は「ディレクターズカット版」より短い為、削除された部分のクレジットがない。
その他、字体やスタッフ表示のタイミングは変わらない。
旧LD/DVD版での基本的なロゴ・パターン。タイトルは中央から下に降りる。
以降のクレジットの被る映像が米版とは一部違っている。
フランスで発売されたDVDでは、クレジットの表示タイミングは旧版と変わらないが字体が微妙に違う。
更に、タイトルが初めから下に固定されている。
近年発売の商品は、マスターを変更した時点でクレジットの焼き込み位置がずれた。
字体は同じだが、表示タイミングがすべて前倒しになっている。
ドイツ版はタイトル固定で、旧版と表示タイミングは同じでも全ての字体がドイツ語に変更されている。
日本版は最初の表記が他のどれとも違う。更に、伊版にも関わらず米版のクレジットが焼き込まれている。
ややこしいことに、以降のクレジットが被る映像は旧伊版と同一。
日本初公開当時はアルジェント版が公開された後で、イタリアのタイトルクレジットは「ZOMBI」だった。海外輸出用に、イタリアで作られたプリントだったのだろう。
これは映像ソフトとしては販売されず、かつてのTV放送を録画したビデオは最も貴重な資料といえる。独自に作成されたインチキ字幕こそカットされたが、惑星爆発の映像はリピート編集までされて存在するのだから!
初回テレビ放送時にはサブタイトルが付けられており、東京12チャンネルでのスーパーは赤だった。
再放送ではタイトル部分に日本語ロゴが被るだけとなる。
エンドクレジットについては、映像に被る米版にくらべて黒地にロールスーパーを流すだけの伊版はバリエーションが生じやすいと思われる。
赤い字体が流れるパターンもあるとの情報を聞いたが、僕自身が確認していない為、あくまで噂話の範疇であるということにとどめておく。











