試行錯誤をしていますか? | 悠々自適に綱渡り
野球部員の生徒を一人、教えています。

授業の合間、集中力がどうしてももたないとき、彼は部活のことや高校野球界のことをいろいろ教えてくれます。中でも、トレーニングやモティベーションアップのための方法は、私でもすぐに実践できそうな、有効なものばかりで、まるで私が学びに行っているような感じです。

・背筋を鍛えるためには、どんなトレーニングをしたらよいのか
・ベストコンディションで試合に臨むためには、朝何を食べたらよいのか

などを具体的に教えてくれます。英語や数学の知識が全く頭に入らない代わりに、こうした情報は毎日コツコツと蓄積されてゆくそうです。

中でも、素晴らしい!と思ったことは、モティベーションを上げるための方法です。先輩が調べ、まとめ上げた「モティベーションを上げるための10のコツ」とかいう箇条書きのノートを見せてくれました。

「勝ち負けではなく、目標を基準にして、成功したか失敗したかを見る」
「反省会では、悪かったことばかりを反省しない」
「うまくいった達成感をたくさん重ねる」

などなど。もちろん、野球のトレーニング用ノートなので、書いてある文言が意図していることは、私が感じたこととは違うのかもしれませんが、とりわけ、1番目の

「成功したか失敗したか」

という観点は、当り前の事ではありますが、とても新鮮でした。ひとつひとつの挑戦の結果を振り返り、もしも失敗だったならば、改善が必要な点を分析し、改善してゆく。そして、成功した部分は維持する、と。その繰り返しで、今日より明日がよくなってゆくに違いありません。

日々はうまくゆかないことの連続ですが、それを放っておくか、改善するかで、明日以降の自分はいかようにも化けるのではないかと思います。

あーいかん、御託を並べる暇があったら、部屋の掃除をせい。