「そう？私はヒツジを数えてるよ」
「あっ、ほんとに数えてる人がいるんだ。どうやって数えるの？」
「できるだけリアルに。アルプスの山を思い出すの」
「ふーん（んっ、「思い出す」？）。」
「一番多く数えても、200匹くらいかな」
「あっ、意外と少ないんだねぇ。でもゆっくり数えればそれなりに長いか」
「ときどき、ハイジも出てくるの」
「あっ、人間も数えるわけ？」
「ううん、ハイジは数えてる私を見てるの。ときどきヤギも出てくる」
「えっ、ヒツジのほかにヤギも数えるの？」
「ううん、ヤギも数えている私を見てるの。」
「ああ、そうなんだ。すごいなぁ、その習慣は10代から続けてるの？」
「ううん、ひとり暮らしするようになってから」
・・・いかん、眠くなってきた。
（写真：カブトエビ２日目。水槽に水道水を入れ、カルキを抜くために一日置く）
