(写真:先月部下からもらった義理チョコはウルトラマンでした。バルタン星人のように、社員も分身することで増やせればいいのに)
大手取引先の管理職の人が、社長や顧問と会うために会社にやってきて、私が勤める会社の翻訳部について、体制を本格的に整えてほしいという話をして帰りました。
実際には、本格的に整えるというよりは、人数が減って、層が薄くなった翻訳部を、以前のように戻してほしい、という話でした。
うちの会社も人件費の切り詰めを迫られていたり、良い人材を確保したいばかりに人選びに神経質になっていたりするところがあって、辛い状況なんです。以前にも書いたことがありますが、私のいる翻訳部もほとんど人がいなくて、年度末の3月ということもあり、私は毎晩11時まで残っている状態です。その後も納品を夜中にすることもあります。
しかし、そういうやり繰りは、クライアントから見れば、しょぼいわけで、やっぱり頼りないから、もっと確実な会社へと逃げてしまう恐れもあります。
今回、管理職の人が来てくれたこの会社は、もう何年も前からお付き合いのあるところなので、ただ見捨てるわけではなく、改善のチャンスをくれたわけです。また、それだけではなく、その会社がこれからぐっと案件を増やしていく計画があるため、しっかりした見積・手配・チェック・納品体制を整えてほしい、ということなのです。
この訪問に先立ち2か月ほど前に、その人のところを訪問して話をしたのですが、
「DANさん(仮名)だけではいくら頑張ってもうちの案件全部はとてもでないけれど回しきれないでしょう。なんでしたら、御社の社長に私から直談判してもいいですよ、人材増やすように」
と言われていたので、
「本当に言ってくれたんだ・・・」
と感謝しました。その人にとっては、私を助けようという考えはもちろんないでしょうが、私がただ「人が足りない」とわめくよりは、お得意様が「人を増やして下さい」と言った方が、上司が早く動きます。
「アシタ、コンディションをヨウイ、シテクダサイ。キュウジンダスカラ」
と上司に言われ、ハローワーク用の求人文言を今、作成しています。
「コンディション明日見てくれますか?」
と聞いたら、
「イヤ、ワタシハミルヒツヨウナイデスヨ。アナタガキメテクダサイ。アナタノハタラクヒトダカラ。TOEICナンテントカ、パソコンドレクライデキマストカ、ナンデモイイ。イチバンホシイノコンディションハナンデスカ?キメテクダサイ」
とのことで、私がすべての条件を決めます。うーん、逆にプレッシャーかかるんだよなー、こういうのは・・・
というわけで、これから4月までは、人事で頭がいっぱいです。