GHQの焚書 菊池寛の明治史 | “縄文の蘇り”&”ろくでもない世界”との決別

“縄文の蘇り”&”ろくでもない世界”との決別

第一ステップ:戦後の常識の徹底的な破壊(GHQの洗脳解除)
第二ステップ:弥生以降の常識の破壊(大陸思想の廃棄)
第三ステップ:奥底に眠っている縄文人DNAの起動

GHQによって焚書にされていて最近覆刻された

菊池寛の『大衆明治史(上下)』を読みました。

 

 

 

この本はあの菊池寛が、

 

廃藩置県で西郷が再出馬するところから

日露戦争勝利で終わる「明治」の時代を描いています。

 

さすが明治生まれの文豪の書いた歴史書で、

明治の臨場感が伝わってきました。

 

特に印象に残ったのが岩倉具視です。

岩倉具視というと腹黒い公家人という悪いイメージでしたが、

 

死の床でも渡欧していた伊藤博文と

憲法制定のことを気にかけていました。

 

日本のことを第一に考えていた人だったことがわかりました。

 

そして伊藤博文についても、良い印象はありませんでしたが、

真摯に対応し、実力もあったことを知りました。

 

見直しました。

 

 

ところで、この本をなぜGHQは焚書にしたのか?

明治の歴史物語など何の問題もないはずです。

 

でも、すぐにわかりました。

 

とは言え、その部分はわずか6ページ足らずで

全体の1%くらいしかなく、

 

意識していなければ気づくこともないかもしれません。

 

そこには、知られたくない

欧米諸国人の恥部と、

 

対照的な日本人の高潔さが

はっきりと描かれていました。

 

 

場面は日清戦争に敗れた中国の当時の清国で、

その6年後に起きた北清事変義和団の乱)です。

 

日本が日清戦争で獲得した遼東半島割譲に横やりを入れて

「三国干渉」をしたロシア・ドイツ・フランス、

 

そこに英国・アメリカも加わって、

 

『弱肉強食の列国の帝国主義は、これを期として

猛然とその牙をむき出して、

 

相次いで支那を脅迫して、

利権獲得に乗り出したのであった。

 

日清の役が終わってから数年の間に、

列強が支那から強奪した利権は、

 

主なものばかりでも三十一件もあり、

老大帝国支那は全身をずたずたに喰い虐まれ、

 

のた打ちまわっているという惨状を示した。』

 

(菊池寛著 ダイレクト出版刊 『[復刻版]大衆明治史(下)』初版27ページ) 

 

 

腐敗した清国政府はなすすべなく、

民衆の不満が募っていきました。

 

そんななか「義和団」という一種の宗教的な秘密結社が

「耶蘇教排斥・外人駆逐」を掲げて勢力を拡大していき、

 

暴動を起こし、とうとう北京の

各国公使館区域を包囲してしまいます。

 

自国公使館員を救出するために

欧州聯合軍が攻撃しても撃退され、

 

結局、日本が軍を派遣して暴徒を鎮圧して

北京を開城します。

 

日本軍は一目置かれることになりましたが、

日本のおかげで欧米各国の軍隊も

 

自国民保護に向かうことができました。

 

 

『その北京へ入城した各国の兵隊は、

そこで何をしたであろうか。

 

まず略奪であった。』

 

何とも、意表を突く行動です。

 

 

『「西洋の兵隊の分捕というものは、

話にもならぬ位ひどかったもので、

 

戦争は日本兵にやらせ、

自分達は分捕専門にかかった、

 

と云っても言い過ぎではなかった程でした」

と、下島民は語っているが、

 

中でもひどいのは仏蘭西の兵隊で、

分捕隊と云った組織立った隊をつくり、

 

現役の少佐が指揮して、

宮殿やら豪家から宝物を掠奪しては、

 

支那の戎克を雇って白河を下らせ、

そっくり太沽に停泊している仏蘭西の軍艦に運ばせたというが、

 

その品数だけでも莫大な量だったという。』

 

(同上40ページ)

 

 

さすが、文化大国フランス!

美術品収集に対する情熱には目をみはるものがあります。

 

将兵で息の合った手慣れたシステムができていたようです。

 

(日本文化を一番理解してくれているのが

フランス人だと思われ、フランスには親近感があり、

あまり悪く言いたくないのですが、事実は事実です)

 

 

『独逸兵は天文台から有名な地球儀を剥ぎとって行き、

これが後にベルリンの博物館に並べられて、

 

大分問題を起こしている。

 

有名な万寿山など、日本兵は北京占領後、

手廻しよく駆けつけて保護しようとしたが、

 

この時にはもう素早い仏蘭西兵が入っていて、

黄金製の釣鐘など姿を消しているのである。

 

後に日本軍が撤退すると、

今度はロシア兵が入ってその宝物を掠劫し、

 

英軍は更にその後に入って、大規模に荷造りをして

本国へ送るという始末である。』

 

(同上40ページ)

 

 

どうもこれが欧米軍隊の伝統のようです。

兵隊はそれだけを楽しみに戦闘に臨んでいるのでしょうか。

 

国としても、「戦利品掠奪」

当然の権利と見なしていたようです。

 

軍隊の持つひとつの重要な

「任務」だったのかもしれません。

 

 

掠奪だけならまだしも、

婦人に対する暴行は言語道断です。

 

『通州入城後、仏蘭西の警備区域で

支那の婦人達が籠城したという女劇場へ行ってみると、

 

そこは一面の女の屍体の山であったという。

 

しかも若い婦人に対して、一人残らず行われた行為は、

人間業とも思えぬものがあったと語っている。』

 

(同上41ページ)

 

強姦したあと皆殺しにしてしまう。

人間が抱える残虐性の闇は深いです。

 

これが自称「文明国」軍隊の実像です。

 

戦争という異常な状況であったとは言え、

というか異常事態であるからこそ、

 

その正体が露わになるのでしょう。

文明の皮を被った「野蛮人」です。

 

 

「通州」という場所は、のちに南京陥落の途中で日本人婦女子がおおぜい虐殺された痛ましい事件が発生し、当時の日本人に深刻な衝撃を与えましたが、その「呪い」のようなものがこの時に生じていたのかもしれません。「通州」は特別に重苦しい印象を与えます)

 

 

『それにつけても、日本軍の軍紀厳正、

清廉だったことは、

 

勇敢であったことより幾倍も誇っていいと思う。

 

それには軍当局の処置がよかったことで、

兵隊は背嚢検査を受けて、

 

いやしくも文明国の軍隊としての名誉を失墜せざることに、

細心の注意が払われたのであった。』

 

(同上41ページ)

 

 

GHQがこの本を焚書処分にするのも「当然」ですね。

 

こんなものが一般の目に触れたら、

東京裁判なんぞ出来たものではありません。

 

そして、「南京大虐殺」などというでっち上げを

声高に叫ぶこともできません。

 

こういう行為をする輩のことを日本人は、

「恥知らず」と呼びます。

 

 

これらの事実を知っている人が裁判を見たら

何と言うでしょう?

 

この野蛮人どもが「日本人を裁く」だと?

ちゃんちゃらおかしいわい!!!

 

 

日本人の品性の高さ、それが

他国との比較で鮮明に浮かび上がります。

 

 

この本が広く読まれるようになって、

 

日本人がGHQの洗脳から目を覚まし、

戦後の呪縛をかなぐり捨ててほしいものです。

 

 

 

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『“縄文の蘇り”連続講座第3回』を追加開催します。

 

テーマは「世界を操る”闇の勢力”の歴史と実像

ユダヤ人の役割」です。

 

“闇の勢力”こそは世界の問題の根幹だと認識していますが、

その実態を掴んだという実感があります。

 

日本でここまで到達した人は

なかなかいないのではないかと自負しております。

 

今回はロシア・ウクライナ紛争についても考察します。

これからの人類の進路を考えるうえで

 

避けて通れない最重要テーマです。

 

開催日:①2022年4月10日(日)

      ②2022年4月16日(土) 

開催時刻:13:30~16:00 

開催方法:ZOOMにて

参加費:無料 

定員:各回8名様