日本人の使命 ①日本人の本心 | “縄文の蘇り”&”ろくでもない世界”との決別

“縄文の蘇り”&”ろくでもない世界”との決別

第一ステップ:戦後の常識の徹底的な破壊(GHQの洗脳解除)
第二ステップ:弥生以降の常識の破壊(大陸思想の廃棄)
第三ステップ:奥底に眠っている縄文人DNAの起動

前回の「日本人の成り立ちと軌跡」の最後に、

次のようにまとめました。

 

『40,000年前からの原日本人が第一層で、

 

4,500年前ごろ以降の渡来人が第二層、

 

3,000年前ごろ以降の渡来人第二波が第三層。

 

(国立遺伝学研究所 斎藤成也教授の分析です)

 

この混血の結果が現代の日本人であり、

競争と戦いの世界で先進国の一員ではあるが、

 

他国とはどこか異質で、

 

病んでいます。』 

 

 

この3つの層のなかで、日本人の

“アイデンティティ”と言えるのはどの層か?

 

当然、3万年以上の間に培った

原日本人の第一層でしょう。

 

「他国とはどこか異質」なのは、

この層があるからです。

 

3.11大震災のときに、略奪などは起きずに

整然と秩序を保って世界を驚かせました。

 

 

ところが、遺伝子のDNA解析によると、

この第一層にあたる“縄文人DNA”の割合は

 

せいぜい2割程度しかありません。

 

渡来人との混血で獲得した“弥生人DNA”

8割と圧倒的です。

 

地層でいうと、第一層の上に次々と土砂が堆積していき、

はるか奥底に生き埋めにされている状態です。

 

少数派であり、下に押し込められていますから、

現実生活での行動を決める主体ではありません。

 

行動の主体は“弥生人DNA”です。

 

そして、“縄文人DNA”は弥生人のものとは

真逆と言っていいほどに違っていますので、

 

主導権を握られている状態に対して不本意であり、

奥深くでくすぶることになります。

 

表層意識と深層意識が

乖離しているとも言えそうです。

 

これが今の、日本人のこころの

実態なのではないでしょうか。

 

(山梨県釈迦堂遺跡で発掘された土偶)

 

 

ここで、Oka In Deepの『縄文人と現代の日本人の食生活が

ほぼ同じであることが科学的に判明』というブログ記事での、

 

岡さんの言葉が思い浮かびました。

この記事は題名のとおりで、

 

日本人は政治などを扱う表層意識では

弥生人として行動していてたとしても、

 

食べることなど生存にかかわる本能的なことについては、

断固として、今もなお縄文人として行動しているということです。

 

 

 

『1万年前に、日本人の食生活は(日本人のための食餌として)

完成していたのかもしれません。

 

おそらく、この「ずっと続いている」という部分は、

日本人の根幹の精神性にふれる部分なのだとも思いますが、

 

それはどういう精神性かといいますと、「日本人は、本当は

縄文時代から離れたくなかった」という精神性です。』

 

 

日本人の根幹にあるのは、

 

「日本人は、本当は縄文時代から

離れたくなかった」という精神性 

 

この一文にいたく共感しました。

 

縄文人は喜んで渡来人を受け入れたのでしょうか?

喜んで混血していったのでしょうか?

 

私はそうは思いません。

 

不本意ながら、いやいやながら、

受け入れたのだと思います。

 

強制されて、有無を言わさずに

混血させられたのだと思います。

 

そうやって二千年、三千年と、

運命を甘受して生きてきたのだと思います。

 

“生きる”ためにはそうするしかなかったのです。

 

競争と戦いの世界では、滅ぼされないためには、

競争と戦いの世界を受け入れて、

 

その技術を磨いていくしかありません。

 

かつての戦いのない世の中は

過ぎ去ってしまったのです。

 

環境が変化してしまったら、

その環境に合わせていくしかありません。

 

弱肉強食の世界では、強くなければ

生き残っていけません。

 

本心では平和がなによりと思っていても、

戦いに負けるわけにはいきません。

 

環境が元に戻らない限り、不本意でも、

競争を続けるしかありません。

 

 

百年でも長い時間です。

 

それが、千年、二千年と続いたら、

それは定着するでしょう。

 

そして、それが当たり前になり、

表面上は自分たちの先祖のことも、

 

自分たちの本当のこころも忘れてしまいます。

 

意識にはのぼらない、こころの奥底には

まったく別の理想を抱いて。

 

 

こうやって、表と裏が乖離している日本人が

完成しました。

 

先進国の一員でありながら、

やっぱりどこか異質な日本人。

 

世界の人びとから称賛されながらも、

幸福を感じられない日本人。

 

(敗戦と占領の後遺症も大きいでしょうが)

 

 

しかし、日本人の中にある

「本当は縄文時代から離れたくなかった」という“縄文人DNA”は、

 

少数派で押し込められているとはいえ、

一番下の根本にある日本人の基盤であり、

 

日本人を日本人たらしめているものですから、

失われることはなく、

 

絶対に譲れないものであり、

主張し続けるでしょう。

 

そして、機会があれば

反撃に出てくるでしょう。

 

そのチャンスを活かしたのが、

“江戸時代という縄文の巻き返し“だったのです。

 

そして一時的ながらも、主導権を

取り戻したのです。

 

第二の“巻き返し“はいつになるのか?