-* 「言葉」は心をつくり、人を生かす *-
今日もエックハルト・トールの言葉を
取り上げます。
『思考を「本当の自分」とみなしていると、
レッテル、決めつけなどの「曇りガラス」
を通して世界を眺めます。
すると、すべてのものが歪んで見えるため、
万物と真の関係が
築けなくなってしまうのです。
「別々の衣をまとっている」
という見かけのレベルを超えた
「自分はすべてと一つである」
という根本的な事実をすっかり
「忘れて」しまっているのです。
この事実を「信じている」人は
大勢いるでしょう。
でも、これを当たり前のことだと
「知っている」人はわずかです。
信じることも慰めにはなるでしょうが、
知っていなければ心の底から
自由にはなれません。』
(~エックハルト・トール著 徳間書店刊
『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』より~)
目に見える物理世界では、
人は別々の個人という存在ですが、
霊的にはすべてとつながっていて、
「自分はすべてと一つである」
というのが真実のようですが、
私もまだ「そうらしい」と考えるだけで、
当たり前のことだと「知っている」
わけではありません。
「知っている」となった時が
「悟った」ということなのでしょう。
昨日の
「アブラハムが生まれる前に私はいる」
と語ったイエスの境地ですね。
本当の世界がどうなっているのか
の参考意見を聞いて理解を深め、
瞑想によってもそれに近づく。
そして悟って、それと一体化する。
そのうえで、「すべての根源」である
「大いなる存在」から
自分に割り当てられた
「無限のエネルギー」を
現実世界で思う存分に発揮する。
これが人間の生きる意味
なのではないかと考えています。
とんでもなく突拍子もないもの、
異常じゃないかというほどの
変わったこと、
であればあるほど、
個性的であればあるほど
生まれてきた甲斐があった
自分の役割を果たした
ということも言えるのでは
ないでしょうか。