-* 「言葉」は心をつくり、人を生かす *-
昨日は、「価値は自分の外にある」
という認識が、諸悪の根源である
という話をしました。
それについて著者が具体的に
述べているところをご紹介します。
『人々は毎日、
外の世界で体験することを
写真に撮ってから、
この写真を自分の中に
焼きつけています。
しかし、本当はこの過程は
まったく逆であるべきです。
私たちは望ましい絵をまず
心の中に画き、それを自動的に
まわりの外の世界に焼きつける
力と能力を持っています。
これは実に簡単なことなのです。
これができるようになれば
あなたはマスターです。』
「価値は自分の外にある」
と思っていると、
外の世界で体験することを
写真に撮ってから、
この写真を自分の中に
焼きつけることになります。
もっぱら受け取るだけです。
主体は外です。
これでは外の世界に
埋没してしまいます。
そうではなく、
望ましい絵をまず心の中に画き、
それをまわりの外の世界に焼きつける
べきであり、その
力と能力を持っている
と言っています。
『「内なる心」はあなたの存在における
プラスの極で、
「外なる心」はマイナスの極なのです。
通常、プラスの力が支配し、
マイナスの力が仕える役をしています。
しかし人間においては、
これが逆になっています。
すなわち、「外なる心」が世界を見ており、
争い、競争、障害、不可能というような
状況を報告します。
それは、「外なる心」に対して、
確固たる指示がないために、
目標もなくさまよっているからです。
無目的にさまよい、
何から何まで受け取ってしまうのです。』
「内なる心」は、本当はプラスの極
なのに、プラスとしての働きをしていないので、
マイナスに仕えてしまっている。
それを解消するためには、
『もし、確固たる目標が
心の中でしっかりとイメージされ、
描かれていれば、
「外なる心」に確固たる行動規範を
与えることによって、
瞬時に正道へ引き戻します。
すなわち、あなたは特別の努力をしなくても、
「内なる心」のプラスの力が
自動的に発揮されるようになるのです。
そして、自動的にプラスの条件や人々を
確実にあなたのもとに引き寄せます。
まるで磁石が鉄の小玉を
引きつけるようなものです。』
(~ジョン・マクドナルド著 飛鳥新社刊
『運命の貴族となるために』より~)
確固たる目標が
心の中でしっかりとイメージされ、
描かれていれば、
「内なる心」のプラスの力が
自動的に発揮されるようになるのです。
と言っています。
ここでも、”確固たる目標”
という言葉が出てきました。
目標の有無が、重要だとする記事を書きましたが、
望ましい絵をまず心の中に画き、
それをまわりの外の世界に焼きつける