外国人観光客が減っていることとか | シジンの日記

シジンの日記

つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしことを、だらだらと書かせていただいてます。

福島の原発事故で外国人観光客が減っているという。
これは当然のことだと思う。
確かに東京も京都も北海道も福島からは遠く離れている。
でも、一般的な日本人が北京と上海がどのくらい離れているか知っているだろうか?
ボストンとニューヨークの間距離がどのくらいあるか知っているだろうか?
ロンドンとパリの間の距離は?
福岡とソウルの間は?
沖縄と上海は?

世界地図ではすぐ隣にある。

外国の地理の具体的な数字を知っていて、さらに距離が実感できる人は少ないだろうと思う。
だから一般的な外国人が福島=東北=京都や東京のすぐ隣、と思っても仕方がないと思う。
日本は小さな国なのだから。

それにしても買い控えや旅行をしないでいるのは、ただ気分が乗らないからであって、別に自粛しているわけではないのに、政府マスコミは、自粛をやめよう、とうるさい。
みんなが出かけないのは、旅行に出ているうちに大きな余震が来て家が倒壊したらどうしよう、とか、つい考えていしまうからだと思う。
ちょっと出かけているうちに大きな余震が来て家に帰れなくなったらどうしよう、とか考えてしまうからだと思う。
地震の日の帰宅難民のイメージは多くの人の心にとても大きい傷跡を残したでしょう。
それに計画停電の暗闇の夜が不安の輪を大きくしてしまった。
さらには原発事故で目には見えない放射性物質の放散が起きてしまった。(政府の情報が正しければ簡単には被曝しないと思いますが)
政府東電は放射性物質で汚染された水を海に投棄してしまった。
どこにどれだけの放射性物質があるかわからない。(政府はリアルタイムでは情報提供をしていないし)
(「官邸の指示で出さなかった」 警戒区域4カ所で毎時100マイクロシーベルト超(産経))

不安。

だから別にみんなが行動を慎んでいるわけではない。
ただ不安で出かけたくないだけなのだと思う。

同じことは外国人観光客についてもいえると思う。
誰が好んで高いお金をかけて、事故原発がある(具体的な場所はよくわからない)、数時間も暗闇の夜を過ごさなくてはならないかもしれない国に出かけようと思うだろう。
買い物だったら通販でもできるしその方が安いのだから。
日本人がまだ不安なままなのに、外国人旅行客が不安に思わないわけがない。
(観光庁長官、観光客誘致へ韓国で安全性アピール(読売))

みんな別に自粛しているわけではない。
ただ不安なだけ。

政府、マスコミは自粛と言う言葉の意味をきちんとわかってから使ってほしい。
きちんとしたコメンテータの人は言葉の意味が不明なのでときどき混乱しているし。

地震後の経済活動が小さくなったままの状態に文句があるのなら、それは購買者に対してではなくて、頻発する地震と計画停電と、国民の抱える不安をケアできずに放置したままの政府に言うべきだろうと思う。
--
シジン