原子力発電所の事故。
またまた行政の欠点が出ているようで、困ったものです。
臨機応変の対応ができていない。
マニュアル通りのことしかしない。
せっかく、あちこちから支援活動のロボットなどが到着しているのにきちんと運用できていないそうだ。
(PCサイトへのリンク)
そりゃ、マニュアルでは東京電力の職員が作業することになっているかもしれないけれど、そんなことが今の状況でできるわけがない。
操作に慣れたプロに任せるべきで、せっかく待機してくれているのだから彼らに任せるべきだ。
行政も東京電力に対してそのように指導しなくてはいけないと思う。
この作業の遅れで放射能汚染がさらに拡大すれば被害を受けるのは地元の人を中心とする国民で、責任を取るべきなのは行政、東京電力ということになる。
きっとそれがわかっているから勇気をもって臨機応変な指示の出せるリーダーが出てこないのだろう。
責任を持って行動できる、指示を出せるリーダーの不在。
ところが驚くべきことに東京電力では線量計を持たせないで作業をさせていたという。
これは全く信じられない事態で、人の命をどのように考えているのだろう?
現場の人間は使い捨てとでも考えているのだろうか?
線量計なら被災地以外からかき集めてくればいい。
東海村にも東京にも使っていない線量計などたくさんあるだろうに。
(PCサイトへのリンク1)
(PCサイトへのリンク2)
こんなところで臨機応変な運用をしてどうするのだろう?
指示を出した人間には放射線に関する知識が不足していたのだろうか? (まさかそんなことはないとは思うけど)
つい先日、重篤なベータ線火傷の事故を起こしたばかりだというのに。
普通の感覚なら慎重に慎重を重ねるべき場面のはずなのだけど。
現場レベルでの暴走が始まっている。
どこもかしこも明らかなリーダー不足。
当然、全体を俯瞰して見て事態を見極め行動の方向を決めて現場を束ね、自分の責任で行動できるリーダーなんているわけがない。
もちろんどこでもリーダーシップが全く発揮されていないようだ。
緊急事態ではしっかりしたリーダーの有無が事態の収束に大きく貢献する。
今回の事故ではどこにもリーダーがいない。
だから、この東京電力の人事は責任を押し付けて首を切るための布石に思える。
なんと言っても敵前逃亡したままの東電の社長ですから。
もし行政や東京電力がこの社長の首を切ることで被災者への補償をうやむやにしようということを考えているのなら、それは誰からも許されるものではない。
原子力発電所の炉心溶融の責任は、原発は安全だと標榜し続けてきた政府と東京電力にある。
(PCサイトへのリンク)
上の混乱で妙な指示が出されることがあっても現場だけはがんばっていると思う。
ところが、上の方ではただただ責任逃れ、責任のなすりあいだけを行っているように思える。
やはり戦線を遠く離れた後方では戦争をしているという自覚は生まれないらしい。
# 戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。そして最高意志決定の場では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けている時は特にそうだ。(パトレイバー2)
与党でも野党でも東京電力でもどこでも、きちんと責任を持って判断、行動のできるリーダーがよいリーダーだと思う。
そんなリーダーに早く表に舞台に出てきて欲しい。
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シジン