ワイン大学定例会の記念すべき第400回もこちらのお店で開催、その時の模様はこちら 、2018年の秋の事だった。コロナ禍で何度か休会したものの無事5年以上の月日が流れた。

第460回定例会はカウンターと奥のテーブル席まですべて満席、賑やかな宴と相成った。

先ずは先八寸、大納言をあしらった水無月羹に生海胆と陸蓮根があしらいに、山葵が添えられる。鯖の小袖寿司磯辺巻、玉蜀黍のすり流しにポレンタ枸杞の実があしらわれ、新丸十の蜂蜜煮と枝豆、鯛煮凝りと穴玉胡瓜巻きという構成

煮物椀の登場 「椀物」などという不適切な表現を用いる料理評論家を見かけるが日本料理の柱である「煮物椀」と襟を正してもらいたい

所謂牡丹鱧に椀妻は新蓮根糝薯、黄韮と鞘隠元があしらい、吸い口は枌柚子

お向こうは鱧の落としと天然本マグロのカマ下そして大きな障泥烏賊

どれもが最高級

本日の特選素材美山川の天然鮎である。今の時期なのに極めてデカいが頭から尻尾まで食べられる。もちろん美味この上なし

鯛白子のポン酢と白海老の唐揚げ

焚き合わせは甘鯛の微塵粉揚げに万願寺唐辛子と賀茂茄子に霙餡が掛かり茗荷の千切り天盛

自家製の香の物

甘い玉蜀黍が入ったとのことで

最初は玉蜀黍ご飯

大粒の浅蜊たっぷりの浅蜊ご飯

留椀も添えられお代わり自由

さくらんぼにパッションフルーツとパイナップル

 

そのあとお得意のピスタチオプディングと紅茶マヌカハニーのアイスと盛りだくさんなデザート

ワインは飲み頃を迎えたシャンパーニュに熟成の極のボルドー2種類、貴重なドメーヌのブルゴーニュ・ルージュと新進気鋭の生産者のロワールのシュナン・ブランと5種類のワイン、お代わり自由のワイン大学定例会、来月は大阪玉造のフレンチで開催