大塔宮護良親王の熊野落に関しては各地域でさまざまな伝説が残されており、旧大塔村(五条市)や十津川村では各所に残る遺跡や古文書などが整備保存され「わが郷土こそ伝承の地」として後世に語り伝えようとする取り組みがなされている。
これに対し北山村は、親王伝説や地元豪族の竹原八郎、その甥の戸野兵衛など少なからず貴重な史蹟が残されているが一般にあまり紹介されていないのが残念に思う。
「温故知新」古きを尋ね新しきを知る。どこでも歴史民族資料館なるものが造られ、地域の伝統文化が育まれているが、この手の類は村の弱い部分であり残念に思う。(新しいもん好きの自分も同じであるが・・)
さて、旧大塔村には、竹原八郎の墓「五輪の塔」や戸野兵衛の旧家その一族の墓、さらに、親王の遺品など伝承地にふさわしい史蹟がある。また、十津川村には、親王の滞在した場所といわれる「黒木御所」や家臣の村上義光の武勇伝「腰抜田」や田岡八郎の討ち死にした「花折塚」などがあり熊野に潜入した親王の形跡が伺える。一方、北山村には何があるか・・・・つづく。



