京都の比叡山・延暦寺にいってきました。
道中は桜が満開で、とてもきれいでした。
延暦寺は、小学生のころ夏休みに一泊して
修行した場所でもあります。
「少年おてつぎ奉仕団」というのが、
僕が小学生のころには全国にありました。
(今もあるのかどうかはわかりませんが)
夏休みは毎朝、ラジオ体操が終わると、
近所のお寺へ行くことが日課で、
そこで小学生がほぼ全員30分間お経を読む。
小学5・6年生になると、2泊3日で京都知恩院と
延暦寺に修行に行くんです。
そこには、全国の小学生が参加して何百人の大所帯。
知恩院の廊下を雑巾がけしたり、説教を聞いたり、
座禅をしたりしました。もちろん、早寝早起きです。
延暦寺では「飲んではいけない井戸水」を飲んで腹痛を起こし、
大変な思いをしました。
やんちゃでした。
その当時からあったかどうか覚えていませんが、
延暦寺東塔の道端に「そなえよ、つねに」という石碑がありました。
こんな時期だからなのか、僕の心にとっても響きました。
何をするにも、やはり「そなえよ、つねに」は
基本中の基本です。
段取り八分(はちぶ)もそういうことを言っているのだろうし、
役者さんの舞台を見ても、けいこを積んで
本番にそなえたからこそ、すばらしい演技ができる。
(仲間由紀江の舞台もすばらしかったです)
「そなえよ、つねに」です。
ジョージ
No.578