幸福の使者? 帝国データバンク | GEORGE TIMES

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30代から40代の中小企業経営者のナビゲーター

先週、お客様から、
帝国データバンクの人が面談に来るから、
あなたも一緒にいてと言われて立ち会いました。

帝国データバンクとは民間の信用調査会社です。

どちらかと言うと、
倒産情報をいち早くリリースすることで知られています。

ただ、今回はある大手企業がクライアントさんと
取引するにあたって事前にどんな会社か知りたいということで、
わざわざお金を払って調べに来たということ。

過去に何度かこういうことも経験しているので、
まぁ別段緊張はしませんが、当の社長は緊張しまくりでした。

調査を依頼してきた会社もなんとなく検討がついていて、
こことの取引ができれば、会社は一気に成長軌道にのれる
ということらしい。

面談は、一定のフォーマットがあるので、
それに基づいて進んでいきます。
会社の概要、社長個人の情報、最近の経営状態、
過去の財務内容、主要取引銀行の借入情報などなどです。

一時間ぐらいで面談は終了しました。

「本当のところは何が知りたいの?」と
いきなり直球を投げてみました。

すると、相手が住宅メーカーなので、
最近は「企業舎弟の調査」が多いということ。

企業舎弟? いわゆるやくざ屋さんが会社を経営して、
そのお金を組に還流させていないかどうかの調査らしい。

「でも、その面談でそんなことはまったくわからないでしょ?」

「はい、わかりません。」

「でも、社長の話し方や、人柄のよさそうなところを見れば、
大丈夫そうってわかります。」

「・・・」


帝国データバンクは幸福の使者なんだろうか?


ジョージ

No.574