先週、お客様から、
帝国データバンクの人が面談に来るから、
あなたも一緒にいてと言われて立ち会いました。
帝国データバンクとは民間の信用調査会社です。
どちらかと言うと、
倒産情報をいち早くリリースすることで知られています。
ただ、今回はある大手企業がクライアントさんと
取引するにあたって事前にどんな会社か知りたいということで、
わざわざお金を払って調べに来たということ。
過去に何度かこういうことも経験しているので、
まぁ別段緊張はしませんが、当の社長は緊張しまくりでした。
調査を依頼してきた会社もなんとなく検討がついていて、
こことの取引ができれば、会社は一気に成長軌道にのれる
ということらしい。
面談は、一定のフォーマットがあるので、
それに基づいて進んでいきます。
会社の概要、社長個人の情報、最近の経営状態、
過去の財務内容、主要取引銀行の借入情報などなどです。
一時間ぐらいで面談は終了しました。
「本当のところは何が知りたいの?」と
いきなり直球を投げてみました。
すると、相手が住宅メーカーなので、
最近は「企業舎弟の調査」が多いということ。
企業舎弟? いわゆるやくざ屋さんが会社を経営して、
そのお金を組に還流させていないかどうかの調査らしい。
「でも、その面談でそんなことはまったくわからないでしょ?」
「はい、わかりません。」
「でも、社長の話し方や、人柄のよさそうなところを見れば、
大丈夫そうってわかります。」
「・・・」
帝国データバンクは幸福の使者なんだろうか?
ジョージ
No.574