やっぱり日本はお金あるなぁ | GEORGE TIMES

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30代から40代の中小企業経営者のナビゲーター

生命・損保険会社各社が、
今回の被災者に対して保険金を全額支払う
ということになった。

先週木曜日は、
その保険会社が保険金を支払うために、
ドル建ての金融商品を解約して円資産に代えるだろう
という思惑によって
ドルが売られて、円が買われたことから
史上最高値を更新しました。

その直後に与謝野金融担当大臣が、
日本は円資産だけでも十分支払う余力がある
と発言したことから
急激な円高は回避され、事態は沈静化しました。

通常、大規模災害が起きると、
保険金は一定の制限がかかり満額支給されないことがある
ということを昔勉強しました。

阪神大震災をはるかに上回る大災害ですが、
保険会社各社は全額支払うことを決定したというのは、
明らかに感情的なものだと思います。

つまり世論を意識しているということです。

保険会社は契約を取るときは一生懸命だけど、
支払いになると急に難しいことを言ってくる。

そんなことをしていると、
国内での契約は年々減少し続ける一方。

だから、いまこそ太っ腹のところを見せて、
次回からの契約時のセールスポイントにしたい
という各社の思惑があるに違いない。

ちなみに、
損保は1150億円までは損保各社が負担して、
それを超えたら国が相当額負担する。
ということは、私たちの税金が使われるということですね。


うーん、まぁ痛みを分かち合うという相互扶助の精神か。


ジョージ

No.560