この商店街の店をすべて、スイーツの店にする。
「えー、うちは金物屋だぞ。」
とりあえず、外野の話を無視して話はどんどん進む。
「いいか、金物屋も、中華料理屋も、かばんやも
すべてスイーツを売る。
お前らに作って売れとは言わない。
百貨店のデパ地下見て来い。スイーツの店がなんで
あんなにたくさんあるのにつぶれない?
商品は、全国のパティシエの卵たちにお願いして
作ってもらう。
そんでもって、スイーツ王子を各店舗に作る。
イケメンのアルバイトを採用するんだ。
地元のケーブルテレビに頼んで、大々的に宣伝する。
コンテストもやる。「スイーツ王子コンテスト。」
カフェもいいぞ、「コーヒープリンスか!」
これで、若い女の子やおばちゃんたちが集まるはずだ。
そして、次にSTG48を作る。
「なんかAKBみたいだな。」
「だからこそいいんだよ。」
「女の子が集まる場所には、必ず男が来るだろ。
ケーキや甘いものを食べたい奴はほんの一握り。
でも、お目当ての女の子に商品勧められたら、
たいていの男は買うだろ。」
「かわいいコスチューム着て、このSTGを案内したり、
イベントで一緒にゲームしたり、写真とったり。」
「AKBより人気出たりして。」金物屋がつぶやく。
「だんだん乗ってきたな・・・」と宗さんがにんまりする。
ジョージ
No.545