東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド。
最近は行く機会も減ったが、現場では今でも毎日
ものすごい数のゲストが訪れている。
オリエンタルランドに学ぶ「先を読む企画力」という
本を読みました。
ずばり、TDR(東京ディズニリゾート)
の企画はリピーターのためのもの。
それは、日本のこれからの人口構成を考えれば
容易に理解できる。
世界でも類をみないスピードで進む高齢社会。
そして少子化に伴う、人口減少社会になると予測されて
いる。
そうであれば、レジャー産業だけでなく、すべての
企業がとるべき戦略は、市場浸透戦略。
つまり、リピーターに何度も何度も買ってもらう
という状態をつくることが、企業が一番コストを
かけずに済む方法になる。
新規客の獲得コストは既存客の数十倍から数百倍とも
言われている。
資本力の無い会社では、そんなコストをかける余裕は
ないし、かけていたら会社がつぶれてしまう。
だからこそ、これからの企業がとるべきシナリオは
むやみに市場を拡大せず、今現在の顧客とのつながり
をどんどん深めていく。
先日の東京・大森のダイシン百貨店もまさに
そのシナリオで半径500メートルの中で、
圧倒的な高齢者客を獲得した。
TDRも結果的に8~9割というリピーターが
さらに何度も来てくれような企画を立てている。
顧客は飽きやすい。だから、しょっちゅうCMを打ち、
「新しいことをやっていますよ。」
「TDRは進化していますよ。」
と既存客にメッセージを発信しているのです。
ジョージ
NO.444