『 好きでやってますから~ 』 | GEORGE TIMES

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30代から40代の中小企業経営者のナビゲーター

お盆休み。ちょっと夜更かしをして
見たかったDVDを何本か見ました。

その一本が「なくもんか」。

阿部サダヲ演じる主人公が、いつも
言う言葉が「好きでやってますから~」

映画を見た人はわかるが、この主人公の
半生が、自己防衛本能としてこの言葉に
なっていました。

主人公は、商店街で大人気のハムカツ屋の2代目。

しかし、もともとそこの店の子供ではなく、
はちゃめちゃな父親に捨てられたも同然の
状態で、ハムカツ屋に居候する。

生きる本能として、その家の人に気に入られる
術を身につけ、成長するにつれ商店街の人々の
人気者になっていく。

しかし、人間には陰と陽が必ずある。

ある晩、疲れきった状態で一人どこかへ
出かけていく。

商店街で友人にすれ違ってもまるで別人のよう。

そして、その行き着いた先はなんと・・・


女性に向かって、罵声を浴びせかけて、キャーキャー
叫んでいる。

実態は見てのお楽しみにしておきます。

本編とはまったく関係ないところが妙に気になって
しまったのです。

普段ものすごく人当たりがいい人でも、
実は陰になる部分が必ずある。

喜怒哀楽は人間の特権。

笑ったカバを見たことありますか。

怒ったコアラはどうでしょう。

そんな表情を作れるのは感情があるから。
(ダーウィンは動物にも表情があると言っています)

好きでやってますから~は陰が極まったものでした。

笑える悲劇か、泣ける喜劇か。

おすすめです。


ジョージ


NO.428