21世紀の「柔らかな機械」、あるいはジャズ・ロックの終焉

 

 

 なんとも大袈裟な書き出しですが、特に意味はありません。英国プログレの老舗バンド、ソフト・マシーンの新譜(!)に関する雑文を書きます。

 ソフト・マシーンは、カンタベリー・ミュージックの人脈の中で1968年ファースト・アルバムから、1978年の「アライヴ・アンド・ウェル」で実質上の活動停止する(81年の「ランド・オブ・コケイン」はもはやジェンキンスのソロ作品)まで、ほぼ全作品でメンバー・チェンジを繰り返し、主なメンバーとして、ロバート・ワイアット、マイク・ラトリッジ、ケヴィン・エアーズ、ヒュー・ホッパー、エルトン・ディーン、ジョン・マーシャル、カール・ジェンキンス、ロイ・バビントン、アラン・ホールズワース、ジョン・エサリッジなどが出入りした。

 

 以降もそれぞれのメンバーがさまざまな組み合わせで、ソフト・ヒープ、ソフト・ヘッド、ソフト・ワークス、ソフト・マシーン・レガシーなどのバンド名で活動している。

 

 近年エサリッジ中心となってソフト・マシーンのバンド名が復活、2018年「ヒドゥン・ディテールズ」、2023年「アザー・ドアーズ」を発表。その後、再結成メンバーだったジョン・マーシャルが死亡、ロイ・バビントンも引退したが、今年(2026年)になって「13 (Thirteen)」をリリース。

 

 1975年の「収束」発表後に最後のオリジナル・メンバーのマイク・ラトリッジ(昨年死去)が脱退、そのあとに加入したエサリッジがソフト・マシーンの名前を引き継いでいることが、このバンドらしくて面白いと思う。

 

 最新作「13」から"The Longest Night"

 

 

 前作「未知への扉(Other Doors)」からセルフ・カバー"Penny Hitch"

 

 

それでは、また・・・