架空のジャズ喫茶オープンしました。
ジャズ喫茶オープンしました(名前はまだ無い)。おしゃべりは自由ですし、本棚にある本はご自由にお読みください。
いらっしゃいませ~
あっ、それは「ちくま日本文学016稲垣足穂」ですね。その中の「山ン本五郎左衛門只今仕る」読んでいたら、おや、泉鏡花「草迷宮」と同じようなところがあるぞって思い、調べてみたらどちらも平田篤胤が写し遺したものを元にしているということらしい。でも鏡花は美文調だし、足穂のはカタカナで読みにくいので、ちくま学芸文庫からでている「江戸奇談怪談集」(須永朝彦:編)に読みやすいあらすじがあるので、そちらが良いかと。それから水木しげるが稲生物怪録をマンガにしたものが「木槌の誘い」です。両方とも本棚のどこかにありますよ。
「江戸奇談怪談集」の話の続きですけど、この中には後の小説やマンガの元ネタが多くあって面白いですよ。例えば、澁澤龍彦の「うつろ舟」の元になった「うつろ舟の女」。杉浦日向子「百物語」の話に、「紅毛幻術」「天女降臨」がありますね。同じく、ちくま学芸文庫に「奇談異聞辞典」(柴田宵曲:編)の中の、「少女行方不明」「異形を見る」なども「百物語」にあったりしますよ。
ああ、誤解がないように言っておきますが、元ネタがあることは何も作品の価値を下げるものではないですよ。澁澤も杉浦さんも大好きな作家です。むしろ昔の面白い話を、読みやすく遺してくれたことに感謝してます。元ネタを探す作業も楽しいしね。
お客さん少ないので、店を閉めて自分だけで音楽を聴きます。
それでは、また・・・