「私たちは恋をしては罪になるの……。」
[人形の誕生]
作詞: 如月祐介
作詞日: 2018年5月30日 (水)
サークル: HAMSTERS
原作: 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.
作曲: ZUN
曲名: ルーネイトエルフ
サークル: 上海アリス幻樂団
公開日: 2025年7月26日 (土) ~ 2025年8月1日 (金)
メイリン「今週は如月祐介が東方紅魔郷の『ルーネイトエルフ』という曲に付けた『人形の誕生』という歌詞を公開するわよ。」
「彼が2018年4月30日に書いた歌詞で、『人形という隠語で語られる禁断の恋と、誰にも知られずに綴られる愛の誕生』を描いているの。」
「その創作の原点はドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのRPGゲームで、若かった頃は指輪物語を小説や映画で楽しんでいたんだって。」
「そのようなことを考えながら東方プロジェクトの音楽を聴いていたら、ふと人間とエルフによる禁断の恋の構想が浮かんできたのよ。」
「この歌詞を付けた曲はこちら……。」
原作: 東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.
作曲: ZUN
曲名: ルーネイトエルフ
サークル: 上海アリス幻樂団
メイリン「如月祐介はこの曲から叙情的なイメージを感じ、曲名が『ルーネイトエルフ』だから人間とエルフの恋を描こうと思ったみたいね。」
「ただそれだと歌詞の内容が人間とエルフに限定されてしまうから、人形に置き換えて対象を限定せずに感情移入しやすく配慮したの。」
「だから決して着せ替え人形で妄想して遊ぶ変なおじさんを描いたわけではなく、彼の知られざる怪しい趣味を描いたわけでもないのよ。」
「人形のイメージは人形作家の陽月さんが作ったものに近く、リアルで悲哀を帯びて罪の意識を感じさせる部分が気に入っているんだって。」
「彼は陽月さんの人形の写真集を持っていて大きな魅力を感じていたから、それで禁断の恋を人形に置き換えて描くという発想になったのかも……。」
メイリン「人形シリーズとは如月祐介の文学性が表れている歌詞で、人形などの様々な隠語を使用することで対象を限定せずに描いているの。」
「例えば紅い月というキーワードが何度も出てくるんだけど、これは言葉の裏側を解読しながら読むと意味を紐解けるようになっているのよ。」
「紅い月とは女性に見られる体の周期のことで、それが月の満ち欠けと一致しているから、禁断の恋を象徴する意味を持たせているというわけ。」
「禁断の恋とは感情移入しやすいように対象を限定しておらず、相手を設定して読めば想像力次第で様々な展開が浮かび上がってくる仕組みなの。」
「言葉の裏側の意味を考えながら読めば世界観が無限に広がり、皆さんが望んだ禁断の恋を如月祐介と一緒に具現化するような物語になるはずよ。」
メイリン「こうして如月祐介は東方紅魔郷の『ルーネイトエルフ』という曲に『人形の誕生』という歌詞を付けたの。」
「そこには紅い月の光に誓って禁断の恋を育み、誰にも言えずに苦しんで生き続け、悲劇的な運命を辿っていく女性の姿が描かれているわよ。」
「この歌詞は感情移入しやすいように対象を限定しておらず、皆さんの解釈次第で物語の内容が変わってくるから想像力が大きく関わってくるの。」
「どんな人を禁断の恋の相手にするかを楽しめる歌詞でもあって、知られざる願望を具現化するように読んだら現実世界に戻って来られなくなるわよ。」
「それでは歌詞の本編は日付が変わった0時に一般公開するから、YouTubeの動画を再生して歌詞を曲の旋律に合わせて読んでみてね。」
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