「僕らの体は女の子、心は男の子に生まれた……。」
作品名: トランスジェネレーション
曲名: 風神少女 ~ Short Version (東方花映塚版)、風神少女 (東方文花帖版)
公開日: 2025年2月15日 (土) ~ 2025年2月21日 (金)
メイリン「この作品は『性同一性障害で悩む人のための讃美歌』を描いた歌詞なの。」
「2017年12月30日に書かれた歌詞で、如月祐介が作詞を始めてから約1~2ヶ月後の作品よ。」
「彼にしては珍しく英語の題名なんだけど、歌詞の内容も性同一性障害で悩んでいる女性を描いているから異例というか妙に浮いているのよね。」
「そこで彼にインタビューをしたところ、何と自分で考えて作詞したわけではなく、音楽の旋律から聞こえてきた旋律をメモしただけだと判明したの。」
「この歌詞を付けた曲はこちら……。」
原作: 東方花映塚 ~ Phantasmagoria of Flower View
作曲 & 編曲: ZUN
曲名: 風神少女 ~ Short Version
『僕らは 女の子の体だ』
『僕らは 男の子の心だ』
「彼は音楽の旋律が言葉に聞こえる共感覚を持っていて、それは顕在意識では全く考えていない潜在意識で考えているイメージみたいね。」
「ただ変な内容だったから彼は本格的に頭がおかしくなったのかと疑ったくらいで、その声も男性役の女優が低音で発声している感じに聞こえたのよ。」
原作: 東方文花帖 ~ Shoot the Ballet
作曲 & 編曲: ZUN
曲名: 風神少女 (東方文花帖版)
「彼は特にそっち系ではないから性同一性障害のことが分からなかったんだけど、何故か潜在意識の方では本人の悩みを真剣に考えていたみたいね。」
「例えば演歌歌手の氷川きよしさんは男性でありながら女性の格好や化粧が好きで、子供の頃から肉体と心の性別に大きなギャップがあったらしいの。」
「これは本人にとって相当な苦痛を感じるもので、他人の誹謗中傷も受けやすいし、自己否定につながるから自殺してしまうことも多いのよ。」
「でも美輪明宏さんみたいに堂々と生きていくだけの精神的な強さを持つ必要があって、それが性同一性障害を克服することにつながると思うの。」
「そこには体は女性として生まれて心が男性であることの悩みが描かれていて、賑やかで楽しい曲と合わせると宝塚歌劇団っぽく聞こえるはずよ。」
「如月祐介は政治的に保守派だから既存の戸籍制度を廃止する同性婚には反対の立場だけど、それは決してLGBTの存在を否定しているわけじゃないの。」
「本人はLGBTでも両親は父親と母親なのだから既存の戸籍制度を尊重することが大切だし、廃止による破壊が幸せにつながるとは言えないはずよ。」