作品名: さようなら、元気で
曲名: 妖々跋扈 ~ Who done it!
公開日: 2024年7月27日 (土) ~ 2024年8月2日 (金)
メイリン「この作品は『若かった頃の知られざる苦悩と真実』を描いた歌詞なの。」
「2018年1月10日に書かれた歌詞で、如月祐介が作詞を始めてから約2~3ヶ月後の作品よ。」
「前作の『若かったあの頃』を完成させた彼は、東方妖々夢というシューティングゲームの音楽を聴きながらを若かった頃を振り返っていたの。」
「そしたら前作で歌詞を付けた『妖々跋扈』という曲の裏バージョンがあることに気づいて、同じ題材で続きのエピソードを書こうと思ったのよ。」
「この歌詞を付けた曲はこちら……。」
原作: 東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom
作曲 & 編曲: ZUN
曲名: 妖々跋扈 ~ Who done it!
「彼は若かった頃に職場の休憩室でM.Hという女性に口説いたと勘違いされて、セクハラをしたかのように誹謗中傷を浴びてしまったの。」
「その噂を聞いたY.Iという女性は彼のことを好きだっただけに、当時お付き合いしていた男性がいたにも関わらず激しく憎んできたのよ。」
「この事態を収束させるために彼はY.Iを呼び出して騒動の真相を話そうとしたんだけど、彼女は話の途中で出て行って内容を漏洩させてしまったの。」
「それも彼の悪口を言っていた男性たちが相手だったから、精神的に疲弊した彼はM.HとY.Iを蛇の生殺しの状態で放っておくことにしたのよ。」
「ただY.Iに対しては今でも非常に複雑な気持ちを抱いていて、自分を好きになってくれたことで騒動に巻き込んでしまったという自責の念が強いのよ。」
「彼がY.Iとお付き合いしなかったのは決して彼女に魅力がなかったのが理由ではなく、自分の孤独癖を捨てられなかったことが原因だったの。」
「これはY.Iだけではなく他の女性たちも同じで興味を持たれても何とも思わなかったから、彼の孤独癖は騒動で更に深まってしまったのよ。」
「あのときY.Iとお付き合いしていても彼には彼女を幸せにできなかったのは間違いなく、今まで誰にも言えずに人知れず苦しんできたということね。」
「そこには孤独癖を捨てられずにY.Iと距離を置いてしまった如月祐介の後悔と、全てが終わった後に彼女の幸せを願う姿が描かれているわよ。」
「あれからかなりの年月が過ぎてY.Iがどこで何をしているのか分からないけど、幸せに暮らしていてほしいと思っているんだって。」
「そこに彼の姿は必要なかったとしても……。」