作品名: 仕事帰りの約束
曲名: ティアオイエツォン (withered leaf)
公開日: 2024年6月15日 (土) ~ 2024年6月21日 (金)
メイリン「この作品は『仕事帰りに夜景を見る約束をしたカップル』を描いた歌詞なの。」
「2017年12月16日に書かれた歌詞で、如月祐介が作詞を始めてから約1~2ヶ月後の作品よ。」
「当時の彼は東方紅魔郷から東方妖々夢というシューティングゲームの音楽に移行したんだけど、全体的に曲の構成が複雑で作詞に苦戦していたの。」
「ただ現段階の作詞能力でも短い曲であれば歌詞を付けられると思ったから、東方妖々夢の中でも明るくてサラッとしたものを選んだのよ。」
「この歌詞を付けた曲はこちら……。」
原作: 東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom
作曲 & 編曲: ZUN
曲名: ティアオイエツォン (withered leaf)
「それは職場でもデートの待ち合わせの時間が気になって仕事が手につかない状態で、退勤の時間になると急いで会社を飛び出すの。」
「ところが駅に着いてギリギリで電車に駆け込み乗車したのに、乗り換えで遅延が発生しているから焦って相手に連絡しているのよ。」
「ようやく待ち合わせ場所に着いたときに相手は遅刻を責めるわけでもなく、優しく迎えてくれてホッとした気持ちになったという感じね。」
「そういうどこにでもあるような普通の恋愛を描こうと思って、即興的に思い浮かんだことをサラッと書いていったのよ。」
「彼は職場で興味を自分に持ってくれる女性が現れても、『早く帰りたい。』という不純な理由でお付き合いに発展させることを控えていたの。」
「それは彼が重度の孤独癖の持ち主でひとりでいることを好むタイプだったから、どんなに魅力的な女性が現れても心が動かなかったのよ。」
「その割には個性的で目立っていて男性たちに陰口を言われる立場でもあって、実際にお付き合いしていない女性のことで修羅場になるほどだったの。」
「このように何もしていないのに僻まれて女性問題が起きることが多かったから、孤独癖が強かった彼は独身で引きこもりのおっさんになったのよ。」
「そこには恋人たちがデートの約束をして待ち合わせ場所に行き、ふたりで夜景を眺めに行く姿が描かれているわよ。」
「映画のように誇張した幸せではなく、普通の幸せな恋愛を描けたというのは如月祐介にとっては初めての経験だったみたいね。」
「いつか彼も普通の幸せな恋愛ができるようになるといいけど、重度の孤独癖が改善されない限りは難しいと思うわ。」