「あの日、私たちは罪を背負った気がする……。」
作品名: 戦争と平和
曲名: 六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years
公開日: 2023年8月12日 (土) ~ 2022年8月18日 (金)
「終戦の日を迎えるにあたって、この記事では何故あんなに悲惨な戦争を日本が戦うことになったのか分かりやすく説明するわね。」
「戦前のアジアは日本とタイだけが独立国で、中国は分割統治状態、他の地域は全て欧米諸国に植民地支配されていたの。」
「白人は有色人種を人間だと思っていなかったから、先住民を家畜のように奴隷として扱っていたのよ。」
「それだけに日本にとって人種平等の世界を作ることは悲願であり、やがて有色人種が活躍できる大東亜共栄圏という構想を抱くようになったの。」
白人に銃で脅されるアジア人
「インドネシア人は近代国家の政治を行うことができず、近代的な軍事力を持つことが許されず、人間としての尊厳が全くない状態だったのよ。」
「この愚民化政策と貧困化政策の狙いは、インドネシア人が賢くなって強くなると、独立を志して軍事的脅威になってしまうのが理由ね。」
「特にインドネシアは石油などの天然資源がたくさんあったから、オランダはインドネシア人を強制労働させて搾取していたのよ。」
「そんなインドネシアには12世紀にジョヨボヨ王が残した不思議な予言があったの。」
[ジョヨボヨ王の予言]
「我が王国はどこからか現れる白い人々に何百年も支配されるだろう。」
「彼らは魔法の杖を持ち、離れた距離から人を殺すことができる。」
「しかしやがて北の方から黄色い人々が攻めてきて白い人々を追い出してくれる。」
「黄色い人々は我が王国を支配するが、それは短い期間で、トウモロコシの花が咲く前に去っていく……。」
マレー作戦 (1941年12月8日~1942年2月15日)
蘭印作戦 (1942年1月11日~1942年3月9日)
「そのときインドネシア人は北から黄色い人々が助けに来たと信じたのよ。」
「それまでインドネシア人は何度も武装蜂起したんだけど、近代的な軍事力を持つオランダ人には全く敵わなかったの。」
「ところが同じ有色人種の日本人が近代的な軍事力でオランダ軍を次々に撃破。」
「ジャワ島に上陸した日本軍は、わずか9日間でオランダ軍を降伏させてしまったのよ。」
「何故なら自分たちと同じように小柄なアジア人だったのだから……。」
「それなのにこれまで散々威張っていたオランダ人を簡単にやっつけたから、インドネシア人は白人が絶対的な存在ではないことが分かったみたいね。」
「そして日本人のように勉強して賢くなり、軍事訓練をして強くなれば、インドネシアは独立できるのではないかと希望を抱いたのよ。」
「こうしてインドネシア人は日本軍を救世主のように大歓迎してくれて、インドネシアの運命は独立に向けて動き始めたの。」
「ところが後に敗戦したことによって、今村均中将は連合国に戦犯として捕らわれてしまったの。」
「そして軍事裁判で死刑になりかかったとき、インドネシア人は今村均中将を助けるために擁護する発言をしたり武装蜂起する計画までしたのよ。」
「それによって多くの指揮官が死刑になった中で、今村均中将は禁固10年で済むことになったみたい。」
「ダグラス・マッカーサー元帥が真の武士道に触れた思いをしたという発言をするくらい、今村均中将は人望が厚かったのよ。」
「スカルノは後のインドネシア初代大統領でデヴィ夫人の旦那様になった人ね。」
「日本政府はインドネシアの近代化のために多額のインフラ投資を実施。」
「インドネシア人に政治を教え、軍事訓練をして、精神教育などを施してあげたの。」
「こうしてオランダ統治時代に劣悪だったインドネシアの生活環境は劇的に改善していったのよ。」
ジャワ郷土防衛義勇軍の歌
「日本軍は欧米諸国の再植民地化に備えて、相手がどんなに強大であっても絶対に独立を諦めない不屈の精神が必要だと教えたの。」
「だから動画のインドネシア人は、とても真剣な眼差しで勉強や軍事訓練をしているでしょ?」
「この郷土防衛義勇軍 (ペタ) が日本の敗戦後に、オランダ軍を相手にしたインドネシア独立戦争で主力として活躍することになるの。」
「インドネシア人は日本人のように賢くて強くなるために必死に努力したのよ。」
「戦時中はアジア人を南方特別留学生として日本に招いて勉強を教えていたの。」
「東條英機首相がアジアを侵略した悪人なら、アジア人がこんなに笑顔になるはずがないわね。」
「本当は東條英機首相は人望が厚い人で、誰よりも人種平等の世界を実現したいと思っていたのよ。」
「ただ戦後にアメリカが日本をナチスドイツと同じように裁こうとしたために、アドルフ・ヒトラーのような悪人扱いされるようになってしまったの。」
大東亜会議 (1943年11月5日~6日)
「日本は大東亜共栄圏という構想を掲げて大東亜戦争を戦っていたから、アジアに独立国を作るために各地域から代表者を呼んで独立を議論したのよ。」
「ただ欧米諸国は日本に勝利した後にアジアを再び植民地にしたかったから、大東亜会議は非常に都合の悪い出来事だったみたいね。」
「アメリカを中心とした連合国は、日本によるアジアの植民地支配から解放するという名目で、平和と自由と民主主義を掲げて反撃していったの。」
「だから戦後に大東亜会議はアジア侵略を正当化するための欺瞞だと烙印を押されて、日本の歴史教科書には掲載せずに隠滅してしまったのよ。」
「それを知ったスカルノはわずか2日後に、オランダの承認を得ずにインドネシアの独立を宣言。」
「このときの独立記念書には日付として『17/8/05』と書いてあるの。」
「実はこの『05』とは日本の皇紀2605年という意味なのよ。」
「一般的には西暦で『17/8/45』(1945年8月17日) と書くから、スカルノは皇紀を使うことによって日本に敬意を表したのかもしれないわね。」
インドネシア独立戦争 (1945年~1949年)
「ここに約4年5ヶ月にも及ぶオランダとのインドネシア独立戦争が勃発したのよ。」
「当初オランダ軍はインドネシアを簡単に占領できると思っていたみたい。」
「ところがインドネシア人が武器を持って勇敢に戦いを挑んでくるものだから驚いてしまったの。」
「日本統治時代を経てインドネシア人には、何者も恐れない日本精神が宿っていたのよ。」
「本当は日本兵の参戦と武器の譲渡は連合国に禁止されていたの。」
「でも日本軍は暴徒化したインドネシア人に武器を奪われたという名目で横流ししたみたいね。」
「郷土防衛義勇軍 (ペタ) は初めての実戦だったから、日本兵が前線で指揮してオランダ軍を相手に戦ったの。」
「日本はアジアの解放を掲げて大東亜戦争を戦っていたから、日本兵はインドネシアの独立のために命を捧げる覚悟だったのよ。」
「武器がなければ竹槍を使ってでも、オランダ軍に戦いを挑んでいったらしいわよ。」
「これは大東亜戦争末期に行われた沖縄戦に似ているところがあるわね。」
「沖縄戦では民間人の男性だけではなく、女性や子供に至るまで武器を持って戦ったの。」
「こうしてインドネシアは約80万人の死者を出しながらも念願の独立を達成したのよ。」
インドネシアが世界一の親日国である理由
「日本はインドネシアだけではなく、アジアの各地域においても同じような政策をしたのよ。」
「もちろん独立のための政策がうまくいかなかった地域もあるけど、だからと言ってアジア人に悪いことをたくさんしたわけではないと思うの。」
「日本は人種平等の世界を実現して、アジアに独立国を作るためにたくさん良いことをしたのよ。」
「だから日本が敗戦した後に、アジア人が一致団結して欧米諸国から独立を勝ち取ったの。」
「そうすれば日本は二度と欧米諸国の軍事的脅威にならないからね。」
「でも日本はとても大きな犠牲を払って敗戦したけど、大東亜共栄圏の理念である人種平等の世界を実現できたことは日本人の誇りだと思うの。」
「そうやって考えると、日本でオリンピックが開催されて世界各国からいろんな人種の選手が集まってきたことを感慨深く思えるはずよ。」
「もしかしたら靖国神社にいる英霊たちもオリンピックを観戦していたかもしれないわね。」