[第39作目 後付] 死神の幻影

「幻よ、消え去れ……。」

作品名: 死神の幻影

曲名: 夜が降りてくる    ～ Evening Star

公開日: 2023年7月29日 (土) ～ 2023年8月4日 (金)

メイリン「歌詞を付けた『夜が降りてくる    ～ Evening Star』について作曲したZUNさんの言葉を紹介するね。」

ZUN『八雲紫のテーマです。』

『この曲は、不気味さと気持ちよさを兼ね備えた紫らしい曲になっていると思っています。』

『それに西洋と東洋を混ぜずに、分離したまま一つの曲に纏める事が出来た、かなぁ。』

『紫の場合、和洋折衷じゃ駄目なんですよね。』

『分離したまま一つにしないと、肝心の境界がなくなってしまいますから。』

(出典: 東方萃夢想    Music Roomより)

ZUN『シューティング以外の曲と言うことで若干悩みつつも、いざ創ってみるといつも通り過ぎて何とも。』

『この曲はあの困った妖怪の八雲紫のテーマ曲です。』

『だから、曲にも境界を入れたくて、明らかに異なる二つのイメージで構成してみました。』

『その境界は前半は不気味に、後半を気持ちの良い感じにしたので、急に視界が開ける感じで気持ちが良く気に入ってます。』

『この曲を聴くと、急速に広がる視野と夕方の神社を幻視します。』

『聴けば東方の曲だとすぐに判る感じもするけど、どこかが他の曲と違う感じがする。』

『理論的な所ではなく、これは曲の幻覚成分に差があるのだと思う。』

『つまり、シューティングではないと意識した私の心が反映されているに違いない。』

(出典: 書籍文花帖    幻想の音覚より)

東方萃夢想    ～ Immaterial and Missing Power

メイリン「この後付では如月祐介に作詞の裏話を聞いていくね。」

如月「この曲は死神がニヤニヤしているような不気味さを感じたよ。」

メイリン「ZUNさんは気持ちよさを兼ね備えた曲だと言っているけど……。」

如月「どこが？」

メイリン「さぁ……。」

如月「ただ不気味にしか聞こえないよね。」

メイリン「神社もへったくれもないわね。」

如月「それに主旋律の語尾がぐでんぐでんになっているから、酔っぱらって作曲したんだと思うよ。」

メイリン「ZUNさんはビール好きとして有名よね。」

如月「僕の場合は貧しい百姓だから、ビールは通院日に飲むくらいで、普段は第3のビールを飲んでいるよ。」

メイリン「ところで歌詞は曲に負けないくらい不気味に仕上がっているわね。」

如月「この歌詞は幻覚や幻聴が症状として表れる統合失調症という精神障害がモチーフなんだ。」

メイリン「それで死神の姿が見えたり言葉が聞こえたりする描写があるのね。」

如月「幻覚や幻聴は現実に起きているように感じるから、本人は想像を絶する苦しみを経験するものなんだよ。」

メイリン「歌詞の最後は希望を抱かせる内容になっているけど……。」

如月「これは僕自身が精神障害の苦しみを経て、本当の自分を見つけたのが影響しているね。」

メイリン「あなたはよく精神障害の症状は、向精神薬のバランスが整えば感じなくなると言っているわね。」

如月「だから正しい治療をして前向きに生きてほしいと思っているよ。」

メイリン「ここで『夜が降りてくる ～Evening Star』の二次創作を紹介するね。」

曲名: 夜が降りてくる    ～ Evening Star

サークル: Ayakashi set 14 Another

メイリン「東方プロジェクトは二次創作が解禁されているから、自由にアレンジしてCDやYouTubeなどで公開してもいいのよ。」

「このアレンジは原曲の不気味さを活かしてトランスに編曲しているわね。」

「ビールを飲みながら聴いたら、ぐでんぐでんに酔っぱらってしまいそうだわ。」

「いつか如月祐介も本格的に音楽活動をして、自分の歌詞を歌として完成させたいんだって。」

「作品はいずれCDやYouTubeなどで公開するから楽しみに待っていてね。」

人気ブログランキング

にほんブログ村

読者登録

アメンバー

如月祐介のブログ ｢田吾作ファーム｣

歌詞の通信販売 ｢ジャパネット如月｣

植物の通信販売 ｢ジャパネット田吾作｣

日用品の通信販売 ｢ジャパネット花子｣

如月祐介のキッチン ｢花子クッキング｣

LINE公式アカウント ｢ハムスター通信｣