[ ゲーム ] ゲーム界隈で横行する 「エンジョイ・ハラスメント」 に困る人が続出 !? | 執爺の記憶帳

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元・(自称) 古株モンスターハンターの拙者が、毎日の出来事やネットの記事などで見つけた、ちょっとした情報 (アニメ・特撮・食玩 etc.) などを不定期に書いていくブログであります。

「エンジョイ・ハラスメント」 に困る人が続出 !?
 エンジョイ勢vsガチ勢から発展····
 ゲーム界隈で横行するワケ
*集英社オンライン (7月2日) より*

 日々、新たな “ ハラスメント “ が作られているといっても過言ではないこの時代。
 またも新たなハラスメントが登場して注目を集めている。
 オンラインゲーム界隈に『エンジョイ・ハラスメント』なるものが現れ、ゲーマーたちを困らせているという。


◉ 「エンジョイ勢だからそういうのやめて」 

 このハラスメントを提言したのは、オープンワールドゲーム『Tom Clancy's The Division 2』の攻略サイトを運営し、YouTubeに解説動画などを投稿しているハンドラさん (@HunDra_YouTube) 。

  ※ ハンドラさんのアイコン (本人提供) 


 6月18日にXに投稿された下記のポストはインプレッションが800万を超える大バズりを記録した。

〈 「エンジョイ勢」 って言葉が怖いのは、ゲームを一緒にクリアするために、次はこうプレイしようみたいなことを言うと 「エンジョイ勢だからそういうのやめて」 っていう、 “ 攻略するための発言を咎められる “ ゲームが一歩も進展しないクソみたいな時間が生まれる。
 これを 「エンジョイ・ハラスメント」 と呼ぶことにしよう〉

 しかし、ネット上ではこの意見に賛否が真っ二つに分かれる。

〈あるある過ぎて怖い〉
〈くっそ分かるw 勝つための努力しないエンジョイはエンジョイとは言えないw〉

といった賛成の声があがる一方で、

〈ゲーマーは2種類いて 「勝つためにゲームしている人間」 と 「楽しむためにゲームしている人間」 がいる、この人は前者〉
〈自分は逆にガチ勢というのが怖い〉
〈ゲームはエンジョイするためにあるのにエンジョイ勢を叩きたい謎の勢力がいるのなんでだろ?〉

など、逆に発言を批判する声も多くあがっている。


 そこで、この 「エンジョイ・ハラスメント」 なるものについて、ハンドラさんに詳しく話を聞いた。

「今回のポスト、かなり内容を省いているので、少し経緯をお話します。
 こちらは1年ほど前、『Division 2』をプレイ中に実際に起こった事例です。
 当時、私も始めたてでゲームの攻略を楽しみながら進めているときでした。

 同じゲームで交友を持ちたく、とあるコミュニティに参加しました。
 そこは、よくある “ 初心者からベテランまで “ を掲げているコミュニティで、当時半人前の自分は、もちろん攻略のヒントがほしくて参加したのですが····」 (ハンドラさん、以下同) 


◉ 攻略のための “ 作戦 “ すら許さないエンジョイ勢

『Division 2』はフレンドを登録することで、最大4人のパーティーを組んでマルチプレイができる。
 ハンドラさんは自分を含めた初心者3人と、ベテラン1人の4人組で “ 高難易度ミッション “ に挑んだが、そこで何度も失敗を繰り返してしまったという。

「さすがに何も進展しないまま、何度も同じプレイをするのは疲れてしまい、パーティーの仲間に『次○○の場面で自分が前に出てみたい』『後ろの✕✕から撃つのはどうですか?』と提案してみました。

 すると、初心者の1人に『エンジョイ勢だからそういう作戦立てるみたいなのやめて』と言われてしまったのです。
 これが先日のポストに繋がる発言だったのです」 

 つまり、初心者なりにも頭を使って “ ゲームを攻略したい “ ハンドラさんと、何も考えないで “ 自由にプレイしたい “ という人とぶつかってしまったのが、万バズを記録したポストの真相というわけだ。

「今回私が伝えたかったのは、『マルチプレイにおける醍醐味である、 “ 協力して作戦を立てる “ ことに本気になることを許されなかった』『エンジョイ勢という言葉が、 “ 自分だけ “ が楽しむための言い訳に聞こえてしまった』ということです。

 自称エンジョイ勢は、それを主張することで、周りの楽しみ方を制限していることに問題があります。

 今回の場合、私は “ 本気 (ガチ) で楽しむことを許されなかった “ わけですからね。

 それが、その人にとっての “ エンジョイ “ に当たらないことになってしまうので····」


 そもそも、頭を使って作戦を立ててゲームを攻略するのも、十分に “ エンジョイ “ だと思うのだが、自称エンジョイ勢は、その言葉を楯に考えることを放棄し、頭を使うゲーマーを “ ガチ勢 “ 呼ばわりして敵対視する傾向があるという。


「上手くなりたいからとアドバイスを求めておきながら、失敗したり負けたりしても理由を考えず、他人の意見を受け入れない。

 そしてコミュニティの輪を乱す。

 自称エンジョイ勢のそういった行為に苛立ちを覚え、今回、『エンジョイ・ハラスメント』と呼ばせてもらったのです」


 それでは、ハンドラさんが考える “ エンジョイ勢 “ と “ ガチ勢 “ の違いとはなんなのだろうか。


◉ エンジョイ勢とガチ勢の違いとはなんなのか


「非常に難しい質問です。

 “ イージーモードでゲームを楽しむ “ がエンジョイ勢で、 “ 高難易度をガンガンプレイする人 “ をガチ勢と呼ぶのもおかしいですからね。

 正直なところあまりよくわかりませんが、 “ 自称 “ と “ 周りからの評価 “ の差から、隔たりが生まれていると思います。


 そもそもゲームを “ 自分なりに楽しめる人 “ は自称する必要がなく、周りと協調した遊び方が自然とできるはずです。

 大手のゲーム配信者のほとんどが、エンジョイ勢ともガチ勢とも自称している方がいないのは、そういう理由だと思います。


 逆に、あえて自称しなければならない人は、 “ その言葉で自分に保険を立てて身を守っている “ と考えています」


 なお、ハンドラさんも特にどちらとも自称していないが、ストーリー解説配信、攻略サイト運営、PVPプレイヤーという立場上、周りからガチ勢に分類されているという。


「エンジョイ勢・ガチ勢という言葉が会話で使われると、そこで何か線引きがされてしまうと感じます。
『そんな言葉はいっそ無くなってしまえばいい』と考えることもあります。
 ゲーム関係においては、この言葉はなるべく使わない方が、より良い人間関係を築けるでしょう」


 オンラインゲームをする際、もし “ エンジョイ勢 “ を自称する人がいたら、注意して “ 少し距離を取る方がよい “ かもしれない····。

 ※ 取材・文/集英社オンライン編集部




『 エンジョイ勢とガチ勢 』

 昔····拙者がハンターをしていた頃、オンラインでいろんな野良部屋に入って、見知らぬ人たちと狩りをしていました。

 高難易度クエストで真剣に狩りをしている人たちもいれば、キークエストの消化や初心者 (?) の装備を作るため、素材集め (モンスターの狩猟や採掘・採取など) をまったりと手伝っている人たちもいて、さまざま人たちと一緒にモンスターハンターの世界を楽しんでおりました。

 ハンターを引退した現在は、すっかりオンラインゲームから遠ざかってしまいましたけど、エンジョイ勢とガチ勢、お互いに問題なく棲み分けができるとよいと思いますけど、なかなかうまくはいかないものですよね (^^;





















 ····と、キレイにまとめようと思ったのですが、拙者の性格がそれを許さない (笑) ので、拙者なりにエンジョイ勢とガチ勢について書かせていただきます。


『 エンジョイ勢 』
 どちらかといえば拙者も “ 自称 “ エンジョイ勢に分類される (それほど高いスキルを持っていないので) ゲーマーですが 、オンラインでマルチプレイモードをプレイする場合には、最低限のマナーを守るべきだと思います。

 ここでいう “ 最低限のマナー “ とは、
・他人に不快な思いをさせない
・自分勝手な行動をとらない
・他のプレイヤーと協力する (対戦ゲームの場合は別ですよ) 
・他の人と意見が食い違ったとしても、自分の意見を無理やり押しつけない

 これは拙者の個人的な意見ですが、オンラインで高難易度のミッション (クエスト) に挑む場合は、ある程度の立ち回り (回避や状況判断) ができないと、単なる “ お荷物 (役立たず・寄生者) “ と見なされて、他のプレイヤーとの間でトラブルの原因になります。


『 ガチ勢 』
 ガチ勢については、そのままの意味で、「モンハン」 の高難易度クエストをソロで狩猟できるような、とんでもないプレイヤースキルを持っている人たち (笑)

 彼らは自分の腕 (スキル) を基準にして他のプレイヤーたちを判断するので、ある程度のプレイスキルと的確な判断力を持っていないと、すぐに部屋から追い出されるでしょう。

 もちろん、すべてのガチ勢がこういう人ばかりではないですが、ほとんどのガチ勢は真剣にゲームを遊ぶ人たちなので、その中に入ろうなんてことは考えないほうがよいです。 

 あ、ガチ勢に知り合いがいる場合は別ですけど (^^;


 エンジョイ勢とガチ勢。
 お互いに “ 受け入れがたい存在 “ である以上、同じゲームフィールド内で共存することは “ 不可能 “ だと思っていいでしょう。