[ イベント ] 駿府博物館で 「模型の系譜─静岡から世界へ プラモデルの100年展」 | 執爺の記憶帳

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元・(自称) 古株モンスターハンターの拙者が、毎日の出来事やネットの記事などで見つけた、ちょっとした情報 (アニメ・特撮・食玩 etc.) などを不定期に書いていくブログであります。

 プラモ好き必見!
 駿府博物館で 「模型の系譜─静岡から世界へ  プラモデルの100年展」 が7月20日に開幕/静岡市
*静岡新聞 (6月25日) より*


 7月20日〜9月8日まで
 ボックスアートや構想画、模型など見どころ満載

◆『プラモデルの世界首都・静岡』のルーツの一端 「青島文化教材社」 が協力

 静岡市駿河区の駿府博物館は、プラモデル会社の集積地・静岡市にある博物館として、プラモデルの歴史と将来像を紹介しようと、この展覧会を企画しました。
 会場では時代を象徴する模型や模型の入っている箱に描かれた 「ボックスアート」 を楽しむことができます。
 細部までこだわりが詰まった模型、描いた人の息づかいを感じさせるボックスアートは1世紀の重みを感じさせます。

◆ 青嶋次郎の 「空へのあこがれ」 を具現化

 本展は、創業100周年を迎えた青島文化教材社が全面協力。
 同社は1924年、青嶋次郎が創業した 「青島飛行機研究所」 を前身とする模型・プラモデルメーカーです。

 同社は完成品模型、ミニカー、フィギュア、キャラクター雑貨などの製造および輸入・販売を行っています。
 1959年の第1回生産者見本市 (現在のホビーショー) にも出展しました。


◆ キラキラのデコトラ、刑事の格好良さ

 プラモデルの最大の魅力の一つは、作っていた時の思い出が瞬時によみがえってくることでしょうか。
 イタリアの有名スーパーカーの車種名を40年以上たっても、しっかり覚えている人は数多くいるでしょう。

「デコトラ」 を見て、トラックドライバーの生き方にあこがれを持った人も多くいました。
 トラックドライバーが主人公の映画も大流行でした。

 懐かしいテレビ番組名の警察車両を見た時は歓声を上げました。
「○○軍団」 と聞いて、 「警察官になりたい」 と思った子ども時代を懐かしく思った人も多かったでしょう。


 世界文化遺産の長崎県の軍艦島のプラモデルがあると知った時は、模型の深さを感じました。
 昭和30年代の高度成長期に急増した団地も模型になっていて、たくましく生きた人たちを思い起こします。

 著作権の都合で掲載できませんが、女性や子どもを惹きつける愛らしいキャラクターもあります。
 カワイイ模型を実際に動かせるコーナーも用意する予定です。


◆ 環境にやさしく、誰もが楽しめるプラモデルに


 親子三代で思い出話に花を咲かせるのも良いかもしれません。
 一緒に作って 「ものづくり」 の楽しさを満喫するのもいいかもしれません。
 今ではプラモデル会社が努力を重ね、いろいろな人が、いろいろな楽しみ方をできるようになっています。

 かつては必須だった 「接着剤」 を使わずに、色をつける必要がないプラモデルも開発され、誰もが楽しむことができます。
 SDGsを意識し、環境への配慮を意識した取り組みです。

「上級者」 は基本プラモデルを改造して、自分だけのプラモデル作りを楽しんでいます。
 模型の楽しみ方の一環として、改造したプラモデルも展示する予定です。

 青島文化教材社の簡単にできるプラモデル 「楽プラ」 で、キャラクターを組み立てることができました。

 手先を動かすと年齢に関係なく、心地よい刺激を楽しめます。
 プラモデルの完成品を鑑賞するだけでなく、作る楽しみも感じていただける展覧会です。


  < DATA >
■ 駿府博物館
所在地:静岡市 駿河区 登呂3-1-1
    静岡 新聞放送会館 別館2階
開館:午前10時〜午後5時
入館料:高校生以上800円
駐車場:アピタ静岡店の駐輪、駐車場をご利用ください



『 青島文化教材社 』

 拙者が小学生の頃は、 「合体ロボ・アトランジャー」 や 「合体戦艦・タイガーシャーク」 などの合体シリーズのミニサイズ商品 ( 当時の価格で100円くらい?) を購入して素組みのまま、色も塗らずに遊んでいました。

※ 特撮ドラマ 「円盤戦争バンキッド」 のバンキッドマザーも同シリーズで発売。

 10代後半〜20代の頃は、 「銀河旋風ブライガー」 などのJ9シリーズや 「魔境伝説アクロバンチ」、 「伝説巨神イデオン」 に登場したロボットのプラモデルを作っていました (この頃はちゃんと塗装をしていましたよ w) 。

※ 当時のパッケージは 「アオシマ」 とカタカナ表記で描かれていました。