[ ゲーム ] 「学業や仕事は続けた方が良い」 あるプロゲーマーが警鐘鳴らす | 執爺の記憶帳

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元・(自称) 古株モンスターハンターの拙者が、毎日の出来事やネットの記事などで見つけた、ちょっとした情報 (アニメ・特撮・食玩 etc.) などを不定期に書いていくブログであります。

「学業や仕事は続けた方が良い」
 あるプロゲーマーが約4年間の収入を明かし警鐘鳴らす····
 成功を逃したあとに 「追いつく」 ことは難しい
* INSIDE (4月17日) より *


『Apex Legends』のプロプレイヤー 「TeQ」 選手は自身のX (旧Twitter) にて、約4年のキャリアを通じて得た収入は7万ドル (約1,000万円) であると告白。
 学業や仕事を捨てることは危険であると警鐘を鳴らしています。


◆ 成功を逃したあとに 「追いつく」 ことは難しい

『Apex Legends』競技シーンの黎明期である2020年から活動するTeQ選手は、FURIAやSentinelsといった著名チームに在籍し活躍した後、現在は運営母体を持たないアマチュアチーム 「Meat Lovers」 のプレイヤーとしてプロリーグに参加。
 なお、5月に行われる国際大会への出場は逃しています。

 TeQ選手は『Apex Legends』競技シーンに参加しつつも本業であるエンジニアとしての仕事を続けています。
 4月11日に自身のXでこれまでの『Apex Legends』におけるキャリアで得た収入を明かし、 「エンジニアをやめなくて良かった」 と告白。
 本業の仕事や家庭などを捨てることは危険であると警鐘を鳴らしています。

 投稿によると、現在までに約4年間のキャリアを通じてTeQ選手が得た収入は7万ドル (約1,000万) であり、これは過去在籍したチームからの給与、大会の賞金、Twitch配信での収益を含むものであるとのこと。
 月に平均するとおよそ1,500ドル (約23万円) で、これはアメリカにおいて “ 貧困ライン “ にあたるとしています。

 続けてTeQ選手は、これまで学業や仕事、生活の全てをTwitchや競技シーンに注いだことで “ 苦しむ (grind) “ 人を何度も見てきており、Twitchや競技シーンで成功するには並外れたスキルと少しのラッキーが必要であり、これは “ ごく僅かな人たちだけ “ であると厳しい現実を突きつけます。

 そして、もし成功できなかった場合に現実世界で 「追いつく」 ことが難しくなり、経済的な安定のある長期的なキャリアを築くことに苦労するとし、成功を目指している人に対して
 「自分自身に対して現実的であってほしい、すべてを放棄しないでほしい。
 将来のために勉強や仕事を続けるんだ。
 何年にもわたって成功できるのはごく僅かな人たちであって、大多数は成功できない」 
と繰り返し強調しています。

 また、TeQ選手自身、キャリアの絶頂期に何度も仕事を辞めることを考えたものの 「自分の直感を信じて将来のためにキャリアを維持して良かったと思っている」 としています。

『Apex Legends』だけでなく、あまたのeスポーツにおいて成功できるのは一握りだけであり、ましてや歴史も浅いeスポーツはパブリッシャーやチーム運営が先行き不透明であることも少なくありません。

 TeQ選手は自身の経験を元に、仕事や勉強などの全てを捨てることに警鐘を鳴らしているというわけです。




『 プロプレイヤー (ゲーマー) 』

 ほかのスポーツと違って、ゲーム (eスポーツ) の場合はどれだけ他の人が教えたとしても、最終的にはプレイヤー自身のスキル (適応力) がなければ “ プロのプレイヤー “ として成功するのは難しいと思います。


『 アメリカの貧困ライン 』

 月収が約23万円で “ 貧困ライン “ と見做されるのならば、それよりも “ 低い月収 “ で働いている (正規雇用の) 人たちが何万人もいる日本はどうなんでしょう ····。