[ クルマ ] 運転免許を取得する期間はどのくらい?スケジュールと平均期間など解説 | 執爺の記憶帳

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元・(自称) 古株モンスターハンターの拙者が、毎日の出来事やネットの記事などで見つけた、ちょっとした情報 (アニメ・特撮・食玩 etc.) などを不定期に書いていくブログであります。

 運転免許を取得する期間はどのくらい?
 スケジュールと平均期間など解説
 * ソトタノ (MOBY) より *

∥免許取得でかかる期間は?

 高校や大学を卒業して就職すると、仕事の都合で取得しなければならない資格のひとつが『自動車運転免許』です。

 運転免許は数日も予定を空けておけば簡単に取れるのでは?と考えているかもしれませんが、実際は数週間から数ヶ月も、免許取得に時間をかけているケースが見受けられるようです。
 中には、学校を卒業して就職してから自動車教習所に通い続ける人もいるとのこと。

 今回は、運転免許取得の取得期間や自動車教習所へ通うスケジュールなども交えて解説してみました。 


◈ 運転免許を取得するまでの流れ

 社会人・学生を問わず、自動車教習所へ通うだけでも以下の手順を踏まなければなりません。

 1. 教習所へ申込
 2. 入校手続き (オリエンテーション)
 3. 適性検査・先行学科 (1時限分、「運転者の心得」のテーマを学ぶ)
 4. 第1段階
 5. 修了検定
 6. 仮免学科試験
 7. 第2段階
 8. 卒業検定

 上記のとおり、学科教習を25時限分、実車による技能教習を31時限分受けることになります。

 それぞれに自動車教習所で「1時限」あたり “ 50分から60分 (1時間) “ 程度の時限を要するため、単純に60時間はかかる計算です。
 1日24時間フルで稼働しても、2日以上の時間を要します。

 ただし、学科教習は一日単位の受講数に制限がないのに対し、技能教習は “ 一日単位で受講できる受講数 “ に限度があります。
 教習所内の練習コースで受講する「第1段階」では1日2時限まで。
 仮免許を認められる修了検定と学科試験に合格したのち、実際の路上で技能教習を受ける「第2段階」では、1日3時限までと決められているようです。


◈ 社会人と学生の平均取得期間

 この項目では、運転免許を取得するまでにかかる目安を、『社会人』と『学生』の違いを交えてピックアップしました。

①社会人の場合は最短2ヶ月〜3ヶ月

 社会人が運転免許を取得する場合、教習所へ申し込んで通い始めて “ 2ヶ月から3ヶ月程度 “ が目安です。

 例えば「1日8時間勤務・週5日」で働いている、と仮定して考えてみましょう。

 働いている時間帯は昼夜問わず、休日以外の勤務日は “ ほとんど教習所へ通うのは難しい “ と考えられます。
 教習所へ通うのは、土曜や日曜など “ 仕事が休みの日 “ がメインとなるでしょう。

 ほとんどの教習所では、学科教習・技能教習を予約制でスケジュールが組まれるようになっています。
 ただ、混雑具合によっては予約が取れない可能性もあるため、1か月でおよそ60時限の教習時限や卒業検定、免許センターで免許取得の学科試験を受けるのは難しいかもしれません。

 これらの要素から最短でも2ヶ月、普通に教習所へ通い続ければ “ 3ヶ月程度 “ で運転免許を取得できると把握したほうがよさそうです。

②学生の場合は合宿免許で最短2週間

 社会人が運転免許を取得する場合、教習所へ申し込んで通い始めて “ 1か月〜2ヶ月程度 “ が目安です。

 大学生や専門学校生であれば、授業 (講義) を入れている時間帯によってはスケジュール調整をしやすく、自動車教習所への通学と両立がしやすいです。
 卒業前の高校生よりは時間に余裕がないかもしれませんが、教習の予約をスムーズに入れられたら2ヶ月以内には運転免許を取得できるでしょう。

 また、大学生や専門学校生は「夏休み亅「春休み亅などの長期休暇を活用して『合宿免許』へ通うのも有効でしょう。

 合宿免許であれば、およそ14日間 (2週間) で効率よく教習のスケジュールが組み込まれており、無理な負担がかからずに運転免許を取得できるのが強み。
 もし、まとまった時間が取れるのであれば、合宿免許を通じて教習を受けるのも視野に入れるとよさそうです。


◈ 免許取得の有効期限

 スムーズに教習を受け、検定に合格すれば運転免許の取得は難しくありません。
 しかし、他の都合と重なり自動車教習所へ通う頻度が少ない、忙しくて教習の進捗が芳しくない人もいるでしょう。

 そのような場面で気になるのが、運転免許を取得できる『有効期限』の存在です。
 各地の自動車教習所では、教習初日から卒業検定までの期間で “ 4段階の有効期限 “ を設けています。
①教習の有効期限:9ヶ月
②仮免学科試験の有効期限:3ヶ月
③仮免許証の有効期限:6ヶ月
④卒業検定の有効期限:3ヶ月


∥1ヶ月のスケジュール

 自動車教習所へ通う際、1ヶ月でどのようなスケジュールが組めるでしょうか。

 以外、自動車教習所2つの例を挙げてみました

【例1】休日しか自動車教習所へ通えない場合

 休日しか自動車教習所へ通えない場合では、以下のスケジュールが理想的と考えられるでしょう。
 こちらでは、休日が週に2日間あると仮定しています。

・第1段階を受けている期間:学科教習=1日3時限、技能教習=1日3時限

・第2段階を受けている期間:学科教習=1日3時限、技能教習=1日3時限

 1日単位のスケジュールであれば、第1段階、第2段階ともに、学科教習も技能教習も3時限ずつ受けられるでしょう。
 ただし、他の予定・都合と組み合わせて加減を加えるはずなので、1日1時限しか学科教習を受けられない、といったシチュエーションもあります。

 もし、上記のスケジュールであれば、1ヶ月に8日から10日程度自動車教習所に通えるとすると、最短で1ヶ月半、平均で2ヶ月程度あれば、卒業検定まで進められる可能性があります。


【例2】平日・休日問わずに自動車教習所へ通える場合

 平日・休日問わずに自動車教習所へ通える場合は、以下のスケジュールが理想的と考えられるでしょう。
 こちらでは、月曜日から金曜までの5日間、毎日仕事後に自動車教習所へ通ったと仮定しています。

・第1段階を受けている期間:学科教習=1日2時限、技能教習=1日1時限

・第2段階を受けている期間:学科教習=1日2時限、技能教習=1日1時限

 こちらのケースでは、昼間は仕事をして夜間に教習時限が設けられている自動車教習所へ通うのを想定しています。
 多くて3時限から4時限程度と絞られてしまうため、学科教習か技能教習のどちらかに偏ったり、予約が取れなかったりする可能性があります。

 週5日で通えるのならば、1ヶ月から1ヶ月半程度で卒業検定まで進められるでしょう。
 しかし、教習予約が取れない、あるいは通う日数が減ると2ヶ月から3ヶ月以上かかるケースもありそうです。


∥教習所と合宿免許 どちらが早く取得できる?

 一般の自動車教習所へ通うのと、地方の自動車教習所が用意している合宿へ参加するのは、どちらが早く “ 運転免許を取得できる “ でしょうか。

 結論から述べると、合宿コースへ参加したほうが “ 早めの運転免許取得 “ が望めるでしょう。
 合宿免許は教習スケジュールが決められており、開始から卒業検定まで2週間程度で技能取得が可能です。

 ただし、地方ローカルの自動車教習所が実施しているケースが多く、交通量の少ない道路で路上教習 (第2段階) を行っているケースがあります。
 免許取得後に都心の道路で運転するのが苦手な状態で、車両の扱いに苦戦する可能性も否めません。

 また、近年では都心の自動車教習所でも『短期集中コース』と呼ばれる、免許取得プランが用意されている可能性があります。
 最短でも1ヶ月程度を要するかもしれませんが、地元に近い自動車教習所で運転技能を磨きたい人に適しているため、併せて検討すべきでしょう。


∥1日で免許取得は可能?

 わずか1日程度の期間で、運転免許の取得は可能なのでしょうか。

 残念ながら、自動車運転免許では実現できません。
 自動車教習所で教習を受けてから検定に合格し、免許センターで学科試験に合格するのが一般的な流れです。
 最短でも、一般の自動車教習所では1ヶ月、合宿コースの免許取得では2週間は目安とすべきでしょう。


◈ “ 一発試験 “ で運転免許は取得できる可能性がある

 補足として [ かなり狭き門 ] ですが、全国各地の免許センターで開催されている “ 一発試験 “ に合格すれば、自動車教習所に通わずとも免許取得は可能です。


 本来は自動車教習所で学科と技能を学ぶところを端折り、いきなり仮免許の学科試験と技能試験を受ける段階から始まり、本免許の学科試験と技能試験まで受けられる可能性があります。

 大まかな流れは以下の通りです
1. 適性検査 (視力検査)
2. 仮免許の学科試験と技能試験を受験
3. 仮免許証の交付 (有効期限:6ヶ月)
4. 路上練習 (5回)
5. 本免許の学科試験および技能試験の受験
6. 合格時、取得時講習を受講「自動車等の運転講習亅「応急処置講習」
7. 運転免許証を交付

 ただし、上記の流れでは自動車教習所と異なり “ 仮免許前の運転 “ が難しく、私有地など公道以外の場所で練習できる環境がなければ、仮免許の技能試験に合格するのは難しいでしょう。


 何度も受験し直して “ 時間や金銭を無駄にする “ より、自動車教習所へ通ったり合宿免許を受講したりすると、免許取得が早いかもしれません。



『 自動車運転免許 』

 拙者が自動車運転免許を取得したのは、かれこれ40年近く前の話でありますね。

 当時は昼夜交代の職場に勤めていましたから、夜勤明けの午前中から昼過ぎ (午後2時頃) にかけて学科教習を取れるだけ受講し、技能教習はタイミングがあったところで受講していました。

 拙者の若い頃は、確か『合宿免許』というものは存在していなかったと思うのですが。


 拙者の知り合い (20代後半) も、現在『自動車運転免許』を取得するべく自動車教習所に通っておりますが、メールでやり取りをしている中で出たのが、最近は [ AT限定免許 ] を選択して取得する人が多いとのこと。

 ちなみに、拙者の知り合いもAT限定免許を取得するみたいであります。

 昔は “ ATなんて邪道だ “ という風潮でしたが、最近はMT車に乗るほうが “ 物好きな人間 “ といわれるらしいですね (笑)