2004・4・4 「マザロジーのすすめ」木下京子

澤田:今週は、『マザロジー』という言葉を提唱し、活動されている木下京子さんをご紹介します。

台風インタビュー1)母なる大地への想い~マザロジー 飛行機

澤田:早速ですが『マザロジー』という生き方を木下さんが提唱されているんですが、『マザロジー』というのは何なのでしょうか。

木下:そうですね。マザーという言葉が入るのでお母さんの何かですか?ってよく聞かれるんですが、もちろんそれもあるんですけどそれだけじゃないんです。女性ってエモーショナルな、肌で感じる感覚って持っていますよね!世の中はすごく物もたくさんあるし、生活に困るわけでもないのに心が病んでしまう人が多くなっている。子供も見えないところで何故か迷っています。どうしてこんなに混沌としているんだろうと考えた時に、根っこの部分を忘れてしまっているんじゃないかなって思ったんです。「マザー」というのは、母でもありますが、「根本」、「根っこ」という意味、それからひとつのフィロソフィー(哲学)ですよね。何かおかしいぞ、何か変だぞって頭の中で言っている自分がいて、一体これはどういう現象なんだろうか?何でなんだろう?そして最終的に何をしていけばいいのかと思って、その行動に結びついていくようなひとつの流れを作れないだろうかと思ったのが始まりですね。

澤田:なかなか深そうですね。そうするとマザーとは大きな意味で「お母さん」ということで宜しいんですか?

木下:そうですね。マザー!母なる大地みたいなイメージです。

澤田:なるほど!私たちが住んでいる地球全体、命の源みたいなイメージですね。

木下:そうです。だから、そこの部分をもうちょっとみんなで考えませんか?という意味で、何かムーブメントを起こしていきたいと考えたんです。

澤田:マザーとロジックという言葉で『マザロジー』ですね。面白いワードですね。

木下:そうですね!ただボランティア活動というのではなくて、やっぱり本質的に人間って収入を得て生活していくわけじゃないですか。けれども、どうやって利益をあげようかとか、どうやって仕事を上手にやろうかということに今まで終始してきてしまって、何のためにこれをやるの?という部分が忘れられているんじゃないかって思うんです。

澤田:もしかして、どこかで働くということの本質を忘れているんじゃないかってことですか。

木下:よく言われるのは、アメリカのベンチャービジネスの成功者たちは、一生暮らせるくらいの資産を手に入れるんです。その後、最後に行くのはどこかと言うと精神病院が多いんですよ!

澤田:えっ~本当ですか。

木下:人間ってそれじゃちっとも幸せじゃないですよね。ご飯が食べられないとか、生活の基盤がなくては困ってしまいますが、やっぱり本質的な部分って何だろうって思うんですよ。

澤田:最近、いろんな意味でもう少しゆっくり生きようよ、そんな意味の言葉が世の中に出てきていますよね。例えば「スロー」という言葉。そういうことをみなさんが探っている時代かもしれないですね。

木下:そうですね。実は私もビジネスの面に関しては本当に劣等性なんですよ。今は最低限のことしかやってないんです。それには理由があるんですが、娘が1歳半だったと思いますが、ちょうど1月の寒い日だったんですね、新しいプロジェクトがスタートして、その責任者ということで、毎日、多忙でもう必死で保育園に娘を放り込んで、早くオフィスに行こうと思っていた時だったんです。管状七号線沿いの小さな植え込みを見ながら、娘が「お母さん、お母さん、葉っぱの赤ちゃんが寝てるよ」って言うんですよ。「かわいいね、ここに一緒に座って寝ようよ」って言うんですよ。「ごめんね、ちょっと私、忙しいからっ!」って言いかけたんですが、今それを言ってしまったら、一生後悔するような思いが、ふとよぎって「そうだね」って言って腰かけてしばらくそれを見て、「じゃあ行こうか」って言って保育園に連れて行ったんです。結局、会社には遅刻して、私はその日にプロジェクトのリーダーを降りたことがあるんです。そんな様なことの繰り返しで、子供の話ばっかりで恐縮ですが、「1月の風の臭いと、2月の風の臭いってお母さん違うよね」って、冷たさは一緒なんですけど、臭いが違うって言うんですよ。


木下

澤田:うわその感覚すごいですね!

木下:そう。子供ってすごいな~と思って、やっぱり仕事を拡張して、扱う金額も億単位になっていくとすごく忙しくなってきちゃうんですね。そんな時に子供の話を「はいはい!」みたいな感じで聞いてあげられなくなってしまったら、せっかく子供を授かったのに、そういうことを楽しめなくなってしまったらもったいないなと思ったんです。仕事は元気に生きてれば80歳までできるじゃないですか!今しかできない仕事ってもちろんありますが、仕事はやり返しがききますよね。でも、子育てとか、そういう心と心の部分っていうのは今しかないんだなって。だから、恐らくスローライフっていう言葉もそういうことを言いたいんじゃないかなって思うんですよね。

<ミュージックブレイク スガ・シカオ アシンメトリ>

流れ星インタビュー2)地球と生きるあし


澤田:『マザロジー』という言葉は、主婦であり、社会の中でしっかりと仕事もされている木下さん自身から出てきた言葉ですが、世の中で仕事されている女性や主婦の方たちは、木下さんのように感じている人は多いんでしょうか。

木下:多いですね。『マザロジー』って一口で言ってしまえば「根幹学」なんですよ。根幹学って何って言うと、ひとつの自立なんですよね!会社にいるから会社の中だけっていうのではなくて、子供と向き合っている時は、私は母ですというだけではなく、個人として、人間として向き合っていくことが必要かなと思うんです。昔、人間ってちゃんと自然の声を聞いてこれ以上は木を切らないでねとか、ここまでやっていいけどこれ以上はやっちゃダメだなとかそういう心の声を聞きながら、バランスを取りながらコミュニケーションが成立していたと思うんですよ。

澤田:なるほど。

木下:単純なことですが、人間同士でも、すれ違う時にちょっと挨拶したり、そういうコミュニケーションができていたと思うんですよ。それが何でできなくなってきてしまったんだろかと考えるんですね。そういう風に考えることが『マザロジー』かなと思うんです。

澤田:『マザロジー』という言葉は広くて大きいですね!

木下:そうですよね!まだまだ自分の中でもね、『マザロジー』と言いながらも何なんだろうな~と探っているところです。だから、これはみんなで作っていくものなんだと思うんです!その投げかけとして、今本をまとめたりしているところなんです!

澤田:素晴らしいですね!他にどんな活動をされているんですか?

木下:まず本を通して、こういうことをみんなで考えて、ひとつの動きを作っていこうよという行動を起こしていこうと思っていまして、いろんな人と逢っています。

澤田:そういう仲間を集めて活動を展開しているわけですね!

木下;そうです。募集中です。よろしくお願いします!

澤田:この考え方が広まるといいですよね!

木下:そうなんです。身近な方だけですが、数百人くらいにマザロジーの考え方や活動の報告レターを送ったりしたら反響がすごかったんですよ。誰もが考えていてみんながなんとかしないといけないと思うことを、よく一歩踏み出しましたねって言われました。

澤田:今後の目標として、先ほど本を作るっていうことでしたが、そのあと『マザロジー』プロジェクトの展開はどうなりますか!

木下:そうですね。簡単に動きを作ってしまおうと思えば大きな講演会とか、そういうことをやって花火をあげてしまうことが一番の近道かもしれませんが、やはり本を出して、これからみんなで何か作っていこうよというところで、色んな方の意見を聞きながらじっくり進めていきたいと考えています。大切なことって日常の中に沢山あると思うんですよ!

澤田:そうですね!

木下:その意見を吸い上げながら、どういう動きにしていこうかってことは改めて考えていく。そういう良い会をたくさん作っていこうかと思っているんですよ。

澤田:まずはみなさんが共感し、活動できる基礎を作って、そこにみんなでいろんな意見や考えを持ち寄って展開していこうと言うことですね。

木下:そうです!インディアンの原住民の言葉じゃないですけれども、何百年先の子供たちにとっていいことかどうかで今の行動を決めていくっていうのもあるじゃないですか!今は物も何でも手に入るわけだし、生活も豊かになったけれども、自分がどこかで誰かの役に立っているんだっていうことを実感し、生活して行きたいですね。それから地球のために何か良いことをしているのかということも考えたいです。地球の為ってちょっと傲慢なのかもしれないんですけど、人間と地球はいっしょの生命体なわけですよ。地球という体の中の細胞ですよ。だから細胞が痛めば地球本体が壊れていくのは当然のことです。自分が全体の中の一部であって、その中でどんないい活動や活躍するのが一番いいことなのかをみんな模索していると思うんです。これじゃまずいんだって言ったって何も始まらないので、じゃあまずはこれやってみましょうよっていうものを具体的なものを作っていきたいです。

澤田:素晴らしいですね!是非とも頑張ってください。

木下:ありがとうございました。

<ミュージックブレイク 矢井田 ロンリーカウボーイ>

アップ感想)

澤田:今日は、『マザロジーのすすめ』ということで、木下京子さんのお話を聞いて頂きました。『マザロジー』という言葉、多少理解できたでしょうか?とっても大きな意味があります。「母なる大地」と木下さんもおっしゃっていましたが、母であり、そして一人の女性という視点からつむぎ出される言葉は、とっても説得力がありました。私自身も今の世の中、色々とギスギスしているところがあるのかなと感じます。環境問題にしても自然災害がここ数年起きていて、この地球は一体どうしちゃったのかなと不安になっている人たちが世の中にいっぱいいるはずです。そんな中、新しい時代の意識と言いますか、そういうものを自分の心に持って、未来に向かって生きていかなければいけない時代です。木下さんはこれから本を出版し、その考えに共感して頂ける人たちと『マザロジー』という考え方を一緒に作りあげ、みんなの生活を豊かにしていきたいと考えているわけです。以前、ジオノスで紹介したスローライフ、あるいはロハスというような生き方、それを統合するような新しい考え方が『マザロジー』かもしれません。人間が地球のひとつの生命体として、気持ちよく生きていける世の中を作ろうとする大きな「生き方」です。みなさんは『マザロジー』という言葉で何かを感じていただけましたか?

2003.1.11/18 OA 100体のテディベアと暮らす 小野塚万人

メラメラチェンソー木彫り実演中

澤田:これってすごいですねぇ~いきなり丸太から熊が浮き出てきたって感じ!

梅木:うわ~目も耳もちゃんとできている!恐るべしチェンソー技ですねぇ!

澤田:チェンソーっていろんな種類があるんですね!びっくりしました。


ベア1

キラキラインタビュー1)テディベアで感動のスパイラル!

梅木:今日は千葉県の茂原にある静かな丘の上にある熊の森にきています。(笑)というか、これはすごい数の熊さんですね。小野塚さんは何をやられている方と紹介したらいいですかね?

小野塚:そうだねぇ自然と共に暮らしている人かな?(笑)

梅木:そうですか、では自然と共に暮らしている小野塚さん、小野塚さんが主宰しているフォレストベアクラブというのがあるんですが、これは何をされているクラブですか?

小野塚:簡単に説明すると間伐材を使ってテディベアを彫っているんだよね。実は千葉県だけに限らないけども、全国に植林された人工林の杉やヒノキなどは花粉症の原因になっているだけでなく、本来ならとっくに伐採して収穫しなければいけない木だよね。ただ人手がなくてそのまま放置されて山には倒木が多いんですよ。このどうしようもないような木を持ってきて、チェンソーでテディベアを彫ってみたら結構ハマっちゃったってことかなぁ。それで仲間とクラブを作って、熊を彫りながら人工林を有効活用しようじゃないかということではじまったんですね。

梅木:ここは自宅兼工房ですかねぇ~とにかく熊だらけですよ。(笑)テニスラケット持った熊やギター持った熊がいるんですよね。もともと小野塚さんはチェンソーで熊を彫る技術はどこで覚えたんですか。

小野塚:まず、前職でぬいぐるみのテディベアと関わっていたことがあったんです。実は自分が持っていた会社を整理して、アメリカに住んでいるいとこの所に3週間ほどのんびり過ごしにいったんですよ。そこでチェンソーで作ったような木彫りの熊を見たんですよ。それにとても興味をもってひとつ購入したんです。その時は特に木彫りをしようなんて思ってもいなかったんですが、ちょっと機会があって適当に彫ってみたら驚くことにちゃんと熊に仕上がったんですよ。(笑)それからのめり込んでいったんですよ。僕は山に潜り込んで黙々と熊を彫るというスタイルはあまり好きじゃなくて、自分で感動すると「これはどうだ!」って必ず人に見せたがるんですよ。僕は「感動のスパイラル」だってずっと思っていて、自分が感動して他人に見せて、他人が感動してそれを見てまた自分が感動するという繰り返しが好きなんです。世の中って感動ビジネスじゃないですか!

流れ星感想)

梅木:小野塚さんってこんな人です。感動ビジネスって良い言葉ですよね。(笑)

澤田:楽しそうでしたね。このクラブには40人くらいの会員がいるようですね。

梅木:そうでうね、支部も小諸、清里、神戸にあるみたいです。

<ミュージックブレイク ABBA ダンシングクイーン>

波インタビュー2)遊びの延長で環境保全


ベア5
梅木:なかなか面白いクラブですね。素人の方が来られて初めて挑戦する時は、どれくらいの大きさの丸太を彫るんですか。

小野塚:私が最初に彫った熊さんは、丸太が直径25センチ、長さが50センチぐらいかな。ちょうど熊さんの顔が15センチくらいの大きさで、丸太の穴の中で冬眠していた熊が、丸太から微笑みながらちょこっと顔を出すというベーシックなポーズですよ。最初の人にはこのポーズを教えますね。

梅木:それはどれくらいの時間で出来るものなんですか。

小野塚:最初、僕は一日掛かりで手がしびれるくらいだったけど、今は手順に沿ってやれば早くできますよ。粗彫りで熊になったって感じまでは20分くらいでできますね。はじめにチェンソーの使い方からはじめても3時間ぐらいで完成しますよ。

梅木:えっ!チェンソーやったことがない人でもそんな早くできちゃんですか?

小野塚:そうですよ。あとでやってみますか。

梅木:はい、是非やらせてください。ところで今までに何体の熊を彫っているんですか?

小野塚:そうねぇ~、1,000まではいかないけど、500体は優に越えているよねぇ~。ここにあるのは50ちょっとくらいしかないけど、あとはみんなにあげたりしたんだよね。でも今は熊さんを彫って売ってご飯食べさせてもらっているからね。たまたま彫っていたら感動して、見た人が感動して、また自分で感動してこんなに彫ってしまったんですよ(笑)

梅木:さっき言われていた日本の人工林ですが、日本にはどのくらいあるんですか。

小野塚:この間、林野庁の人に聞いたんだけど、1,000万ヘクタールあって、計算すると約200億本の人口林があるんだよね。その人工林が日本の山の6割を占めているからね。千葉県は面積では少ない方だと思うよ。その人工林を今のままほったらかしておくと、どんどん倒れて自然に戻るまでは大変な年月がかかるよね。だからある程度間引きして、材木として使うなりしながら、そこに広葉樹のブナとか植えて針葉樹と広葉樹のバランスをとっていかないとダメだと思うね。今、いろんな野生動物が里に下りてきている現象も、実は人工林が増えているのが理由だと思うけどね。

梅木:その間伐材で小野寺さんは熊を彫っているってことですね。主にどちらから手に入れてくるんですか。

小野寺:その辺の近所に山ほどありますよ。この間も森林組合の人と山を持っている人が何十人もここに来て間伐材の熊彫りを見ていきましたよ。今は山もゴミ捨て場になってしまって大変だということでしたよ。手入れしてない山は知らない間にゴミ捨て場になってしまうんですよ。きちんと手入れされている山にはゴミなんか捨てられない雰囲気があるんですよね。ただ山は広くてなかなか手入れできないしお金もかかる、そんなことで私たちが無償で間伐してあげて、その材料で熊を彫らせてもらうということだよね。

梅木:ところでトレーラーハウスが丘の上に置いてありますが、今の生活は快適ですか。

小野塚:もう~最高に快適だね。最高なる貧乏で、最高なる贅沢がバランスよくありますね。遊びをクリエイトしながら生活できるなんて最高だね。毎日、自然の中で変化を捉えながら、それに感動しながら生活するってなかなかできないよね。たまに寂しさを感じるときもあるけど、結構、みんなが遊びに来てくれるし、この犬もいるしね。


ベア2

手裏剣感想)

梅木:小野塚さんはとっても面白いところに犬と住んでいるんですよ。広い丘の上にトレーラーハウスを置いて住んでいます。その奥には森があって、熊さんが木にいっぱいぶら下がっているんですよね。

澤田:そうですよね、なんか童話の世界みたいでしたね。僕ら二人でインタビューに出かけたんですが、お昼に小野塚さんの車で3人と犬一匹で近所の食堂に行ったんです。3人とも焼き魚定食をいただいたんですが、小野塚さんが食堂の人に「この魚の骨や皮をくれ」って言うんですよ。どうするかというと、その残飯を車の中で待っている犬の昼ごはんにするんですね。犬はちゃんと知っているようで、助手席のドアを開けると外に出て行儀よく座って食べていましたね。小野塚さんのいい相棒でしたよね。自分の楽しみが環境保全、森林整備につながっているなんて素晴らしいですよね。

爆弾インタビュー3) 粋な生き方!?

小野塚:粋な生き方ってなんだろうと思ったことがあるんですよ。僕は江戸小唄の会の会長もやっているんですけど、よく「品がある」という言葉を使いますよね、これは上品も下品も両方知っていて、バランスよく経験して初めて、上下がとれて「品がある」ってことになるんですよ。粋な人っていうのは粋を語ると粋じゃなくてキザになってしまうんだよね。だからちょうど中間でバランスの良い場所があると思うんだよね。中庸という言葉が日本人の精神だと思うね。日本の自然は世界でもバランスがいいよね。世の中って片方で人間に良いことやっていて、片方で人間に悪いことやっているんだよね

梅木:バランスって大事ですよね。もともと企業家と聞いていますが、今の世の中はどうだと思いますか。

小野塚:ハハハハッ、よくわからないけど、まぁ~このまま突っ走ってしまうんじゃないかね。(笑)

梅木:そんな時代にこんな暮らしをしている小野塚さんってとても魅力的な面がありますよね。

小野塚;そうかもね。そんな風に言われることもあるけどね。なんかこれから知恵を持ったカッコいい大人が出てきて欲しいと思うな。あとは時間なんだよね。タイムイズマネーってことが元凶じゃないかな。もしかしたら科学も人間の欲望を早く知り、早く手に入れるための道具って感じもするよね。


ベア4
モグラ感想

澤田:僕たちは今、トレーラーハウスにある小野塚さん自慢の樽の風呂にビールを飲みながら浸かっています。

梅木:このトレーラーハウスですが、丘の上にあるので最初は水も電気もなく全て必要なものは自分で準備したそうですよ。隣に牧場があって、雑木林もあって広いところなんですよ。熊の話から粋な生活論まで小野塚さんに話していただきましたね。

澤田:そう考えると、粋という言葉は何気に使っているけど、どんな人かって問われるとなかなか一言では答えられませんね。小野塚さんと出会って感じたことは、豊かさというのは自分の心の中で創っていくことだと感じました。豊かさなんて誰も与えてくれない、自分の心の中に全部あります。

2003.5.9『心の魔術師 サイコセラピスト 川野好敏』



オバケインタビュー1)催眠術で潜在意識を変えるメラメラ

澤田:今日はサイコセラピストの川野好敏先生です。宜しく御願いします。

川野:宜しくお願いします。


川野1

澤田:名刺には、サイコセラピスト、東京催眠科学会の主宰と書いてあります。催眠術とかテレビで

は見たことがありますが、実際にはどんなことをされてるんでしょうか?

川野:一般的には心の悩みを解決するんですが、私の特長は催眠法を活用して、潜在意識の中をプラ

スに変えていくんです。一般のカウンセリングは心の意識に対して話しかけていくんですが、私は潜

在意識無意識の中に話しかけていって解決していくという方法をとっています。

澤田:その潜在意識というのはどんなものなんでしょうか?

川野:そうですね、心をよく氷山にたとえて説明しますが、氷山のように水面上に見える小さな部分が意識・顕在意識、水面下に隠れている大きな部分が無意識・潜在意識なんです。この潜在意識の方が見えている意識よりずっと大きく、そして潜在意識の方が意識より絶対に強いと言うことなんです。意識と無意識が戦ったら、必ず無意識・潜在意識の方が勝っちゃうんです。この事をほとんどの人が気付いていないということなんですよ。だからこの潜在意識の中がマイナスになっていると、意識でいくらがんばっても潜在意識の中で、ダメだ!できない!無理だ!と思っているので心が負けちゃうんです。それで持っている能力も発揮できなくて、悩みが益々増えていっちゃうわけなんです。だから潜在意識の中を変えるということが大事なんですね。その手段として催眠法を活用しているんです。

澤田:例えば何かをはじめるときに、心のどこかで「たぶんダメだよなぁ」と思いながら何かにトライしても達成できないと言うことですよね。

川野:私がみなさんにいつも言うのは、「イメージが生理的変化、行動の全てを支配する」という言葉なんです。このことを理解してない人が多いんですよ。これを理解したら、ほんとうに人生が変わります。


川野2

澤田:具体的にどんな人たちが川野さんのところに相談にくるんですか?

川野:そうですね、一番多いのは対人関係ですね。人前で話せない、不眠症、不安神経症、対面恐怖症、性格改善、それから能力開発ですかね。自分の潜在能力をもっと発揮したいというスポーツ選手や音楽家も来られます。

澤田:なんか有名な芸能人の方も来られる見たいですね。

川野:そうですね。名前は言えませんがおりますよ。あとお医者さんとかね。

澤田:結構、幅広い職業の方たちが来られるんですね。

川野:そうですね。年齢も小学生から80才までと広いです。

澤田:川野さんからみて、そういう悩みを持っている人は年々増えていますか?

川野:そうですね、私からみても心の悩みを持っている人が増えていると思います。毎日、忙しい社会の中で生活し、情報が氾濫して、ストレスと不安で心が落ち着かない、人間関係がうまくいかない、そんな人たちが年々増えていると思いますよ。

<ミュージックブレイク oasishung in a bad place」>

ベルインタビュー2)イメージが全てと支配する晴れ

澤田:ところで川野さんは、何がキッカケでサイコセラピストの仕事をするようになったんですか?

川野:実は、私は子供の時にとても気が弱かったんです。それで中学生の頃に自己催眠を独学で覚えてからちょっと自信がついてきて、大人になってアメリカの企業に務めていたんです。そこでいろんな人から何故か相談を受けるようになったんです。自分は特別に心理的な能力を持っているわけでもなんでもないのにですよ。それなのに毎日のように沢山の人から相談を受けるようになったんです。それで、こんなに悩んでいる人たちがいるんだなと思って、それじゃそっちの仕事をしてみようかなって思ったんです。そして、とある有名な心理学の博士に師事して催眠法を学んだんですね。それでいつの間にか自分でもやれるようになったという事です。簡単に説明するとそうなります。

澤田:例えば、川野さんにみてもらって、ガラリと人生が変わったような人はいるんですか?

川野:そうですね、例えば、女子高生で体操の選手で、演技中にアキレス腱を切ってしまったんですね。手術して完全に治って復帰したんですが、恐怖心が潜在意識にしみ込んでいて、なかなか上手く演技ができないんです。それで催眠術をかけて、潜在意識の中の恐怖心を少しずつ取り除いていったんです。その後、みちがえるようになって、大きな大会で優勝しました。それと、最近特に多いんですが、鬱病で手首を切ってしまった人とか、そんな深刻な人も抗うつ剤も絶対必要なんですがなかなかうまくいかなくて、催眠術で潜在意識を少しずつ変えていって、もとのような姿に戻ることができたとか、様々なケースがありますね。

澤田:川野さんのやっていることは、一言でいえば「人助け」ですよね。

川野:そうかもしれないですね。ここにあるように、毎回、感謝のお手紙を頂いてまして、それを拝見するとほんとうに喜びがこみ上げてきますね。

澤田:実は、みなさんにはお見せすることができませんがちょっと不思議な体験なのです。針を木製の板の上に立てて、その上に四角い紙を傘のようにして中心に乗せるんです。それを両手で触らないで包み込むようするんですよ。そして川野さんが右とか左とか言うとそっち方に勢いよくグルグル回るんですよ。びっくりしましたよ。

川野:そうですね。それは訓練すれば誰でも出せるエネルギーなんですよ。人間って気付いていないけど、ほんとうにものすごい能力をもっているんですよ。それをだせる人とだせない人がいる、ただそれだけなんですよね。

澤田:実は、川野さんは催眠術をかけるだけでなく、実際に不思議なパワーを持っているんですよ。先ほどはスプーンを曲げて頂きましたが、触っているうちにあれよあれよと曲がってしまいました。川野さんといると、いろいろ不思議な現象にも遭遇するらしいですね。(笑)

川野:まぁ~いろいろありますね。(笑)


川野3

澤田:最後になりますが、ラジオをお聞きのみなさんに一言メッセージをお願いします。

川野:そうですね。心というのは見えない、つかみどころがない、だけど全ての原点は心なんですよ。そこを知ることが大事なんです。「イメージが生理的変化、行動の全てを支配する」、この言葉を是非、頭に入れて覚えて欲しいんです。イメージというのは創造です。良い方向に創造する、そうしていくとプラスに物事を考えるようになれます。それから、プラスに物事を考えるとエネルギーが高まるんです。逆にマイナスに考えるとエネルギーが下がってしまいます。病気の人もプラスに物事を考えると自然治癒力が高まり、どんどん良くなりやすいんです。これには不思議にハッキリと差がでますよ。とにかくプラス思考になるということ。これによって人生がほんとに変わってきます。いままでたくさんの人をプラス思考に変えてきましたが、みなさん素晴らしく変身しています。

澤田:私も、何事もプラス思考でいきたいと思います。今日はありがとうございました。

<ミュージックブレイク BostonAmanda」>

モグラ感想)

澤田:どうですか、川野さんのお話は!

梅木:川野先生、恐るべしですね。人間には潜在意識と顕在意識があって、両方の意識が戦うと潜在意識が強いんだ!だから潜在意識を変えていかなきゃいけないっていうのは、びっくりしました。

澤田:氷山に例えて話していましたが、顕在意識というのは、100のうちの10くらいなんですよ。逆に潜在意識は90くらいだそうです。それぐらいに見えない心の意識、、「潜在意識」が強いんですよ。

梅木:そんな比率なんですね。川野さんはその潜在意識をプラス思考に変えていくわけですよね。

澤田;そうですね。川野さんの仕事って、「心の掘り起こし作業」なんだなと思いました。水面下で眠っている心を掘り起こして、人間の本来の心の可能性を呼び覚ます、そんな作業だと思いましたね。見えない「心」と丁寧に会話をする川野さん。「イメージが生理的変化、行動の全てを支配する」、みなさんも是非、覚えて欲しいです。(*^ー^)ノ