2004/7/4アコーディオンの魅力 田ノ岡三郎メラメラ

澤田:今日はアコーディオン奏者、サブちゃんこと田ノ岡三郎さんを紹介します。アコーディオンの音色って最近色々なところで聴きますよね。

安田:そうですね。色々な音楽のジャンルにも出てきますね。

澤田:アコーディオンって不思議な楽器に見えていたんですよ。小学校の音楽室にあったアコーディオンを見たときなんて不思議な格好なんだろうって!

安田:そうですね。鍵盤が横についていて不思議!だいたいの形は思い浮かぶんだけど、絵に描けって言われたらわからないかもしれない。

澤田:演奏したことはありますか?

安田:小学校の音楽の時間にちょっと触った程度かな。

澤田:やっぱりそうだよね。

安田:ピアニカともまた違いますもんね。

澤田:右の方にケンバン、左の方にはボタン。なんでこんな楽器弾けるのかなって不思議でした。それでピアニカのように空気を伸縮させて鳴らすわけでしょ。実はとっても癒される音だっていうことで最近色々な音楽シーンで活躍しています。今、ノリにのっているアコーディオン奏者の田ノ岡さんにインタビューしてきました。

インタビュー1)不思議な格好の楽器!?音譜


サブちゃん1


澤田:今日はアコーディオン奏者の田ノ岡三郎さんにお越し頂きました。初めまして!

サブ:どうも初めまして!

澤田:ちょうどレコーディングが終わって駆けつけてくれたということで・・・。最近、アコーディオンが流行っているというかよく見かけるんですが、ライブでも色々なところでアコーディオンが主役になったりしているんですよね。

サブ:興味を持ってくださる人ってすごく多いんですよ。みなさんからアコーディオンを始めたいんですけど、どこで楽器買えるんですか?とかしょっちゅう聞かれるんですけども、実際に始めてくれる人は少ないみたいですよ。

澤田:田ノ岡さんは通称サブちゃんと呼ばれているみたいですが、サブちゃん自身はアコーディオンを弾かれて何年くらいになるんですか?

サブ:そうですね、弾き始めてから12年になります。

澤田:結構、長いですね。

サブ:そうですね。もう10年すぎたかな?みたいな感じですけど。

澤田:元々アコーディオンを弾こうと思ったきっかけはなんですか?

サブ:僕はアコーディオニストになろうという気は全然なくて、ピアノやキーボードを弾いていいたんです。たまたまアコーディオンでこの曲で弾いてくれない?とか色々リクエストがありまして、騙され半分でアコーディオンを手に入れて弾いてみたんです。そしたらすごく気持ちがよくって。アコーディオンってサックスとかフルートとかと同じように、息をする楽器なんです。真ん中のジャバラの部分で空気を送って音を出す、まるで吹奏楽器のようなもので、そういう気持ち良さというのを初めて経験しましたね。

澤田:なんとなくわかりますね。口で吹くと息吹を感じる音みたいな。電気音じゃなくて、空気が鳴らすアナログの音ですね。

サブ:そうですね。それまでもアコーディオンの音とか好きで学生時代とかシンセで曲作るときに使っていたりしたんですけど、実際、聴いてみたら生の音は全然違うなと感じました。

澤田:今はどんな活動をされているんですか?

サブ:最近はアコーディオン一本で、結構、色々なところに出張演奏に行くこともすごく多くなってきました。去年はお寺で演奏したりとか、愛知の山奥におもしろい住職さんがやっているお寺なんですけどね。

澤田:今はご自身のバンドを何かお持ちでしたよね?

サブ:そうですね。僕自身のユニットとして定期的にやっているグループはいくつかあります。今、面白いのはアコーディオンの大塚雄一さんというかなりベテランの方と、中国の胡弓でニコという楽器でやっているアコニコというバンドがあります。

澤田:そのアコニコは都内で結構ライブをやっているんですね。

サブ:はい。今度は浜松のほうでも演奏したり、起動力もついてきているんですけど基本的には一緒にバンドを組んでいる人たちもみんな自身のユニットをもって動いている人たちばっかりなんです。

澤田:実際に田ノ岡さんはアコーディオンを幾つお持ちなんですか?

サブ:今は5台です。

澤田:今、横にあるんですけども結構これはデカイですよね?

サブ:そうですね。持ち運びだけで嫌になりますね。(笑)

澤田:重量は何キロくらいあるんですか?

サブ:僕が持っているのは13キロです。

澤田:13キロ?重いですね。

サブ:子供の体重だと何歳くらいになりますかね?

澤田:4歳か5歳?もっと上ですかね?お腹に抱えてるみたいですもんね(笑)

サブ:まぁ~僕が子ども産むわけではないんですけど(笑)

澤田:ハハハハハッ~(笑)

サブ:アコーディオンも軽いタイプだと7キロや8キロから。あとクラシックの方が使われるバッハの曲とかも完璧に弾けちゃうタイプのだと、17キロとか18キロとかいうやつもあるんですよ。

澤田:へぇ~そんなに重いのもあるんですね!

サブ:そうですね。それを弾かせてもらったことあるんですけど、もう足腰立たなくなりました。

澤田:種類にしてもけっこうあるんですよね?

サブ:そうですね。僕が持っているアコーディオンは右手の部分がピアノの鍵盤と同じになっている一般的なものですけど、実はヨーロッパではこれは主流じゃないんですよ。ヨーロッパのほうだとボタンが螺旋上に並んでいるボタン式アコーディオンと言われるものがピアノ鍵盤式よりポピュラーなんです。

澤田:今もっている大きさはどれくらいですか?結構大きいですよね?

サブ:そうですね。このタイプは初心者の方には絶対にオススメしません!

澤田:はい。わかります!

サブ:こういう10キロ以上あるアコーディオンから弾き始めちゃうと、もう楽器が嫌になってしまいますよね(笑)

澤田:せっかくなので音を聴かせてもらえないですか?

サブ:はい♪

澤田:このアコーディオンの音をみんなに聴いてもらいましょう。

サブ:じゃあ短めに一曲♪<生演奏>


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ドンッ2002/3/16酒造りは人づくり・杜氏:藤井藤雄2)ロケット


オバケインタビュー2)自然との対話が酒造り

澤田:酒造りの1日はどんな感じで始まるんですか?

藤井:そうだねぇ、朝は5時半に起きて、もろ味の計温をします。アルコールがどのくらい出ているか、その分析があるんですよ。そして、昨日から作業している麹が今朝できているので、朝、麹を出して、また盛るっていう作業があるんですよ。その後、8時頃から蒸し米がまた入るわけ。毎日、それの繰り返しなんですよ。大体10時までは麹と仕込みの仕事なんですよ。仕込みが終わるのが9時半か10時で、後片付けして休憩して、そして今度は明日の米を洗うわけですよ。

澤田:酒造りの難しさは人の輪と先ほど言っていましたけど、逆に楽しさはどんなところですか?

藤井:そうだね~実際いいものができたっていうのが一番の喜びですね。ある程度の麹、もろ味を見ればどんなものができるか想像できるんですけど、実際に絞って酒の顔を見ないうちはわからないですよね。絞って出てくると、あぁ~いい顔してるなぁ~とか、その時が嬉しいですよね。そのままお客さんにもいい酒を与えられるしね。それと蔵人にしてみるとお酒の品評会がありますよね。そうゆうところで賞を獲ったりとか、、、それはみんな嬉しいですよね。



澤田:毎年、酒造りは1年生だって言っていましたが、今後、酒造りにかける夢があれば聞かせてください。

藤井:そうですね。実際、毎日作っている酒では他の人には負けたくないですよね。同じ条件でも杜氏が違えばまったく違う酒ができるわけですよね。そのぐらい奥が深いですよ。自分が杜氏となった時は、前任者の杜氏の酒の味に近づけたいと思うわけです。でも長年やってくると自分の酒ができてくるわけです。それは自分では2,3年前にわかりました。そのうち前任者の杜氏の酒の味ではなく、自分の酒が会社の顔になってくるわけ。前の酒とは味が全然変わってくるんです。お客さんも前の酒もよかったけれど自分の酒の味も評価してくれるわけです。私はどちらかというと喉越しがいい酒をつくりたいんです。それを蔵人と一緒に目指すものに近づけていきたいです。



音譜<サウンドブレイク:ラブ・サイケデリコ/waltz>音譜

グッド!感想)杜氏とはナチュラリストだ!うんち

澤田:やはり酒造りはかなり朝早いんですよ。

梅木:かなり早いですね。

澤田:いろんな材料、いろんな条件がありますが、それを人の輪がつないでいくんですね。なかなか奥が深いですよね。

梅木:それと自分の味を作っていくってかっこいいですね。杜氏としての経験と自信が感じられますよね。

澤田;考え方を少し変えると、杜氏という職業は最先端の仕事なのかもしれません。自然科学を理解していないとできない仕事ですよね。

梅木:酒造りって、かなり奥が深いんだなって実感しました。日本では女性を中心にはワインとか、いろんな洋酒がブームですが、日本人として、一度、じっくりと自国の文化と自然が沢山詰まっている日本酒を飲んでみて欲しいですね。

澤田:そうですね、世界に誇れる日本の飲みものだと思いますね。杜氏さんは自然観察の達人、今で言うナチュラリストなのかもしれませんね。自然の極意をしらなければ成り立たない職業です。日本の文化・伝統と自然が詰まった「お酒」を是非、ゆっくりと味わってみてください。


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お酒2002/3/16酒造りは人づくり・杜氏:藤井藤雄1)晴れ

澤田:梅木さんは杜氏という職業を知っていますか?

梅木:はい、日本酒を作る人ですよね?

澤田:そうです。杜氏さんがいなければ日本酒は作れない、とても重要な人なんです。今回は、杜氏さんのお話を聞きながら日本の文化についても少し触れてみたいと思います。ところでお酒造りの現場に入ったことはありますか?

梅木:いいえ、一回もないですね。

澤田:そうですか、私も今回初めて酒蔵を見せていただきました。現在、酒蔵というのは日本に約1600あるそうです。僕は飛騨の古川町というとても風情のある町で酒蔵を見てきました。少しおおまかに酒造りを説明します。まず酒米を洗います。そして蒸します。その米を水と酵母、そして麹に混ぜ合わせます。この混ぜ物に、蒸した米、麹と水を4日間3回に分けて発酵させるんです。この発酵が仕込みという風に言われます。これはそれぞれの蔵によって状況は違いますが、ここから18日~32日間くらいおかれて、それを絞って濾過して出来上がりということです。

梅木:なんか結構な時間がかかるものなんですね。

澤田:そうですね。結構、手間がかかるんです。これを杜氏と酒蔵の人達がみんなで協力して作るんですよ。飛騨の古川町という町に約300年続いている蒲酒造という酒屋さんがあるんです。そこで杜氏をされている藤井さんにお話を聞いてきました。

インタビュー1)酒造りは毎年1年生!




澤田:今日は飛騨古川町にある蒲酒造の杜氏さんで藤井さんを紹介します。よろしくお願いします。

藤井:はいどうも。

澤田:藤井さんは杜氏の仕事を何年くらいやっているんですか?

藤井:杜氏としては今年で26年目ですね。

澤田:結構、長くやっているんですね。

藤井:はい、今年で52歳ですから26歳からやっています。

澤田:どうして杜氏になろうと思ったんですか?

藤井:私は、新潟出身なんです。わりと酒造りの盛んな地域で育ったんですよ。それで自然に酒造りに関わるようになって、いくつかの地方で酒造りに関わってきたんです。自分ではあまり杜氏になろうという気持ちはなかったんだけども、人の進めもあって杜氏になったんです。その代わり杜氏になってからはなかなか大変だったです。まず杜氏をやるまで11年間しか下積みがなかったんです。だから杜氏になってからは自分で試行錯誤して仕事を覚えて、仲間とうまくやりながらやってきたんです。酒造りは年間で半年しかやらないから、その後に半年のブランクがあるので、毎年短い人生だと思ってやっています。だから26年の経験があっても、毎年1年生なんですよ。

澤田:なかなか根気のいる仕事なんですね。酒造りの時期はいつ頃なんですか?

藤井:酒の発酵温度は15℃か16℃で低いので寒い時期にやるわけですよ。10月に入ってから準備して、10月末頃から仕込みが始まって、お正月まで仕込んで、お正月だけは1週間くらい休んで、それからまた3月の半ば頃まで仕込むわけですよ。お正月までは案外気温は高いから、大体どこの酒屋でもそうだけど一般酒の仕込みが多いんですよ。それで1月に入ると気温も下がってきて、2月くらいまでが良い酒を作る一番いい季節なんですよ。

澤田:寒いときがいいわけですね。

藤井:その一番いい時期に、大吟醸とかそういう良いものを込むんですよ。その頃になるとやっとうちらの季節だなと思うんですよ!みんな寒がっているけどうちらはそうじゃねぇ~!(笑)

澤田:嬉しくなっちゃうんですね!

藤井:だから天候は毎日見ていますよ。寒くなってきて風邪をひく子供が出てくると、そろそろかなぁ~と思うわけですよ。酒も寒いとか暑いとか、子供のように面倒見てあげなくちゃいけないんですよ。今度は暖かくなると着物脱がせてやってくれとか。そんな感じで付き合うんです。

澤田:発酵するってことは生きているわけですからね。言葉はなくても何かを伝えてるってことですよね。

藤井:そうですね。それを聞いてあげるんです。寒いところが一番酒作りに合うというのは理由があって、発酵するので、どうしても16℃よりどんどん温度が上がるわけですよ。20℃くらいまでいくと、お酒の味にいらない雑味っていうのが出るわけ。そうすると酒を飲むと味が汚いわけ。後口も悪いし。すっと入っていかない。

澤田:そうなんですねか。

藤井:結局、寒いところ、水のいいところ、米のいいところが一番酒作りには適しているわけですよ。飛騨あたりはそれにピタっと合っているところですね。岐阜県の中でも一番です。



澤田:仕込みが3月くらいまでに終わって、それからはどうするんですか?

藤井: 3月の半ばで仕込みが終わると、410日頃までに全部絞るようになります。暖かくなるともろみの温度がどんどん上がってくるので、麹の溶けもいいもんだから早く絞れるようになります。

澤田:美味い酒が造れる条件ってズバリ何でしょうか? 

藤井:そうだね、水、米、気候、それと蔵人だなぁ。

澤田:蔵人ですか?

藤井:そう、それが一番大切。結局、酒造りは人作りって昔の人はよく言ったんですよ。やっぱりみんな仲間で一緒にやろうという考えでやっていますから、この10年間ほとんど人も変わらないでやってきているので有り難いなと思っています。それがいい酒を造るには一番の条件なんです。人が毎年変わるようじゃ、いいものもなかなか作れないでよ。一人や二人だけいい技術持っていても、みんなでまとまらないといいものはできない。人の輪が酒造りには必要なんですよ。

澤田:なるほどね。そっちの方が難しいかもしれませんね。

藤井:そうでしょ。だから半分はそっちのほうにいつも頭がいってるんです。

澤田:お米はどこの米を使ってるんですか?

藤井:米はほとんど地元米です。

澤田:古川町の米ですか?

藤井:そうですね。岐阜県の酒場にいっているのは飛騨生まれの米なんです。うちの場合は半分以上それを使っています。あとは一般米もありますが、ほとんど岐阜県内の米でやっています。飛騨生まれの米は酒造りに合ってますよ。




にひひ感想)昔の杜氏は女性!?ラブラブ

澤田:ということで藤井さんのお話を聞きましたが、やっぱり自然にかなり密着している仕事なんですよね。

梅木:そうみたいですよね。あと人づくりっていうのが大事っていうのは、面白いですね。

澤田:水、米、気候、そしてそれをまとめるのが人であると。かなり気候にも左右されるし、1年に一度とれる米の良し悪しにも左右される、ですからオールラウンドに色んなものを見て判断するっていうのが杜氏さんの仕事なんでしょうね。

梅木:なるほどね~。尚且つ人の管理もですよね。

澤田:実は杜氏という文字の由来をちょっと調べてみました。杜氏の杜は“木へんに土”、そして氏は“うじ”ですね。昔の杜氏と言う字は違うんですね。刀に自って書いて“刀自”と読んでいたらしいんですよ。

梅木:昔はそれでトウジと?

澤田:そのようですね。その昔の刀自は何だったかというと神社に巫女さんとして使えていた女性がそう呼ばれていて、その人達がお酒を作って捧げていたという歴史があるみたいですね。そこから今の杜氏に名前に引き継がれて、酒作りになってきたということらしいです。

梅木:なるほどね~!

音譜<サウンドブレイク:ラブ・サイケデリコ/I will be with you>音譜


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