UFO2002.5/12 0A 『ツリーハウス』の魅力!小林崇(2)汗
ツリーハウス
梅木:実際今までいくつのツリーハウスを建てられたことあるんですか?
小林:関わったものを入れれば8つくらいですね。
梅木:ちょっとお聞きしますが、ツリーハウスを建てる上で木に対するインパクト(影響)であるとか、周りの植生への影響とか聞きますけど、それはどういうことですか?
小林:最初はツリーハウスそのものを木の上に建てることに夢中になってて、あまり建てられる木のことはそんなに気にしてなかったんですね。でもやはり木の勉強もしなきゃいけない、最近はそっちにどんどん興味が出て来て、木の性質だとか堅い柔らかいとか気にしてます。針葉樹と広葉樹ではツリーハウスを作る時の構造も違いますから、なるべくその木に負担をかけない方法を試行錯誤しているんです。アメリカではステンレスのボルトをズボっと木に入れちゃうんですけどね。(笑)
梅木:えっ、一気に木に穴を開けて打っちゃうんですか?
小林:そう、その方が安定しますし木には自然治癒力がありますからね。
梅木:逆にその方が良いんですか?
小林:その報が良いんですね。でもツリーハウスは歴史が浅いですから、せいぜい10年ですよね。アメリカでは10年前から木に穴を開けてデータをとってるんですよ。自然治癒力でカバーしたよ、木は元気で大丈夫だよって。でもやっぱり今言ったようにたかだか10年ですから。50年後にその木がどうなるのかっていうのはやっぱりわからないんですよ。実は昔の日本の船とか日本の建物っていうのは全部縄で縛ってましたよね。その縛る技術っていうのは日本にはすごいものがあるんじゃないかと思っていて、私は縛ることが一番ツリーハウスに合うんじゃないかと思ってるんです。風が吹くと木と一緒にハウスが揺れますよね。木の枝が右と左では違って揺れるんですよ。でも建物は構造的にきしみに弱いわけですよ。そうなるとそのジョイントの部分を縛るっていうのが一番フレキシブルに動いてくれるんじゃないかと。これが今のところJTNで目指しているボルトを使わない方法なんですね。
梅木:縛ってつくるツリーハウス?
小林:そうですね、縛ったり他に支えを入れるんですね。木になるべく負担がかからないように考えたりするんですよ。ただどっか矛盾するんですけどね。揺れてしまうものの上に安全で安定するものを作りましょうっていうことは。(笑)
梅木:その安全性は縛ることによってどうなんですか?
小林:縛りの安全性というよりも、やっぱり揺れに対してどの程度、、、例えば建築材であればケヤキはこうだとか松はこうだとか桜は折れやすいとかあるんですけど、生きてる木っていうのはほとんどデータがないんですね。生きてる木の上にどのくらいの建物が乗ったら構造上大丈夫なのかというのはないんです。日本では建築基準法は問わないんです。あとはやっていって失敗していくしかないかなと思ってます。(笑)
梅木:まだ発展途上ということですね?
小林:全くそうだと思いますよ。
梅木:実際にツリーハウスに乗ってみてどうですか?
小林:やっぱり揺れる!構造によっては完全に木の上にはあるんだけそれを感じさせないようなしっかりしたものもありますよ。他に鉄のハリを入れたりね!僕が好きなのは木と一緒に揺れること。船の中にいるようにギシギシ言うんですけど、その感じがすごくいいのと、風が柔らかいんですね!地上とは全然違いますね!木の上って梢を伝わって風が入ってくるし、夏でもすごく涼しい。風がホントに柔らかいんです!それはどんな人でも感じるんじゃないかな~。頬にこうくる風とかも柔らかいんですよ。それはすごくいいですよ!
梅木:気持ち良さそうですね~!

モグラ感想2)ラーメン
梅木:いかがですか?
澤田:いいですね~、風が気持ちいい!わかるような気がしますね~。いいな~是非とも欲しいね!
梅木:ちょっと建てましょうよ~!
澤田:小林さんに連れていってもらって僕らも一緒に建てて風を感じてみたいですね!
梅木:自分だけの秘密基地は木の上に持ちたいですね~!

手裏剣インタビュー3)夢はツリーハウスのある暮らし!雷
梅木:最後に今後どのような活動をされるか、まぁ~夢みたいなところをお伺いしたいと思うんですが!
小林:とりあえず今年はJTNという名前の新団体が一応できて、それをNPOに向けて今組織化しています。一応事務局ができる予定です。それとホームページの開設がそろそろできて年に5回くらいのワークショップっていうかツアーみたいなものを組んでみようかと考えてます。
梅木:今後日本にツリーハウスを普及する為にいろんな情報を発信しようということですね。
小林:そうですね。最終的には僕は自分が暮らすツリーハウスを人の知らないところに作って、それがやっぱりホントの夢なんですね!ツリーハウスのあるようなライフスタイルに憧れているんですよ!
梅木:なるほどね~。
小林:決してツリーハウスビルダーやログハウスビルダーみたいなものに憧れてるわけじゃないんですよ!

<ミュージックブレイク PAFFY「これが私の生きる道」>

ぐぅぐぅ感想3)ぶーぶー


梅木:収録の時に小林さんは一匹のゴールデンレトリバーを連れてお店に現れたんですよ!
澤田:あらま~素晴らしい!
梅木:4歳でメスのモモちゃんって言うんですけどね。それがまた可愛くて、収録してる最中もずっと小林さんの側を離れないんですね。私もモモちゃんに触らせてもらいました。
澤田:このツリーハウスがファッションの最先端の街、原宿にあるってことがすごく意義があるなと思いますね!
梅木:そうですよね!
澤田:ヒマラヤスギが貫通しているツリーハウス「カフェオゴーゴー」。木を切らないでその木に寄り添うようにハウスを作っているんですね。これが原宿に溶け込んでるですね。
梅木:若者の街と言われる原宿の中でね!
澤田:世間では環境保護とか自然を大切にしようというのを言葉にすると説教っぽいイメージで受け取られるんですけど、小林さんのお店に入って、生きているスギの大木に寄り添って、お酒を飲み、お話しして、、、。言葉ではなく、そこにある木を感じながら自然を少しでも思うことができるとしたら素晴らしいことだといますね。
梅木:実際お店は雰囲気も良くてカッコ良かったですからね~。
澤田:日本人は縄文時代から木の文化、森の民、まさしく木に寄り添って生きいてるわけですね!人は「木に集う」んですね。

DASH!2002.5/12 OA『ツリーハウス』の魅力!小林崇(1)DASH!
小林全身
しっぽフリフリインタビュー1)ツリーハウスとの出会い波
梅木:今回はですね、ジャパンツリーハウスネットワーク(JTN)の代表をされていて、原宿でツリーハウスカフェ、「カフェオゴーゴー」のオーナーでもいらっしゃいます小林タカシさんにお話をお伺いしたいと思います。
小林:よろしくお願いします。
梅木:まずツリーハウスですが小林さんはどういう形で出会ったんでしょうか?
小林:僕が20代の頃に旅をしてまして、タイのカガムというところ、コサムイ島という島のまだ先なんですが、そこを旅してた時ですが、木の上じゃなかったんですが、崖の上に小さなバンガローがあったんですね。そのバンガローにすごく泊まりたかったんです。でもすでに6ヶ月くらい前から泊まってらっしゃるイギリス人のおばあちゃんが居て泊まれなかったんですよ。
梅木:えっ、6ヶ月も泊まってるんですか?
小林:バンガローですから長期滞在しているんですね。その人が出たら泊まれるんですけどね。でも全然出ていってくれなくて、それでも毎日通っていたら一日だけ交代してあげるって言って僕が宿泊していたバンガローと交代してもらったんですよ。もう崖の上なんで揺れたりするんですよ。下を見ると怖いですよね!何て言うんかなぁ~その浮遊感っていうか、地に足がついてない感じが僕にはすごく魅力的だったんですね~。旅をしてたのもそうですし、なんかこう社会のど真ん中に根をおろして大木になるっていうよりは、なんとなくその不安定な感じってのが潜在的に頭にあって! 僕が今カフェをやってるところは10年前に僕が住んでたアパートなんです。その後、古着屋さんをしてたんですが、外にヒマラヤスギが生えてたんですね!それでいつかこれを囲んで木の上の家みたいなのを作りたいなとなんとなく思ってたんですよ。ある時、古着の仕入でアメリカのボストンに行ってたんですが、そのボストンでよく行く大きな本屋さんの今月のオススメ!みたいな本があったんです。そこにアメリカ人でピーターネルソンというツリーハウスを有名にした人の本が置いてあったんです。「ツリーハウスis」っていう写真集だったかな。それを見て「あっこれは俺が思っているのと同じだ」と、世界にそんな奴がいるんだ!しかもそれはツリーハウスって言うんだと初めて知ったんです。なんとか彼に連絡を取りたい!そしてこの本を日本で訳せないかみたいなことをずっと思ってたんですよ。ある日、ビーパルっていう小学館のアウトドア雑誌をペラペラと見てたらそのピーターネルソンが日本に来る、ビーパルが彼を呼ぶんだということを知ったんです。そこが栃木県の茂木(モテギ)という場所だったんです。
梅木:ツインリンク・モテギの場所ですよね!
小林:そうですね。その1万坪くらいの土地をビーパルの小学館が借りて、そこに里山を再生するというプロジェクトの一環でツリーハウスを作るということだったんです。そしたら小学館の方から電話があって、実はピーターネルソンが3人で来るんだけど、滞在してる期間中にどうにかしてツリーハウスを作ってほしいと考えている。日本の大工さんにお願いしているんだけど言葉も通じないし考え方も違うということになって断られたと。できたら僕にお手伝いしてくださいって話になって現場に行ったんですね。ゴールデンウイークの3日間くらいのイベントだったんですが、とても仲良くなって一緒に作っていったんです。
梅木:それは何年ぐらいの前のお話ですか?
小林:何年ぐらいでしょう。もう5、6年前じゃないですかね。
梅木:その時の小林さんは大工仕事とか、ツリーハウスを建てた経験とかはあったんですか?
小林:いえいえ、ツリーハウスを建てた経験はないですよ。ただまぁ~この店をそんな風にしてたし、そういう本を持ってたり南の島のフローネとかスタンドバイミーとか、なんかそういうものに憧れていましたね。

スペード感想1)ねこへび
澤田:タイで出会ったんですね?
梅木:えぇ。タイの崖の小屋だったらしいんです。世界にはおもしろいバンガローがあるもんですね!(笑)
澤田:地に足がついてない感覚!自分のことのように例えて言ってましたけどね(笑)
梅木:今回僕が伺ったのは原宿にある、小林さんがオーナーをされている『ツリーハウスカフェ』なんですよ。
澤田:『ツリーハウスカフェ』?
梅木:そう!カフェアゴーゴーという名前です。(笑)
澤田:あらららら、またステキな名前ですね!
梅木:ハイ!しゃれた名前でしょ!お店自体はそんなに広くないんですが、木造の建物で、お店の中にヒマラヤスギが生えてるんです!
澤田:はぁ~!ヒマラヤスギが~!?
梅木:生えてるというかお店を貫通してますけど!(笑)
澤田:お店を貫通してるの?真中を?ユニークですね~!(笑)
梅木:はい。そういうお店なんですよ。それで『ツリーハウスカフェ』と呼ばれるようになったらしいんですよね!
梅木:なかなかお店の雰囲気も良くて、今流行りの裏原系っていうんですか?
澤田:まさしく秘密基地ですね!


ラーメンインタビュー2)ツリーハウスの誕生秘話!キラキラ
梅木:具体的にツリーハウスというのはなんか定義みたいなものがあるんですか?
小林:定義はないんじゃないかと思います。ただ木の上にのっかている小屋!
梅木:それがツリーハウス?
小林:はい、そのピーターネルソンの書いた本には、子供の頃にアメリカだと田舎に暮らしていた経験が多く、大きな庭があってお父さんと一緒に庭に生えてるリンゴの木とかにブランコを作ったり、その延長でツリーハウスを作るっていうのは10人に6人くらいは、あぁ~俺もやったことあるよ、私も昔お母さんと作ったわと言う人多いそうなんです!ピーターの場合は中学生くらいの夏休みに一緒に作ろうと友達と約束をしてたんだけど、結局その年は両方の親が別のことを計画しててできなかったでそうですね。それから10年、20年経って大人になった時、ある日その友達から電話がかかってきて、あの時の約束をもう1回やろうということになったんです。それで木を探しながら、他にもそんなことをやろうと思っている連中がいるんだろうかと探してみたら割といるということで本にしたそうです。
    そいう僕もそうかもしれないですね!やっぱり子供から大人になる時に余計なものっていうんですか、今は逆に大事なものだと思うんですが、生きてく為に社会に入ると無くしていってしまう色んなもの、日本に住んでる僕らも秘密基地みたいなものを作ったり、竹やぶに何か持って行ったりとか、家から内緒でなんか持っててワクワク、ドキドキしたこととかあったりして。でも社会に出てそんなワクワク感も忘れていって、、、、。大人になって合理的な生き方をしていけば行くほど、何かやっぱりそういうワクワク感、ドキドキ感を思い出して、もう一度そんなものをやってみたいって思ったのが僕にとってのツリーハウスなんです!!
梅木:男性は好きですよね!基本的に秘密基地は!
小林:そうですね~。男の子の遊びだと思いますね!

 <ミュージックブレイク the beatles「she loves you」>
アップ次回に続きます!!ダウン

ひらめき電球2001.2/09 0A『土のソムリエ 挾土秀平(はさどしゅうへい)』メラメラ



澤田:今週は久々にビッグな人です。飛騨高山でセメントを塗る左官屋さんから、土壁を塗る左官屋さんに変身した方を紹介します。ものすごい情熱を持って土壁に挑んでいます。彼の名は挾土秀平!彼にたっぷりと土の魅力をお聞きします。




バスケインタビュー1)土には色があるんだよ!ぐぅぐぅ


澤田:左官の左に技師で左技師と呼ばれている挟土秀平さんにお話を聞きたいと思います。よろしくお願いします!
挟土:よろしくお願いします!
澤田:挟土さんこの左技師って何ですか?
挟土:左技師ってね左官技能師ってこと!それをひとつずつとんで読むと左技師になる。
澤田:通常だと左官とか左官業とか書きますよよね?
挟土:そうですね。まぁいわゆるリングネームだね。(笑)
澤田:リングネームですか?(笑)
挟土:そう、左技師秀平ってね!!
澤田:左技師秀平さんは、土壁でものすごく有名なんだけど、もともとセメントを塗る左官から始まったとお聞きしてるんですけど。
挟土:そうです。そもそも一番最初から土いじりではなかったんだよね。
澤田:何だったんですか?
挟土:一番最初はね、熊本で工業的なセメントを塗る左官だったの。それともうひとつは技能五輪オリンピックチャンピオンになることを夢みながら・・・・。
澤田:技能五輪のオリンピックチャンピオンなりたかったなんですか?
挟土:なれるんじゃないかなと。ちょっと夢にかけたっていうかね!
澤田:それでどうだったんですか?
挟土:なったんです!
澤田:チャンピオンになった?それがこの表彰状ですか?
挟土:そうですね。
澤田:うわ~ぁ。第21回技能五輪!すごいですね~労働大臣の認定表彰で!
挟土:この競技大会っていうのはヨーロッパ的っていうか石膏の装飾技術みたいなことをやるわけ。セメントってグレーでしょ!ところが純白ですごくカッコがイイわけ!バロックとかルネッサンスとか、あんなような方向に仕事が進展していくわけ。それでこれはおもしろいなってことで、競技大会と関係なしにもっとやりたいってことで。それで名古屋に親方を求めて行ったんですよ。
澤田:ほ~ぉ。
挟土:親方の元でやる気満々で行ったんだけども、仕事なんてちっともないわけ。こんなのダメだってことで一年で辞めちゃったの。じゃ~もうビルばっかでいいや~ということで今度は下請けの下請けのまた下請けのグループに入ったの。そこでセメントの世界にどっぷりつかったんですよ。それから高山に帰ってきてどっぷりその世界!いかに早く安くできるかだけだったね。
澤田:なるほどね~。
挟土:全然知らない職人をまとめて朝から晩までセメント塗りでね。
澤田:もともと秀平さんはそういう家に生まれたんですよね!
挟土:うん、後継ぎとしね!だからそういうふうにならなぁ~あかんと思って。金も儲けなぁ~あかん。もう鬼みたいにセメント塗って仕事してた(笑)。ところが俺と同じ世代で『土をやってる人間が日本の中にポツポツといる』。それがすごい豊かで斬新で新しい表現してるのに驚いたのね!
澤田:その土をやってるっていうのはどういうことなんですか?
挟土:そう、土といってもね、赤土もあれば白土もあれば黄色い土もあれば、もうピンクもあればオレンジもあるの。誰もがきずかないだけでホントはすごいキレイな土がいっぱいあるの!
澤田:今実は工房っていうか作業場に来てるんですけど、ここにいっぱいサンプルがあるんですよ。実験で作ってるものですかね?
挟土:そう実験とか施主さんにこういうイメージがどうっていうサンプルなの。
澤田:このサンプルの種類がものすごいんですけどね、すごくこの土の色がいんですよね~!
挟土:人工色なんて一滴も入ってないの!『まぁいわゆる地球の色ってこと!』地層の中にあった真っ赤な層ってこと。黄色い地肌っていうか粘土とかさ。そういう陶土ではないね、焼物にある土とはまたちょっと違うのかもしれない。とにかく鮮明な色でしょ?『これ神様の色なの!地球の色だから!』
澤田:そうですよね!

流れ星感想)ロケット


梅木:すごいですね!なんか当たり前なんですけど、土にはいろんな色があるっていうか!でも改めて言われると、黄色はあるは赤はあるは青はあるはって、えぇ?って感じですよね!
澤田:はい!『地球の色』、『神様の色』この表現がまた渋いよね!僕らなんか普段あまり気にしないような土をあんな風に表現するんですよ。やはり目の付け所が違うからね。ハっとさせられますよね!

ハチインタビュー2)土の豊かさに魅せられて!音譜


澤田:土に魅せられて土壁を始めたっていうのは、高山に戻ってきてそういう人が何人か日本にいるってことを知ってですか?
挟土:そう知って。なんか負けたような気がしたの。同じ世界でこんなに差があるかと思って!ちょっと愕然としたの。向こうがなんて豊かで人間味があるかってことがだんだんこうそういうふうに思えて引き寄せられていくっていうかね!でも全くわからないの、どうしていいか。まず最初の1、2年は土集めばっかり!
澤田:土集め!
挟土:だって技術とかノウハウとか何もないんだもん。セメントってのは水に濡れたら固まるでしょ!黙ってても固まるんだから。土ってのは乾燥して固まるだけ。そこにわらとか砂が入って、石灰が入ってだんだん強いものになるんだけど、だからもうそれがわからないから土集めるだけ!それでiいろんな人が来ると、俺の持ってる土キレイだろって(笑)。技がすごいだろとか俺の壁はすごいだろとかなんてところまでいってないわけね!
澤田:なるほど!
挟土:この土キレイだろ!いいだろって人に見せてそんなことが自慢だったの。何にもわからないから。それが少しずつ全国の人に広まって、ばかに喜んで土集めてるやつがいると、なんかかわいいと、でそういうふうになると熟年の職人がそんなに好きならちょっと教えてやろうかと。旅の職人が俺んとこ来るようになったの。一生懸命下地を作って準備して待ってたの。そしたらある日ぱっと日曜日に現れて、じゃあこういう仕上げの方法を教えてあげようと。材料は全部揃えてるわけ。もう知りたいことばっかりだから。もう細かい藁とか大きい藁とか全部揃えてるわけ、あの海藻の昆布とかね!のりになるからね。
澤田:海藻の昆布?
挟土:そう海藻昆布を煮つめるとのりになるの!
澤田:はぁ~!?それを土にまぜるんですか?
挟土:そう土に混ぜたり、目の前で配合してくれるわけ。これとこれをこんな感じで混ぜ合わせたから触ってみなって。百聞は一見にしかずで見れるわけ!ちっちゃな枠の中で。それがどれほど嬉しかったことか。自分がとってきた土が何年もかかってそういう人が現れてある日ちゃんとした壁になってくれる!もう夜ノートに一生懸命書いて、そしてまた次に彼が訪れるまで必死に練習してた。同じこと繰り返し繰り返し。でそういう基本的なこと自分はどんどんマスターしていくわけ。そこから応用やなぁ~!
澤田:さすが職人ですね!
挟土:じゃあこうしたらこういうことができるんじゃないかってね!どんどんどんどん進化してアート的になってくるわけ。

秀平作品

アップ 感想)ガーン


澤田:っということで、なんかねね、ホントに土いじりの子供みたいに!この人はねホントに土が好きなんですよ!
梅木:(笑)伝わってきますね~!
澤田:多分その教えて頂いた職人さんもコイツのためだったらしょうがない教えてやろ~って感じなんでしょうね(笑)
梅木:あ~そんな感じしますね!有名な方なんですよね?挟土さんってもう。
澤田:うん。この世界ではもう挟土さんは有名な方ですね。多分全国でも4、5人の中の一人ですね!活躍してますよ!

梅木:でもそんな挟土さんも最初は全く知らなかったというふうにおっしゃってるのがすごく好感が持てるんですけどね~。
澤田:やっぱりいちから自分でやってきたんだっていうことが今の自信に繋がってるんでしょうね!

台風インタビュー3)土は呼吸するんだよ!晴れ


澤田:初めて作った作品は何ですか?
挟土:一番最初はね土蔵。土蔵の復元をしたの。
澤田:高山市内のですか?
挟土:高山市内の県指定の文化財。うまくチャンスが巡ってきたの!そこでもう大赤字を超えて死ぬほど一生懸命やったの。そしたらそれがあんまりキレイだってことで人が集まってだんだん話題になって、じゃあ次はあいつにこれやらせようかって。
澤田:それで広まったわけですね?
挟土:そう。すごくゆっくり。今はねけっこうおもしろいじゃないか、本物なんだねって気づいてくれるけどね。
澤田:さっき言ってた土にいろいろ混ぜるものって言うんですか、基本的にどんなものを混ぜていくんですか?
挟土:土をとってきて、根っことか砂利を除いて、その部分に新たに砂と藁をまぜて。あるいは石灰を混ぜて。海藻昆布も、麻もそう。そういうのが微妙な配合で寝かせて発酵させるの。
澤田:土壁っていうのはやっぱり奥が深いですね。昔からある日本の技術なわけでしょ?
挟土:うん。深いよ。だって土も生きてる。まぁ当然木も生きてるけど、土はねもっと動くしね。それはね、木の動きに比べて田んぼだって稲刈りがすんだらびしびしとヒビ割れるでしょ。あのくらい日が経つと動くんだから。やっぱり奥深いよね。俺はセメントの世界とコンクリートの世界にいたでしょ。コンクリートって200年もたないけど、土蔵って200年~250年前の物でも今も建ってるもんね。
澤田:そうですよね!
挟土:ということは、鉄よりコンクリートより強い!弱いものの方が強い!カッコイイね!
澤田:カッコイイですね!
挟土:弱いものがみんなで手を握ると、鉄よりセメントより強くなる!
澤田:やっぱり昔の土蔵なんかもそういう海の海藻昆布みたいないろんなものをブレンドしてあんな強度のあるものになるるわけですね!真っ白な壁とかすごいですよね。
挟土:呼吸してるから長持ちしてるってことは言えるね!
澤田:土は呼吸してると!?
挟土:吸ったりはいたりしてるからやさしく長持ちする。湿度がある時にどんどんどんどん湿度を吸ってくれるでしょ。春、土壁がどんどんどんどん吸って湿気とかがないわけ。で今度は乾燥してくると、吸った水分をゆっくり吐いてくる。そうすると湿度も常に一定になる。だから土蔵の中ってもつんだよね。高山の屋台でもさ、土蔵の中に入れてると漆が傷まないとかね!
澤田:すごいですね!
挟土:うん、だからすごいんですよやっぱり自然って!

ねこへび 感想)流れ星


梅木:いや~すごく感動してます。私ね個人的にネイティブの本とか好きなんですよ。そこにネイティブの方々が言ってる教訓みたいなのがあるんですが、なんかね挟土さんの話を聞いてると、ネイティブの長老の話を聞いてるような(笑)
澤田:土の詩人だよね、次から次へと土の言葉がでてくる!(笑)弱いものはホントは強いんだと。弱いものが集まって手を繋ぐと強いと思ってるものより強くなると!すごいですね~!
梅木:格言ですよね!

メラメラインタビュー4)E.YAZAWAのバックを塗りたい!わんわん

澤田:じゃあ最後にですね、秀平さんの土壁を塗るプロとして今後の夢ですね、こういう仕事もしたいとか色々あるじゃないですか?そのへんちょっと聞かせてもらえないですか?
挟土:夢はね~無限大にあるかな!でも矢沢かな!?
澤田:矢沢さんですか?秀平さんの大好きな矢沢永吉さんの話ですよね!
挟土:矢沢さんのバックを塗りたいかな!
澤田:それは矢沢さんのコンサートのステージってことですか?
挟土:う~ん。いやプロモーションビデオの方がいいかな!
澤田:そういうプロモーションの中のひとつの材料としてね!
挟土:矢沢さんが泥壁をぶち破って出てくるような!
澤田:すごい夢ですね。是非、実現できるといいですね。今までもそうだったんですけど、全国、津々浦々、北海道から東京、大阪、九州まで。全国どこでもいくんですよね!
挟土:もうこうなったら!おれの土を買ってくれるんであればどこでも行くよ!ドキドキしながら(笑)
澤田:ラジオ聞いてる人で土壁に興味があってね連絡とりたい方は連絡ください。ドキドキしてる秀平さんのことをお教えしますので!(笑)
挟土:でもほんとにドキドキして自信ないんですよ。恐い!(笑)

<ミュージックブレイク 矢沢永吉『チャイナタウン』>

爆弾感想)爆弾

梅木:いいですね~えいちゃん!
澤田:うん。いや~サンキューベイビーですね(笑)夢がありますね、やっぱりね!
梅木:あの地球が立ち上がるっていうのは、なるほどなと思いますよね!
澤田:もうネイティブの人じゃないですかこの人は(笑)。根っからの地球人ですよね!
梅木:なんかこういう職業というか、土とかに関わってると逆にそういうところから教えられるものって多いのかもしれないですね!
澤田:そうかもしれないですね!あとね~土壁の額縁!ほしい!!これはね是非とも秀平さんに作ってほしいです。れはね全国に紹介したらみんなほしいって言いますよ!
梅木:ほしいですよね!
澤田:こんな素晴らしいサンプルがねホントにあるのかなって思うくらいの色でしたね!
梅木:へ~ぇ。
澤田:ということで今日は挟土秀平さんを紹介しました。どうでしたか?
梅木:いや~なんかホントに土に触りたくなりましたね!
澤田:土の魅力を十分に聞かせてもらいましたね!
梅木:ただでさえ子供なんか泥んこ遊び好きじゃないですか!でも実は大人も好きだったりしますよね。
澤田:そうなんですよね~!
梅木:なんか究極の泥遊び!遊びなんて言ったら失礼ですけど、そんな気がしましたね!
澤田:のめりこんじゃいますよね!秀平さんは、シンプルに土との対話をしてるんですね。プロ意識も当然あるんだろうけど、子供のように土を素直に見つめている!そこから出てくる言葉っていうのが、土には色があって土は生きてるんだと、土は動くと、これは僕らにしてみるとものすごく新鮮ですね。土っていうのはアスファルトの下にあってそんな綺麗な色なんて見えないじゃないですか。でも。そうじゃないんですよね!
梅木:な都会でいう土って汚いものの代表みたいなところありますもんね。
澤田:残土みたいなね。いらないものみたいにね!山といっても山肌のある部分しか見てないのかもしれない。でも実は僕が見たようなピンクや黄色やブルー、そんなのが自己主張して山の中にいっぱいあるわけですね!
梅木:ホントにそんな色なんですか?
澤田:いや~もうホントに美しい!信じらんないくらいです。最後に挟土さんの言葉を紹介します。『土には色がある』『土は生きてるんだと』いうことをみなさんに伝えたいと思います。