キラキラ2002.4/20 OA 『ガラスに魅せられて』原田マコト(1)飛行機

梅木:ガラス細工って言うと男性より女性の方が好きだと思うんですけど澤田さんはいかがですか?
澤田:私は好きですよ。不思議な魅力がありますよね。
梅木:作ったことありますか?
澤田:残念ながらないんですね。
梅木:そうですか~。今日はガラス職人の原田マコトさんにお話を伺っています。

クラッカー インタビュー1)僕にとってガラスは水のイメージ♪ラーメン
江戸切り子

梅木:まず原田さんがガラスに興味を持ったきっかけって言うのを教えて頂きたいんですけど。
原田:え~興味を持ったきっかけ・・・子供の頃からけっこうガラス物は好きでしたね~。百貨店行ったり雑貨店に行ってガラスがあると必ず見に行く!光物が好きでしたね。カラスみたいですけどね(笑)宝石とかも見るの好きだったりして。
梅木:もともとどちらかの学校でガラスの勉強されていたっていう訳ではないんですか?
原田:そういうのは全然ないですねよ。僕にとってのガラスって子供の頃から水のイメージなんじゃないかなって思ってるんです。
梅木:はぁ~水ですか!?
原田:そう、水ですね。ジャージャー流れたりジャブジャブ流れる水です!子供の頃は埼玉の山寄りで狭山とか飯能とかその辺に住んでましたので、夏休みもほぼ毎日20キロくらい自転車で走って川に行って潜ったりしたんですよ。その時の水の中にいる時の光とか物の揺らめきの感じ。それがなんとなくガラスにかぶってるんじゃないかなって感じはしますね。
梅木:じゃあ~原田さんのガラスの原点は水なんですね。
田:そうですね~。なんかわかんないけど水とガラスのイメージが混ざり合ってて好きなんです。
梅木:もともと違うお仕事されていて、今はガラス職人なんですが、前職を辞めるのはかなり勇気いるじゃないですか?
原田:そうですね~やっぱりそれまで自分がやってきた生活、仕事を投げ出すっていうのは、なんか自分の今までの価値観っていうかそういうのを壊す作業ではありましたね。
梅木:やっぱりサラリーマンからいきなり見習いともなると給料もダウンしちゃったりするわけでしょ?
原田:まぁ若干はそうですね。でも今いるところは割合その辺は社長にも可愛がってもらってるので暮らせていけてますけどね~。やっぱり最初はどうなんだろ~手取りで10万円ちょっとだろうかとか(笑)かなりの覚悟はいりましたね~!
梅木:全く職人の世界だったりするわけですよね?
原田:そうです。最初は丁稚(でっち)だと思ってましたからね!ホントにどういう感じかわからないですからね。ただ丁度こういう御時世で若い人はキツイ仕事をやりたがらないし、たまたま人手が足りなかったっていう時期もあってすぐにガラスいじらせてもらえたんですよ。
梅木:そういう意味ではタイミングは良かったんですね?原田さんがガラス職人になったのはおいくつですか?
原田:今34才ですから31才の時ですね。
梅木:それはガラス職人として早いんですか、遅いんですか?
原田:めちゃくちゃ遅いですね!画期的な遅さですね(笑)。今の50~60歳の職人っていうのはだいたい中学校卒業、いや早い人で小学校卒業で来てますからね。今は早くて15歳くらいから。美大とかガラスの専門学校を出てる人は20歳~23歳でこういった現場に来ていますね。遅くても20歳半ばくらいじゃないですかね~。ホントに僕は驚くべき遅さだと思います。

流れ星 インタビュー2)職人と美大生は違う!?波
梅木:職人さんの世界と美大を出た方ではガラス作りが違うんですか?
原田:まるっきり違うものという感じで捉えられています。職人っていうのはさっきも話ましたけど、10代半ば、それこそ明治、大正時代は人身売買のような形で親が保証金もらって身売りされてくるということが平気であったわけです。20歳までは無休でお給料ももらえないで働かせられるという世界があったみたいですね。
梅木:かたや美大の方はどういう感じですか?
原田:そうですね、まずはだいたい高校を出てから大学もしくは専門学校という形ですけど。例えば東京ですと多摩美とかですね。地方にもいくつか大学はあります。東京ではガラスの専門学校も2校ありますね。
梅木:それは職人養成みたいなところですか?
原田:そういう形ではなくて美術の高等教育ですね。ですからガラスの歴史からデッサンみたいなのもやるし、あとは僕らがやっているような吹きガラス。中に空気を入れていって鉄のサオの先にガラスをつけてっていうこと以外にも、ガラスを冷えた形で切ったり貼ったり、ステンドグラスみたいな物とか、そういう物から全部ひっくるめた教育ですね。学費は専門学校2年で300万くらいとか。ですからなかなかガラスをやりたいと思っても元々お金がない若い人はそっちに行くのは難しいということもありますね。
梅木:じゃ~あかたや工業系、かたや芸術系みたいな感じですか?
原田:もう完全にそういう風に区分けされてしまってる雰囲気はありますね。ただ一旦職人をやってからもっと上に行きたいとか、僕みたいにサラリーマンからやりたいとかいう人はお金を貯めて、ガラスの専門学校みたいなところに行くっていう人もいます。
梅木:なるほどね~!
原田:一般的には完全にそうですね~まぁ美術系って言いましたけど、これはスタジオグラスって言いますけど個人工房みたいなそういう系統と、工場系というか職人系というかそのふたつに分かれちゃってるっていうのが今の現状ですね。
梅木:現在の原田さんはどちらなんですか?
原田:もう僕はバリバリの職人系でしょうね~。(笑)

<ミュージックブレイク ビリージョエル『ガラスのニューヨーク』>

アップ次回に続く!(o^-')b
ドクロ2004・2・29OA 『ノコギリの正しい演奏方法!?』ソーヤー谷村(2)流れ星

カラオケ感想1)不思議な音の正体ベル

澤田:谷村さんのお話を聞いてもらいました。ジャパンミュージカルソウクラブっていうのがあるんですね!
安田;ソウっていうのはノコギリ?
澤田:ノコギリのことです!このクラブの会長をやりながら演奏活動をしているそうなんです。インタビューにもあったように、始めるきっかけは音色がとっても気に入ったというのと譜面がよめなくても始められるというのが一番だったそうです。
安田:え~じゃあホントに自分の勘で音をつかんで覚えるということですよね?
澤田:そういうことですよね!自分の耳と手で覚えるっていうかね!だってあれはハッキリ言って譜面なんて書けないでしょ(笑)だってさぁ~譜面にした時にノコギリの譜面ってないよね(笑)ノコギリをここで曲げてとかね!難しいよ~!
安田:そうですよね~(笑)
澤田:やっぱり独自に耳と腕で覚えるっていう形だと思うんですね!使っているノコギリが日本製じゃないんですよね!
安田:写真でみるとノコギリがすごく大きいですね!
澤田:ほとんどアメリカ製。どんな物かっていうと手で持つ杖の部分がちょっと太くて、先っちょにいくと細くなっていくんですよ。外国のキコリがよく使っているようなノコギリ。これをどういう風に演奏するかというと、細い方を左手に持って、杖の部分の太い方をイスに座って両足の股のところに挟むんですよ。それで右手で弓を持つ。それでノコギリの後ろの部分でギザギザじゃなくて平な部分に当てると音がウニョニョニョニョ~ンと出るわけですよ!
安田:へぇ~~~~!
澤田:それでこの左手の方でノコギリの細い部分持ってるでしょ。これを曲げるんですね。ウニュンウニュンって。そうすると音が高くなったりするの。
安田:ビブラートとかもそれで?
澤田:そうそう。ビヨヨヨ~ンとかね♪これはねなかなか難しいなと思いましたよ!
安田:そうですね~。
澤田:通常はバイオリンの弓とかで弾くんですけど、谷村さんの場合は釣り糸なんです。ほそ~い釣り糸を380本も束ねてアクリルのオリジナルの弓を作ってるんですよ!
安田:え~ぇ。そうなんだ。じゃあそれは発見したんですね谷村さんがきっと。
澤田:だと思います。色々研究したんじゃないかな~。だって11年もやってるんですよ!
   そんなように音を出してるんですけど、僕が見た時にはノコギリの種類が4種類。
   形状は同じなんですけど大きさが全く違うんですよ!ほとんどが手元が太くて、   
   先っちょは細いと。まぁ楽器というよりはノコギリですからね。全て市販されてる   
   ので、4500円くらいからあるということです。
             
<ミュージックブレイク 一青拗「suny sidi up」>

オバケ 感想2)ノコギリ演奏の歴史ショック!

澤田:では、この『ノコギリの演奏』は一体誰が始めたのか・・・とっても気になるので調べてみました。起源はですね~諸説あるというところで正確なところはちょっとわからないということなんですね。その中で一番有力だと思われる説が南米のある部族が労働のひとつの楽しみとして伴奏として打ち鳴らしたのがきっかけらしいんですね!ノコギリを叩いて音を出したっていうのがきっかけみたいです。
安田:じゃあもっと最初は激しい音だったということですね。
澤田:そうかもね!金属だから音がしなすよね。1850年頃だそうですけども、それを見たドイツの行商人が帰国した際に『歌うノコギリ』として製造販売したということです。そうしたらたちまちヨーロッパとアメリカ全土に普及したというのが有力説らしいんですよ。結構古いですよね!
安田:そうですね~。歴史があるわりに日本ではあまり知られてないですね~。
澤田:その後、20世紀になってアメリカではサーカスとか色んなバラエティーショーで盛んに使われるようになったということです。それで1920年代には寄せ芸人によって人気はピークになったそうです!1928年にはクライバーという演奏者がベルリンの国立歌劇管弦楽団と共演したということなんですよ。
安田:すごい寄せ芸人が~!
澤田:といことはどういうことかというと、楽器としてしっかりと認められているということですよね!
安田:そうですよね!最初はお笑いだったのに~!すご~い!
澤田:すごいよね!ノコギリがちゃんとした楽器と認められて管弦楽団を演奏したんですから!
安田:なんかドラマですよね!
澤田:うん。それでその奏法がだんだん発達していってカントリーの分野にまで広がっていろんな演奏に使用されたそうです。アメリカでは有名な音楽があるそうです。この演奏会には谷村さんも何回か招待されて演奏したらしいんですよ。絶賛らしいですよ、向こうでは!
安田:ホントですか~。聞いてみるとすごい和の世界みたいな感じもするんすが出所は南米だったりするんですね。そして世界で演奏されだして!
澤田:国境なしってやつですね!産地は違えどもですね、用途は同じですから、ノコギリ木を切るためのもの。木を切る為のものが世界で音を出す。
安田:はい。
澤田:ホントに欧米では音楽祭があるくらい楽器として認められてるんですけども、日本ではまだまだ遅れてるっていう風に谷村さんが言ってるんですね!なんとか普及させたいと谷村さんは色んな活動をいます。谷村さんは第一人者で有名な方で、テレビ、ラジオに出演してます。アニメではゲゲゲのきたろうの挿入歌!曲の中に入ってるビヨヨヨーンってな音ですよ!
安田:想像すると寒くなってきた!フヤヤヤ~ンってやつですよね!
澤田:例えばリスナーの方で是非のこぎり演奏をやってみた~い!あるいは谷村さんに来てもらって演奏会を開いてほしいとか要望があれば、こちらまでお知らせ下さい。
安田:これ忘年会とか新年会とかで人気者ですよね~(笑)
澤田:そうそうそう!かくし芸(笑)。もし自分の家で眠っているアメリカ製ノコギリがあればちょっとトライください!ソイヤー谷村さんのところにご連絡をとるとセットで売ってくれるらしいですよ。今日はノコギリの楽しい使用方法でした。
虹2004.2/29 OA 『ノコギリの正しい演奏方法!?』ソーヤー谷村(1)バスケ

澤田:めったに使わないと思うんですが、今日は『ノコギリ』の新しい使い方を紹介したいと思います。(笑)のこぎり演奏家のソーヤー谷村さんを紹介しましょう。

<オープニングミュージック ソーヤー谷村『ハナ』>
ソーヤー谷村

澤田:今お聞きして頂いたのは『ハナ』という曲で谷村さんがノコギリで弾いた音なんです!
安田:なんか普通の楽器では出せない妙~な音ですね!なんか電子音みたいに作られた感じですよね。
澤田:コンピューターの音みたいですね!人によっては口笛みたいとか、風の音みたいとか言う人がいるんですけど。
安田:そうですね!なんか涼しくなるような音♪お墓で聞いたら逃げたくなっちゃうような~(笑)
澤田:ノコギリっていうのは家庭では工具箱の中にありますよね。トンカチそしてノコギリ、ペンチこの三つは必ずみんなさん持っていると思うんですが!
安田:そうですね~。
澤田:ただめったにノコギリ使わないと思うんです!よほど日曜大工をしていれば別ですけどね。
安田:あとは夏休みの宿題かな!(笑)
澤田:カッターナイフくらいは使うだろうけどノコギリはなかなか使わないと思うんですけどね。
安田:そうですね、そんなめったに大作は作らないですよね!
澤田:今聞いてもらった演奏はですね、都内のビルでロビーコンサートをしていたんです!ノコギリのコンサートっていのは一体何かな~と思いまして出かけてきました。ホントに不思議な空間でした。
澤田:プロの『ノコギリ演奏家』として活動されているソーヤー谷村さんですが、いろんなところで活躍しています。テレビやラジオ、いくつかのCDの中に音を収めてたり!ソーヤー谷村さんこと谷村カズオさんにお話を聞きました。

走る人 インタビュー1)なんで『ノコギリ』なの!?(ロビーコンサート会場にて)口紅

澤田:あの~これ普通の『ノコギリ』ですよね?谷村さんってどうしてノコギリでこうい  
   う音楽始めたんですか?
谷村:ハハハハッ~いや~始めたきっかけは楽譜がよめないから!(笑)
澤田:はぁ~?楽譜が読めないから??
谷村:そう、楽譜がよめなくても、曲げ方しだいでどんな音でも出るから。だから始めたんだね。まぁ~大きな原因は楽譜がよめないことと、それから音色がとにかくキレイなことかな。
澤田:でもノコギリって普通は音楽とは無縁なものですよね?楽器としてノコギリを使うきっかけはなんだったんですか?
谷村:そうですね~演奏始めて11年なんですけど、その2、3年前にテレビでアマチュアの人がのこぎり演奏をやってるのを見て、あぁ~音色がキレイだな~ということでね、、、、。しばらくしてから新聞で仲間を募集みたいな覧があって、その人がのこぎり演奏をするということでね、じゃあ仲間に入ろうかなということでそれで加わって翌日に製品を買ったんです。毎日毎日ひとりで練習してたらだんだん弾けるようになったってことですかね!
澤田:すごいですね!因みにノコギリってどれくらいの種類持っていらっしゃるんですか?
谷村:種類は4種類くらいですかね!
澤田:やっぱり音色の良い適正なのこぎりとかあるんですか?
谷村:そりゃ~もうありますよ!
澤田:これは全部日本製ですか?
谷村:いや~日本製ってのはひとつもないです!だいたい日本ではこういう三角形の木こりが持っているようなノコギリは使いませんのでね、だんだん先が細くなってだんだん根元にくるにしたがって太くなりますよね!細い方がだんだん低音になるんですけども、ノコギリは片伴になってますので背の方で演奏するんですよ!刃の方でやると弓の糸がバラバラ~と切れてしまいますから。(笑)
澤田:弓もあるんですか~それは何でできてるんですか?
谷村:弓はね、普通はバイオリンの弓でやってますけど、私は釣り糸を束ねたものです。英語でいうとフィッシングラインですね。釣り糸を380本も束ねてバイオリンの弓と同じ働きにしてますね。これはバイオリンの弓よりもいい音がいいんですよ!
澤田:不思議な音でしたけどね~。実におもしろい音ですよね~!
谷村:えぇ。やりだすとハマってしまう楽器ですけども。まぁちゃんと正確に音が出るまでには何年もかかるんですけどね。
澤田:普段はどんな活動をされてるんですか?
谷村:普段ですねぇ~色々なイベント会場に呼ばれたり、それから市町村の音楽会に呼ばれたりですね。あとこの東京都認定のヘブンアーティストの活動でやってますよ。もうプロとしてやってますからね!
澤田:じゃあ全国のいろんなところに演奏旅行に行くんですね?
谷村:そうですね。まぁ関東が一番多いんですけど。でも12月は新潟とかそれから鹿児島、熊本も行きます。

にひひ インタビュー2)これからの夢は!?ハロウィン

澤田:今後どんなような活動をされるのか、また夢があればお聞かせ下さい。
谷村:まだまだ日本では知られてない楽器ですけどね、ヨーロッパや特にアメリカでは認知されている楽器なので、もっと日本で幅広く広めたいっていうのと、例えば全国の中高校生の学校に行って、楽しい演奏会をしたいと思いますね。今でも少しずつは呼ばれているんですけどね。
澤田:ちなみにこういう風に演奏されている方は日本には何人くらいいらっしゃるんですか?
谷村:国内での規模はよくわかりませんけども、私が会を持ってますのでね、私の生徒は約20名います。それからインターネットを通じてですが、ノコギリの楽器を欲しいという方に送っているのは既に40~50名おりますね。
澤田:へ~ぇ。すごいですね!
谷村:ちゃんと弾けるという人に限れば10人とかそんなもんだと思いますけどね。
澤田:演奏家としては以外に少ないですね。ではこれからも色んな人達に『のこぎり演奏』の音色の素晴らしさを知らせて行って下さい。頑張ってください。

アップ次回に続きます(^ε^)