こんにちは。
MS部富田です。
今回は過去に読んできた小説の中から、私の好きな本を紹介したいと思います。
浅田次郎さんの『蒼穹の昴』(全4巻)です。
清朝末期(映画・ラストエンペラーの時代の直前)の中国を舞台に、地方豪族の次男とその友人で貧しい農家の子を主人公にした物語です。
前半は、この二人が、一方は科挙(現代の日本に例えると国家試験のようなもの)に挑んで高級官僚に登りつめ、他方が宦官(神に仕える奴隷)に身を投じて、それぞれがその世界の中で出世していくサクセス・ストーリー。
後半は腐敗した清朝を立て直そうと、お互いに対立しながらも政変に巻き込まれていくというスケールの大きな小説です。
と書くと難しく感じると思いますし、実際、単語だけでも中国語よみと日本語よみが混在し、さらに、独特の言葉使いも相まって読むのに苦労しましたが、ストーリーにも登場人物にも引き込まれ、一気に4巻読破しました。
その続編である『中原の虹』(全4巻)もオススメ。
こちらは、主人公である馬賊の頭目が中国統一を目指す話ですが、この人物がすご~く魅力的で引き込まれます。
また、最近読んだ小説の中でよかったのは、百田 尚樹さんの『永遠のゼロ』。
書店で平積みされている話題の書籍なので、読んだ方も多いのでは?
現代に生きる姉弟が、第二次世界大戦で特攻隊員として戦死した祖父の足跡をたどる物語です。
途中、読み進めるのが辛くなる事もしばしばありましたが、感動のラストは鳥肌モノです。
皆さんもぜひ、読んでみてください!!
次は営業部の矢吹さんです。
お楽しみに♪