障害コンペも終わり、嫁は馬場レッスン、私はフリーというパターンか、揃って障害レッスンというパターンになる。
フリーはインディー2回とロビンで、障害はマナちゃん。インディー・ロビンは特に変わったこともなく、いつもの通りである。ロビンは相変わらず乗りづらいのだが、日曜日にインディーに乗っていた時に隣の馬場で私よりはご年配の男性が若干2ポイント風の乗り方でガンガン動かしておられるのを見て、基本は前へ出すことだと反省してはいるが、まだ昨年の落馬を引きずって若干ビビッている。といいつつもD輔クンにはちゃんと乗れとか左手前の輪のりをよくやっておけとかえらそうなことを言ってはいるが。インディーもいつも通りで、ゆっくりとしたペースの正反撞で肩内や斜め横足をプラプラやらしている。輪乗りではきちんと馬銜を受けないが、肩内なら大人しくしている。扶助は効きやすいのだが、前後の体の固さと馬銜を受けさせづらく、なかなか難しい馬である。
障害のマナ嬢は徐々に落ち着いてきた感じで、じんわりと脚を使ってやれば大人しく前へ出るし、ちょっとつっかかるところが出てもグッと拳を握って大人しくなれば譲ってやるの繰り返しで慌てないようになってきた。パンと脚を使うとパッと出てくれるのでこれはこれで障害前などで使えるのはよい。ただしまだまだ自分で踏切を合わせにいってくれるところまではいっていないので、いい飛越をさせようと思うと障害前のコントロールが重要になる。もっともレッスン程度の高さであれば問題はないのだが。
さて、6月29日は前回雨で流れたリベンジコンペである。スタッフ及び参加者のお祈りが通じたのか梅雨のさなかにもかかわらず天気は上々。少し日が照り過ぎていて女性陣にとってはお肌が気になるぐらいである。
申し込んだのはカドリール、元馬場競技馬レッスンと調馬索だったが、時間があったので参加自由の障害ポイントレッスンを聞きに行く。障害競技部の練習馬場に100cmぐらいの経路が組んであった。そこでN海氏が経路の説明をしてくれた。簡単に言ってしまえば下見のやり方である。下見で重要なのは要するにどのようにすれば減点を防げるかである。次にタイムレースであればいかにしてタイムを縮めるかである。減点は拒止・逃避と落下に区別され、前者ではコース取りが、後者ではペースと踏切が重要になってくる。そしてそれは各騎乗馬によって全く変わってくる。馬術部時代に教わったのは三角点という考え方で、基本的には障害を底辺とした二等辺三角形の頂点が三角点になり、障害から三角点の距離は踏切の二~三歩前としていた。この三角点に馬が手の内に入った状態でもってくることが減点を防ぐということになる。また、直線上の連続した障害であれば、自分の馬の完歩では何完歩でいけばいい踏切位置に導けるかを考えなければならない。もしも合わなければ伸ばすか、詰めるかをしなければならないのである。それに加えて、その連続した障害がどのような障害か、オクサーか垂直かなども考えなければならない。踏切位置や着地位置が変わってくるからだ。例えば難しい例としては、一つ目が水濠で次が垂直障害の場合で、水濠では幅を飛ぶため馬体が伸びてしまうため、そのままの姿勢で向かうと垂直障害を落下してしまう。従って、水濠を飛び終えたら素早く馬体を起こして垂直障害を飛べる体勢にしてやらなければならない。コースデザイナーは必ずこのような罠をしかけており、たまたま見ていたロンドンオリンピックの団体のコースでも、トリプル(三連続)障害の最後の障害がかなり幅の広いオクサーで、その次が垂直障害になっており、かなりの人馬がここで落下させていた。もっともこのようなことは100cmぐらいのレベル以上で勝負をするときに考えることなのだが、かといって低い障害でも関係ないことはない。例えばチャッピーはあまり障害に肢をあてることは気にしないので、タイムレースだからとそのままぶっとばしていくと、低い障害であっても落下させてしまう。これを防ぐためには脚をきちんと使うことと、馬銜とのコンタクトを保っておくことが大切である。また、タイムを稼ぐためには時には障害のどのあたり(左右)を飛ぶのか、どの方向に飛ぶのか、着地の時点でどちらの手前でおろすのかということも考えている。着地で右手前で降ろしてすぐに右回転をさせようと思えば、踏み切ったら空中で右回転するつもりで自分がすこし右に向いて右の馬銜をかけてやればよい。まあ、わたしの大人げない走行には他にもいろいろあるのだが、それは企業秘密ということで。しかしながら、基本はどんな障害でも三角点にきちんと馬をもっていくということなので、まずはそこからだ。もちろん、前提条件としては座れていることである。これは障害姿勢でも同じで、拳、両脚、体重移動での扶助ができないと座れているとは言えない。
さて、カドリールの時間となった。私はマナちゃんで、グループは嫁がBFじいちゃんと自馬のビィちゃんのオーナーのTッチーさんがリンタロー、まだジュニアかなといった女の子がおチャッピーである。イカメシチーフの号令でスタート。
マナちゃんに馬場姿勢で乗るのは初めてだが、反撞も少なく、小さい割には歩幅が広いので意外と心地良い。チーフからマナは早くなりがちなので押さえ加減でということで後ろを見ながらできるだけゆっくりと進める。まずは、いつもの部班のような形でスタートし、徐々に2頭ずつのパターンを入れていく。中央線から展開、合流、中央線で左右に順次・各個巻乗り、斜め手前変換での中央線交差などを行った。前の三人は問題なくこなせるメンツであったし、女の子もきちんとおチャッピーを動かせていたので、かなりきれいにできていたのではないだろうか。左右に展開した時は横を見て前の馬よりも前へ出ないようにしていくと中央線合流がきれいにいく。かつて大学馬術部の50周年記念のときに女子部員による8騎のカドリールを計画してうちの嫁もメンバーに入って練習をかさねたのだが、中央線合流の時に馬同士がけんかを始めて危険な状況に陥ったため残念ながら男性まじりの最上級生によるカドリールになってしまったことがあった。また、ドイツの乗馬用品の見本市に行ったときに見たホースショーでは、セントジョージクラスの馬10騎によるカドリールをみたことがある。伸長速歩やハーフパス、また3歩毎の踏歩変換をしながら斜め手前で交差していくのは圧巻の一言だった。
続いてはかつての名馬場馬に乗れるレッスンである。プリンス、ヴァ・ベーネともに現在は乗馬教室でのんびりやっているが、久々にいろんなことをやらされることになった。しばらく他の人の騎乗を見学していると、特にヴァ・ベーネは駆歩で坐骨に反応して直線でも少し体が浮いてバランスがくずれると手前を変えていた。かつてはかなり重い馬だったと聞いていたが、久々にガンガン乗られたからなのかどんどん前へ出ていた。
さて、順番になり嫁がプリンス、私がヴァ・ベーネに騎乗する。T口クンの号令で常歩・速歩で騎手がある程度感覚をつかめたところで自由にさせてくれた。なにしろセントジョージを回れる馬に乗ったのはおそらくはORAにいたホースメンウェーブ以来ほぼ30年ぶりで、ロビンやフラ吉で踏変を試みたりはしていたがハーフパスなどはできたこともなかった。半巻きで速歩のハーフパスを試みるがやはり座れていないのでうまくはできない。駆歩のハーフパスなら得意な方の手前であればなんとかといったところである。最後の方に3歩毎の踏変をやってみたが人間の方の姿勢の入替えができず、断念。でも、こういった扶助をきちんと理解している馬に乗るのはなかなか楽しかったと同時に自らの特に座りの悪さを実感した。私のあとはTッチーさんがヴァ・ベーネをまたまたガンガン乗っておられて、24歳のおじいちゃん汗だくである。Tッチーさんも歩毎踏変を試みたように見えたが…
このあとは調馬索をエントリーしていたが、もうフラフラだったのでD輔クンにご辞退させていただく旨お伝えをした。
あとは皆さんで寄ってたかって手入れを行い、その後の懇親会で楽しいひと時を過ごさせていただいた。次は秋のコンペシリーズでまずは馬場である。T賀井氏がオリジナルの経路を作るということで楽しみだ。
ということで、6月は終了。
**数少ない当ブログの読者の皆様、アップが大変遅くなり申し訳ありません。7月はひょっとしたらすっとばしてしまうかもしれませんが、ご容赦を。
