
まず、田中角栄氏についてのパネラーとゲストの評価は、名総理が7名、迷総理が4名であった。政治家として豪腕であった事は認めざるを得ないし、力量はあったと思うが、個人的には余り好きではない。人たらしという事を聞いているので、もし個人的に会う事があったなら、わしもファンになったかもしれないが、この人には理性を感じないのだ。感性だけで総理大臣にまで上り詰めるというのは、大した器量ではあるが、国益に適うとは限らない。

日本列島改造論は、当時話題を呼んだし、世間からは好意を持って受け入れられた。ただ、それが正しかったかどうかは微妙である。新幹線も高速道路も、まずは自身の地元である新潟と東京を結ぶものであったし、土建屋だけが儲かる政策では片手落ちであろう。彼の政策で景気は良くなったかもしれないが、日本が本来持っている豊かな創造性や科学技術に立脚した産業の隆盛には結びつかない様な気がする。また、この人が好きになれないのは、日中国交正常化で支那に譲歩してしまった事もあるのかもしれない。

次に小泉純一郎についてのパネラーとゲストの評価は、名総理が5名、迷総理が6名であった。わしは、この男が大嫌いである。会えばいい人なんだろうが、言ってる事が滅茶苦茶で一国の宰相の器ではない。誰かが言っていたが、思いつきで行動する典型の人に思える。民間でも出来る公務員の業務を民間に移譲するという発想は良いのだが、郵政民営化は中途半端であったし、肝心の公務員改革は全く手を付けなかった。最近では脱原発に凝り固まっている様だが、彼に科学的知識が有るとは思えず、また思いつきなんだろうなとため息が出る。

つづく


